和製コルドバが追いかける、赤き血のイレブン達。

浦和レッズと読了書籍についてマイペースに。

【試合レビュー】「まずフォーカスすべきは失点までのところ」リーグ戦第4節*湘南ベルマーレ戦(△4-4)

スタメン・サブ_湘南ベルマーレ戦

 

2024明治安田J1リーグ第4節:湘南ベルマーレ戦。

 

結果は4-4で引分。

 

 

 感想:個人

  • 前田選手:【MOM】先制点のシーンではフリーランから見事なアシスト。後半では十八番のフェイントから逆足で同点ゴール。見事に結果を出した。
  • グスタフソン選手:今日も今日とてパスセンス抜群。チームを救う同点ゴールも。そりゃスウェーデン代表ですわ。
  • 小泉選手:超決定機2つを決められず。せめて枠に蹴ってほしい…。逆転ゴールを許したシーンでは守備の軽さも目立った。
  • 岩尾選手:途中出場で試合をコントロール。グスタフソン選手と揃うと、互いに基礎技術が高いので、中盤でボールを落ち着かせられる。
  • 佐藤選手:1回だけルキアン選手に入れ替わられたシーンがあったが、それ以外は◎。セットプレーのヘディングは迫力十分。4失点は本人も複雑だろうが…。

 

 感想:試合全般

  • 失点するまでの前半は完璧。得点もきれいな崩し方で気持ちよかった。
  • だが最初のシュートであっさり失点すると、途端に戦況が暗転。アンバランスサッカーの再現となり、あっという間に逆転を許す。
  • J1昇格直後とか、若いチームとかならまだわかるが、百戦錬磨の選手達がいながらこれでは…。ちょっと残念。
  • 試合終了時に失点は4を数えたわけだが、これで勝点1を取れたのは本当に幸運。今シーズンはこういう試合ばかりになるのかな…。
  • 失点シーンに目がいきがちだが、先制後に2点目を取って試合を楽にできなかったところにフォーカスすべきだと思う。結果的に「あれを決めておけば」の試合になってしまったことは否めない。
  • 次の福岡戦までは2週間空く。大久保選手・ソルバッケン選手らの復帰が待たれる。ショルツ選手もか。

 

 データ置き場・考察

[試合ハイライト]


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[チャンスビルディングポイント:チーム内ランキング]

チャンスビルディングポイント_2024シーズン_攻撃

チャンスビルディングポイント_2024シーズン_守備

 

  • 攻撃は松尾選手が引き続きトップに。出場時間が限定されているにも関わらずトップに立っているということは、出場時間帯は相手の脅威になり続けているということ。
  • 渡邊選手も攻撃・守備でチームトップクラスの数値。今節も4失点こそあれど、ビルドアップやドリブルで攻撃にアクセントを加えた。彼を前線で観てみたい気もするが…。
  • 90分換算だと、前田選手が攻撃ポイントでブッチギリ。ドリブルだけでなく、今節はシュートにラストパスと、得点に直結する大活躍。
  • 守備では、約1.5試合の出場ながら、佐藤選手が7位に。マリウス選手の不安定さもあり、ショルツ選手の復帰後はスタメン選考も注目点となりそう。

 

[リーグ戦通算成績]

リーグ戦通算成績_2024シーズン

 

  • ショルツ選手の怪我に伴い、エカニット選手がベンチ入りした以外は動きなし。
  • 複数得点者は未だなし。早くサンタナ選手に1点取って波に乗ってもらいたいところだが…ヘグモ監督は20点を要求してたし。
  • 中断期間中に怪我人の復帰はもちろん、ベンチ外選手の奮起・アピールにも期待。

 

データ出典元

 

【試合レビュー】「ひとつ結果が出たことは安心」リーグ戦第3節*コンサドーレ札幌戦(○1-0)

スタメン・サブ_コンサドーレ札幌戦

 

2024明治安田J1リーグ第3節:コンサドーレ札幌戦。

 

結果は1-0で勝利。

 

 

 感想:個人

  • グスタフソン選手:【MOM】今日も落ち着きは抜群。酒井選手の決勝ゴールをアシストしたほか、試合終了間際にはらしくない(?)スライディングタックルで相手の攻撃の目を摘む。
  • 前田選手:やっぱりドリブルのキレは一級品。試合開始直後は決定機を複数回創出。先制点にもショートコーナーから絡んだ。
  • 佐藤選手:ショルツ選手のアクシデントによりスクランブル出場も、落ち着いたプレーで完封勝利に貢献。「強さ」という面では心配なさそう。
  • サンタナ選手:決定機は決めてほしかった…。アレを確実に沈められることを求められているはずだから。
  • 渡邊選手:今節も途中からポジションを前線へ。NEXT明本の名を欲しいままにしつつある。守備でも浅野選手をしっかり抑え、攻撃でもアクセントを加えた。

 

 感想:試合全般

  • 前半は前田選手のドリブル突破から決定機。守備でもそこまで破綻したシーンは見られず。

  • 先制点も前田選手のフリーランから獲得したコーナーキックを、彼がショートコーナーで短く繋いだところが起点。グスタフソン選手のクロス精度も高かった。

  • セットプレーはただ放り込むだけでなく色々と変化をつけており、チームとしての取り組みが伺える。

  • 後半は押し込まれたが、前半同様に崩しきられたシーンはなかったかな。札幌の攻撃も今節はイマイチ怖さなし。

  • とりあえずひとつ結果が出たことは安心。未勝利継続はチームのメンタルが不安定になるから。

  • 次節に向けて、引き続き攻撃改善(ずっと言ってる気もするが)の課題解決と、ショルツ選手の負傷程度が気がかり。前田選手は脱水症状だったらしいので、次節出場は問題なさそう。

 

 データ置き場・考察

[試合ハイライト]


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[チャンスビルディングポイント:チーム内ランキング]

チャンスビルディングポイント_2024シーズン_攻撃

チャンスビルディングポイント_2024シーズン_守備

 

  • 意外なことに攻撃トップは松尾選手。今節の活躍でてっきり前田選手かと思ったが。

  • 松尾選手は途中出場とはいえ、いいドリブル突破やクロスでチャンスを創出。サンタナ選手に送ったクロスは決めてほしかったとこだろう。

  • 北欧三銃士は3〜5位。センターラインの3名は後ろからも攻撃面でチームの支えに。

  • 渡邊選手は守備でトップに躍り出た。というか攻撃でも2位となっており、現在のチームの攻守の核、とも言えるかも。アオアシみたいな話だ笑

 

[リーグ戦通算成績]

リーグ戦通算成績_2024シーズン

リーグ戦通算成績_2024シーズン

 

  • 前節からの変更は、前田選手の復帰による髙橋選手のベンチ外のみ。結果的に、スタメンとベンチの違いはあれど、18人のメンバーは広島戦と同じだったということになる。

  • ショルツ戦手の故障がどの程度かにもよるが、仮に長引くようであれば、次節は井上選手のベンチ入りもあるか。

  • それ以外のメンバーでは、攻撃陣に割って入る隙はまだありそう。ゆうてもまだ全員無得点だし。

  • ソルバッケン選手・リンセン選手・大久保選手らの状態も気にかかる。特にソルバッケン選手は夏までの契約。彼がいる間に勝点を積み重ねる算段だと思うんだけど…。

 

データ出典元

 

【試合レビュー】「アンバランス」リーグ戦第2節*東京ヴェルディ戦(△1-1)

スタメン・サブ_東京ヴェルディ戦

 

2024明治安田J1リーグ第2節:東京ヴェルディ戦。

 

結果は1-1の引分。

 

 

 感想:個人

  • 大畑選手:【MOM】途中出場ではあるが、チームを連敗の危機から救う。積極的な攻め上がりから決定的なシュートを放ったほか、同点に繋がるPK獲得。次節スタメンもあるかも。
  • 中島選手:正直あんまり好きな選手ではないんだけど、今節は良い動きだった。キレのある動きで相手を外し、クロスやシュートでチャンスメイク。
  • サンタナ選手:開幕戦同様に消える時間が多かった。とは言え、これはチーム全体での問題であるため、彼個人に責任はないように思う。
  • 酒井選手:相手の脅威になれていない。サンタナ選手同様にチーム全体の問題なのかもしれないが、特にビルドアップの部分で拙さが目立つ。

 

 感想:試合全般

  • 前田選手がまさかのベンチ外。が、これは体調不良が要因とのことで一安心。前節の出来から一転してベンチ外となれば、いきなり監督不信に陥るところだった…。
  • レッズは開幕戦よりも内容が悪かった。シュートまで持っていけないことが多数で、閉塞感満載。
  • 一言で言うならばアンバランス。選手間の距離が遠すぎて、攻撃面ではパスが上手く繋がらない。逆に守備時にはプレスがかからないので、相手がスペースを突いてきやすくなっている。
  • 一方で東京Vの攻撃が驚異的だったかというと必ずしもそうではなかった。失点は相手のシュートが素晴らしかったこともある。
  • 敗戦濃厚の状態から、勝点1をもぎ取れたことは評価できる。ただし、優勝を目指すチームが、5万人のホームでそれを良しとしていいかという問題はあるが。
  • ホーム開幕戦ということもあるだろうが、5万人という数字は、今シーズンへの期待の表れに他ならない。ただ、それに応えたサッカーではなかったと思うし、新規顧客獲得の機会も活かせなかったと考えると残念。
  • たった2試合で見限るつもりは毛頭ないが、期待が大きいと、失望もその分大きくなる。まず1勝して自信をつけ、波に乗りたい。

 

 データ置き場・考察

[試合ハイライト]


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[チャンスビルディングポイント:チーム内ランキング]

チャンスビルディングポイント_2024シーズン_攻撃

チャンスビルディングポイント_2024シーズン_守備
  • 攻撃ポイントは松尾選手がトップに。とは言え、この2試合では特段違いは見せられていないが…。
  • 早くもショルツ選手が2位というあまりよろしくない事態。まぁ、シーズン序盤なのでしばらくは順位変動も激しいだろうけど。
  • 今節不出場の前田選手がまだ8位にいる。関根選手やサンタナ選手はどこへやら。
  • 守備ポイントのトップ3は前節から変わらず。
  • 4位の渡邊選手は今節、途中からポジションを前線に上げてユーティリティ性を発揮。出来がよかったわけではないが、その他の選手のパフォーマンスを見ればやむなしか。

 

[リーグ戦通算成績]

リーグ戦通算成績_2024シーズン
  • 今シーズンも初ゴールはショルツ選手のPK。まだ昨シーズンから劇的な変化は見受けられないが、ここから巻き返してほしいところ。
  • 前節からメンバーの入れ替えがあったのは、体調不良の前田選手が髙橋選手に変更されたのみ。キャンプから序列を明確化させていたらしいので、今後も大幅な入れ替えはないかもしれない。
  • 結果が伴わない場合は特に、メンバー外の選手達のフラストレーションが溜まることは想像に難くない。チーム全体のマネジメントも怠らないでほしい。

 

データ出典元

 

【移籍情報】「総合力の高さは折り紙つき」明本考浩選手がOHルーヴェン(ベルギー)へ期限付き移籍

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基本情報

  • 選手名:明本 考浩(アキモト タカヒロ)
  • 生年月日:1998年1月31日
  • 年齢:25歳
  • 出身地:栃木県
  • ポジション:MF

 

経歴・出場成績

出場成績_2023シーズン

出場成績_通算

2023シーズン1試合あたり平均出場時間:約80分

通算1試合当たり平均出場時間:約78分

シーズンあたり平均先発出場試合数:約28試合

※いずれもリーグ戦のみ

 

経歴・加入時の考察については過去記事参照。

 

↓過去記事はコチラ↓

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栃木県出身のMF。

 

ユースから国士舘大学へ進学し、古巣の栃木SCへ帰還後、1年でレッズへ個人昇格。

 

以降3年、トップカテゴリーでも大抵はポジションを守り続けた。

 

プロ4年間での出場に関する数字は、その証左となっている。

 

プレースタイル・特徴

出場ポジション_2023シーズン

プレースタイル指標_明本 考浩

 

荻原選手の移籍考察でも述べたが、左SBとして比較した場合、攻撃性能については荻原選手が秀でている。

 

明本選手は荻原選手ほど尖った特長はないものの、総合力の高さは折り紙つき。

 

またそれに加えて、いや伴ってというべきか、大抵のポジションをハイレベルでこなしてしまうユーティリティ性を持ちあわせる。

 

レッズに在籍した3シーズン、経験したポジションは記憶している中では左右SB・左右SH・トップ下・FWと6つにものぼる。

 

更に身体能力も非常に高く、身長170㎝と小柄ながらヘディングの強さは一級品。

 

自身よりも背の高い相手にも互角以上に渡り合い、CKではヘディングからゴール、またアシストも度々決めた。

 

フィジカルコンタクトにも強く、強度が求められるAFCチャンピオンズリーグでも普段と変わらぬパフォーマンスを見せられていた。

 

そんな彼を海外クラブは放っておかなかった。

 

レッズの2024シーズン新体制発表時には正式発表はなかったが、明本選手の海外移籍交渉中であることが示唆されていた。

 

小さい文字だったから、最初は何も気がつかなかったけど…笑

 

明本選手の海外移籍は非常に喜ばしい反面、レッズとしては勿論メチャクチャ痛手。

 

昨シーズンのリーグ最少失点は彼なしでは成しえなかった。

 

それほど、彼含めたバックライン、そしてGKの西川選手の強度と守備力は図抜けていたから。

 

ただそれゆえ、海外でもその能力は間違いなく通用するだろう。

 

そのまま更なるステップアップ、日本代表選出も現実味を帯びている。

 

半年で帰還することなく、ぜひ海外で「明本」の名前が轟きますように。

 

プレー動画


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データ出典元

 

【新加入選手考察】「悪魔的3トップが完成」松尾佑介選手がKVCウェステルロー(ベルギー)への期限付き移籍より復帰

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最後の仕上げはこの男、松尾選手。

 

戦力アップの情報については、というただし書き付きになってしまったけど。

 

 

基本情報

  • 選手名:松尾 佑介(マツオ ユウスケ)
  • 生年月日:1997年7月23日
  • 年齢:26歳
  • 出身地:埼玉県
  • ポジション:MF

 

経歴・出場成績

出場成績_通算

通算1試合当たり平均出場時間:約69分

シーズン平均先発出場試合数:18試合

※いずれもリーグ戦のみ

 

経歴・加入時の考察については過去記事参照。

 

↓過去記事はコチラ↓

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浦和レッズユース出身。

 

仙台大学、横浜FCを経由してレッズに戻ってきたクセ強めのサイドアタッカー。

 

今更だけど、Jリーグでの出場実績はかなり優秀。

 

レッズでは怪我等の影響もあり、先発と途中出場が半々程度だが、それでも1試合当たり平均出場時間は約70分と、かなりのプレータイムを確保していることになる。

 

プレースタイル・特徴

過去記事を参照。

 

獲得の意図・求められる役割

  • 即戦力の補強(復帰)
  • 長期的戦力確保

 

今シーズンの加入選手の発表としては最後になったであろう彼の復帰は、多くのサポーターを歓喜させた。

 

何故ならば、彼の復帰が懸念となっているポジションの一つであったから。

 

攻撃陣のテコ入れの必要性については、ここ最近の記事で繰り返しているため、もはや説明の必要はないと思っている。

 

ヘグモ監督が採用すると明言している4-3-3のフォーメーションのうち、CFと右WGについては、サンタナ選手とソルバッケン選手で目処がついていた。

 

残ったのは左WG。

 

ここがまだ課題のポイントになっていた。

 

既存戦力・新規加入選手で考えるのであれば、渡邊選手、関根選手、大久保選手などが候補に挙げられるが、若干スピードに欠ける。

 

だが、松尾選手がここにピタリとハマることによって、右からソルバッケン選手、左から松尾選手という、恐怖の両翼が完成する。

 

それに加えて、中央にサンタナ選手が待ち構える。

 

レッズサポーターの夢見る悪魔的3トップが、彼の復帰によって完成したわけだ。

 

彼の動向については、移籍先であまり結果を残せていなかったことから、レッズサポーターからは買取の可能性は低いと考えられていた。

 

一方、チームが期限付き移籍延長を検討している、と一部では報道されており、かつ彼自身が海外に強い志向を持っていることから、サポーターの心理としては、「レッズ復帰は現実味ありだが、諸条件によって動向が不透明になりつつある」という、非常にやきもきした気持ちにさせられる状況だった。

 

1月13日の新体制発表の日のレッズサポーターの感情は、さながらジェットコースターのように乱高下したこと間違いなし。

 

16時:チアゴ サンタナ選手完全移籍加入 ↑ ↑ ↑

17時:2024シーズン在籍選手発表 ↓ ↓ ↓

   ※明本選手海外移籍交渉中・松尾選手不在

19時:松尾佑介選手期限付き移籍から復帰 ↑ ↑ ↑ ↑ ↑

 

シーズン終了時、この日出来事が、どうかリーグ優勝という結果によっていい思い出となりますように。

 

プレー動画


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データ出典元

 

【新加入選手考察】「久しぶりのブラジル人ストライカー」チアゴ サンタナ選手が清水エスパルスより完全移籍加入

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待望のCF獲得の公式発表は、今シーズン在籍選手発表日となった。

 

 

基本情報

  • 選手名:チアゴ サンタナ
  • 生年月日:1993年2月4日
  • 年齢:30歳
  • 出身地:ブラジル
  • ポジション:FW(CF)

 

経歴・出場成績

出場成績_2023シーズン

出場成績_通算

2023シーズン1試合あたり平均出場時間:約66分

通算1試合当たり平均出場時間:約77分

シーズン平均先発出場試合数:約31試合

※いずれもリーグ戦のみ

 

ブラジル出身の点取り屋。

 

清水エスパルス加入初年度となる2021は13ゴール、翌2022シーズンも14ゴールと2桁得点を記録。

 

2022シーズンは加えて6アシストも記録しており、計20ゴールに関与したことになる超優秀な成績。

 

プレースタイル・特徴

出場ポジション_2023シーズン

プレースタイル指標_チアゴ サンタナ

プレースタイル指標_チアゴ サンタナvsホセ カンテ

チャンスビルディングポイント_チアゴ サンタナvsホセ カンテ

 

ザ・ストライカーといったプレースタイルか。

 

独力で突破していくタイプではないが、ヘディングシュートの上手さに定評がある。

 

Football LABのプレースタイル指標において、ワンタッチシュートとヘディングシュートの値はMAXの20。

 

決定力も13とそこそこ。

 

昨シーズンのレッズの得点源であったカンテ選手と比較すると、カンテ選手は足で稼いだゴールが殆どであることから、ロングシュートの数値が優秀。

 

一方、ヘディングで得点した記憶はないため、ワンタッチシュート・ヘディングシュートの数値は控えめ。

 

サンタナ選手はその逆。

 

サイドからのクロス攻撃を主体とするチームにとっては、サンタナ選手が合っているのかもしれない。

 

そう考えると、今シーズンは両翼が強力であることから、中央で合わせる選手もシュートチャンスが多く見込めると思う。

 

ヘディングが強くて上手ければ当然、クロスから得点に直結する可能性は高まる。

 

流れの中のみならず、CKやFKなどのセットプレーにおいても、より得点への期待値が高まるはず。

 

獲得の意図・求められる役割

  • 即戦力の補強

 

J2含めてということにはなるが、Jリーグで3年連続2桁得点と、実績に申し分なし。

 

レッズのCFで言えば、昨シーズンの得点頭はカンテ選手の8点。

 

続いて興梠選手4点、リンセン選手2点と続くが、カンテ選手は現役引退。

 

期限付き移籍していたユンカー選手も名古屋へ完全移籍となり、最後に仕上げるストライカーの確保が急務となっていた。

 

彼の加入によって高さと力強さが加わる。

 

これまでになく、高身長の選手も揃っており、レッズ山脈が完成だ。

 

ヘグモ監督はストライカーに20点以上を求めたようだけど、多分それくらい得点してくれないとリーグ優勝には届かないんじゃないかな。

 

久しぶりのブラジル人ストライカー、得点王を期待してますぞ。

 

プレー動画


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【新加入選手考察】「期限付はバランスブレイカーゆえの制約だと思うことにした」オラ ソルバッケン選手がASローマ(イタリア)より期限付き移籍加入

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真打登場。

 

レッズサポーターが首を長くして待っていた、ソルバッケン選手の加入の報が遂にリリースされた。

 

もう1週間前だけど笑

 

 

基本情報

  • 選手名:オラ ソルバッケン
  • 生年月日:1998年9月7日
  • 年齢:25歳
  • 出身地:ノルウェー
  • ポジション:MF

 

ノルウェー出身のWG。

 

現在はイタリア・セリエAのASローマに所属している。

 

プレースタイル・特徴および獲得の意図・求められる役割

  • 即戦力の補強

 

これ以上でもこれ以下でもないと思う。

 

彼が所属しているASローマといえば、サッカートップリーグの五大リーグのうちのひとつ、セリエAに所属している。

 

かつて中田英寿氏が所属したことでも知られ、リーグ優勝3回、カップ戦優勝9回を誇る名門クラブ。

 

そんなチームに所属している選手がJリーグにやってくるとなれば、レベルの違いを期待せざるを得ない。

 

特にレッズはここ数シーズン、得点力に課題を抱えてきた。

 

昨シーズン、チーム屈指の守備力を誇りながら、優勝に手が届かなかったのは、攻撃力が不足していたから。

 

全てがそうとは言わないが、勝ちパターンは「守備陣が0に抑える→カンテ選手の1発かショルツ選手のPKで得点→守り切る」ということが大抵。

 

攻撃陣の得点力不足を守備陣が奮闘して救う、という展開は数多くあったが、逆はほとんどなかったと思う。

 

もちろん、攻撃陣の前線からの守備によって、守備陣が助けられていたという側面はあるかもしれないが、シーズン半ばくらいからは、週末に試合があるというワクワク感はあまりなかった。

 

前半は大抵無得点だし…笑

 

話をソルバッケン選手に戻そう。

 

長身のサイドアタッカーという触れ込みであり、利き足は左。

 

つまり、右サイドであればカットインからのシュートもしくはクロス、左サイドでは縦に仕掛けて、もしくはそう見せかけて相手を引かせておいてからクロスという選択肢が考えられる。

 

むろん、これまで彼のプレーを視聴したことはないので、動画で観た限りでの感想は以下のとおり。

 

  1. スピードはかなりのものがある。どちらのサイドでも縦にぶち抜ける。
  2. 足技も完備。またぎフェイント、細かいステップから緩急をつけ、相手の体勢を崩して抜き去る。
  3. クロスも正確。シーンに応じて性質の異なるクロスを供給し、味方に合わせる。
  4. 独力でカットインしてシュートというシーンはそこまでなし。

    ドリブルをメインとしつつ、味方を使ってワンツーからシュートなり、裏抜けしてシュートというプレーが基本か。

  5. 189㎝の長身だがヘディングは未知。

 

こんなところ。

 

相手の守備陣はさぞかし恐怖だろう…。

 

ただ懸念とされるのが、今年6月末までの期限付き移籍だということ。

 

私はこれを、バランスブレイカーゆえの制約だと思うことにしている。

 

例えばゲームにおいても、強すぎる武器というのは制約や使用条件が科されることが多い。

 

例えば、FF7のクラウドの最強武器であるアルテマウェポンは、攻撃力こそ桁違いだが、マテリアが成長しなくなるというデメリットも併せ持つ。

 

これは、手に入れるとその強さゆえ、ゲームバランスが崩壊し、ゲームとして面白みがなくなりかねないため、一定の制限を設けることでそれを防いでいるということ。

 

ソルバッケン選手も、そんなバランスブレイカー的な存在なので、シーズンの約半分の契約という制限がかかった状態…と、思うことにした。

 

契約ごとなので、外部には知らされていないだけで、契約満了時に期限延長とか完全移籍への移行とか、諸条件が盛り込まれている可能性もあるかもしれない。

 

ただし彼はまだ25歳であり、前述のブランドを持つローマにまだ籍がある。

 

世界に目を向ける選手にあって、このままJリーグで引き続きプレーする選択肢は正直かなり低いだろう。

 

残念だけど。

 

だけど、彼が移籍してきたことによる浦和レッズの知名度の上昇、彼がいる内に勝点を稼いだことによるリーグ優勝への軌跡(という未来)、など、その制約に余りあるメリットがあると踏んでいる。

 

先日の新体制発表記者会見に彼の姿はまだなし。

 

グスタフソン選手、サンタナ選手と共に、別途お披露目の機会がある模様。

 

レッズサポーターの視聴者数がすごいことになりそうだ笑

 

プレー動画


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【移籍情報】「特長の更なる伸長と課題の克服を」荻原拓也選手がGNKディナモ・ザグレブ(クロアチア)へ期限付き移籍

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各報道媒体から情報自体はあったものの、正式発表は1月12日となった。

 

荻原選手は、クロアチアへ。

 

 

基本情報

  • 選手名:荻原 拓也(オギワラ タクヤ)
  • 生年月日:1999年11月23日
  • 年齢:24歳
  • 出身地:埼玉県
  • ポジション:DF(SB)

 

経歴・出場成績

出場成績_2023シーズン

出場成績_通算

2023シーズン1試合あたり平均出場時間:約54分

通算1試合当たり平均出場時間:約60分

シーズン平均先発出場試合数:約14試合

※いずれもリーグ戦のみ

 

浦和レッズユースからの昇格組。

 

同期には現シント=トロイデンVVの橋岡選手がいる。

 

大槻毅監督(現草津)の教え子ということもあり、1年目からある程度の出場機会を得たものの、3シーズン目途中から期限付き移籍で武者修行へ。

 

新潟・京都で2シーズン半を過ごした後、昨シーズンからレッズへ帰還。

 

完全なレギュラーポジションを奪い取るまではいかなかったものの、本職の左SBで明本選手の控えとして彼の負傷時には基本荻原選手がスタメン出場。

 

また、右SBの深刻な人材不足に伴い、酒井選手の負傷時には右SBでスタメン出場する機会も多かった。

 

プレースタイル・特徴

出場ポジション_2023シーズン

プレースタイル指標_荻原 拓也

プレースタイル指標_荻原 拓也vs明本 考浩

チャンスビルディングポイント_荻原 拓也_明本 考浩

 

わかりやすくするため、明本選手との比較。

 

明らかに、攻の荻原・守の明本。

 

荻原選手は、ドリブルと鋭いクロス精度が武器。

 

縦に仕掛けての高速クロスは、レッズの武器の一つとなっていた。

 

リンセン選手は昨シーズン、あまり公式戦でのゴールを挙げられなかったが、ゴールの際には大抵荻原選手がアシスト者となっていた。

 

リンセン選手の動き出しに合わせられる貴重な人材でもあったのかもしれない。

 

一方、守備は新潟・京都で経験を積むことで一定は成長の証を見せたものの、まだ危なっかしい場面も多い。

 

昨シーズン終盤のAFCチャンピオンズリーグ・クラブワールドカップにおいては、PKに繋がってしまうファウルを連発。

 

試合数過多による勤続疲労の影響はあるとはいえ、ペナルティエリア内で手を使った反則行為は軽率と言わざるを得ない。

 

クロアチアのリーグレベルがどの程度かは不明だが、どの道そこからステップアップしていくためには、期限付き移籍先で活躍するしかない。

 

そのためには、特長である攻撃面を更に磨くとともに、守備面の安定化も欠かせない。

 

買取オプションを行使してもらえるよう、クロアチアで頑張れ。

 

プレー動画


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データ出典元

 

【移籍情報】「パスの繋ぎ役として攻撃活性化を担える」平野佑一選手がセレッソ大阪へ完全移籍

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事前情報が全くなく、急転直下で決まった?と推測される平野選手のセレッソへの完全移籍。

 

今シーズンも在籍するものだと思ってた。

 

 

基本情報

  • 選手名:平野 佑一(ヒラノ ユウイチ)
  • 生年月日:1996年3月11日
  • 年齢:27歳
  • 出身地:東京都
  • ポジション:MF(ボランチ)

 

経歴・出場成績

出場成績_2023シーズン

出場成績_通算

2023シーズン1試合あたり平均出場時間:約12分

通算1試合当たり平均出場時間:約64分

シーズン平均先発出場試合数:約12試合

※いずれもリーグ戦のみ

 

経歴・加入時の考察については過去記事参照。

 

↓過去記事はコチラ↓

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東京都出身。

 

東京ヴェルディの下部組織から国学院久我山高校へ進学し、大学は国士舘というルート。

 

キャリアスタートは水戸。

 

2年目から出場機会を伸ばし、4年目途中にレッズに引き抜かれた。

 

レッズでは加入当初が最も出場機会が多かった。

 

2022シーズン以降は出番が減少。

 

特に昨シーズンは先発ゼロと苦しいシーズンになったか。

 

プレースタイル・特徴

ボランチの位置からのパス出しが最大の武器。

 

周囲の状況を正確に把握し、前線の選手に対しても果敢に、かつ正確にパスを繋げることができる。

 

名古屋へ移籍してしまったユンカー選手に対して、彼の得点に繋げられるであろうパス出しができたレッズでは数少ない選手(あとは江坂選手とか)。

 

プレー動画を改めて見直すと、パスの繋ぎ役としてレッズの攻撃を活性化させていたことがよくわかる。

 

攻撃が停滞している試合はよく、「平野選手がいれば…」と思われたであろう。

 

ゴールがプロ1年目の1得点だけであり、彼自身の得点に望み薄であることが難点。

 

また出場機会が減少していたのは、守備強度に難があったからと言われる。

 

よって、意外と活躍できるシーンは限定されるかもしれない。

 

相手を押し込んでいる時とか。

 

東京出身にもかかわらず(?)、ユーモアのセンスがあり、デジっちの撮影役や、レッズオフィシャルYouTubeの動画内でも視聴者の笑いを誘っていた。

 

ここは大阪に行っても問題ないかな…笑

 

帰国子女でもあることから英語も堪能。

 

ピッチ内での外国人選手に対する通訳としても機能できるかも。

 

出場機会が少なかったにも関わらずJ1から声がかかったというのは、その能力の証明。

 

大阪でサッカーもユーモアも磨いて頑張って。

 

プレー動画


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【移籍情報】「得意なプレーに持ち込まれたら一巻の終わり」キャスパー ユンカー選手が名古屋グランパスへ完全移籍

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去就が注目されていたユンカー選手。

 

復帰を期待する声も多かったが、期限付き移籍先となっていた名古屋へそのまま完全移籍することとなった。

 

 

基本情報

  • 選手名:キャスパー ユンカー
  • 生年月日:1994年3月5日
  • 年齢:29歳
  • 出身地:デンマーク
  • ポジション:FW(CF)

 

経歴・出場成績

出場成績_2023シーズン

出場成績_通算

2023シーズン1試合あたり平均出場時間:約78分

通算1試合当たり平均出場時間:約67分

シーズン平均先発出場試合数:20試合

※いずれもリーグ戦のみ

 

経歴・加入時の考察については過去記事参照。

 

↓過去記事はコチラ↓

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デンマーク出身のストライカー。

 

レッズに2021シーズン加入直後はゴールを連発し、とんでもないストライカーの加入として話題に。

 

ただ、それから2022シーズンにかけて、思うように得点が伸びず。

 

指揮官が志向する戦術とのアンマッチ、彼にパスが出せる選手の不在が主な要因と思われる。

 

名古屋移籍後は33試合16得点と結果を残し、能力は確かであることを証明。

 

完全移籍は自然な流れか。

 

プレースタイル・特徴

出場ポジション_2023シーズン

プレースタイル指標_キャスパー ユンカー

 

典型的なセンターフォワード。

 

決定力は確かなものがあるため、シュートチャンスを確実に仕留める。

 

また、スピードも特筆すべきものがあり、裏へ抜け出されると、並のスピードでは彼に追いつけない。

 

全盛期の坪井慶介氏レベルのスピードがないと、そのまま独走⇒GKとの1対1を沈められて終了。

 

一方、長身ではあるもののヘディングは得手とはしておらず、レッズ在籍時のガンバ戦で1ゴール決めたくらいじゃないかな。

 

なので「どこからでも点が取れる」というよりかは、「得意なプレーに持ち込んで確実に仕留める」タイプのストライカーか。

 

レッズも天皇杯では例に漏れず恩返し弾を喰らいました…。

 

残念ながらレッズとは袂を分かつこととなったが、今の北欧を中心とした補強はユンカー選手から始まった。

 

異国の地に勇気をもって渡ってきてくれて、レッズのために戦ってくれたことには感謝しかない。

 

昨シーズンのAFCチャンピオンズリーグ優勝も、準決勝全北現代戦の延長後半の彼の土壇場同点ゴールがなければ霧散していた。

 

名古屋でも数多くのゴールを挙げてください。

 

…レッズ戦以外で笑

 

…できれば上位相手に笑

 

プレー動画


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【新加入選手考察】「ベテランらしく選手への気配りを期待」宇賀神友弥選手がFC岐阜から完全移籍加入

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シーズン前は誰一人予想していなかったであろう、宇賀神選手の電撃復帰。

 

李忠成氏が前日に何かにおわすようなことを喋ったということで話題に。

 

 

基本情報

  • 選手名:宇賀神 友弥(ウガジン トモヤ)
  • 生年月日:1988年3月23日
  • 年齢:35歳
  • 出身地:埼玉県
  • ポジション:MF

 

経歴・出場成績

出場記録_2023シーズン

出場記録_通算

2023シーズン1試合あたり平均出場時間:約89分

通算1試合当たり平均出場時間:約75分

シーズン平均先発出場試合数:約22試合

※いずれもリーグ戦のみ

 

かつてレッズで10シーズンを過ごし、浮沈を経験したベテラン。

 

レッズから移籍した岐阜においては、昨シーズン34試合中33試合に先発出場。

 

1試合あたり平均出場時間は89分と、ほぼ全試合フル出場。

 

J3とはいえ、35歳になっても技術と情熱はさびついていない。

 

通算1試合あたり平均出場時間・シーズン平均先発出場試合数をみても、プロ生活を通じて多くの試合に絡んできたことがわかる。

 

プレースタイル・特徴

出場ポジション_2023シーズン

プレースタイル指標_宇賀神 友弥

プレースタイル指標_宇賀神 友弥vs明本 考浩

チャンスビルディングポイント_宇賀神 友弥vs明本 考浩

 

岐阜ではかつてレッズで担っていたことが多い、左SBが主戦場。

 

あくまでJ3ということは加味する必要があるが、パスチャンス・ビルドアップ力はトップクラス。

 

左サイド後方から、チームの攻撃を組み立てていたようだ。

 

守備強度はJ1を舞台としている明本選手が上回っていることから、宇賀神選手がJ1に復帰後どの程度相手についていけるのかは未知数。

 

経験値は言うまでもないため、ポジショニングや予測は立てられるかもしれないが、対人守備や空中戦は厳しいかもしれないね。

 

獲得の意図・求められる役割

  • バックアッパーの拡充
  • 若手選手の手本となれる存在
  • 出場機会の少ない選手のメンタルケア

 

宇賀神選手のポジションは主にサイド。

 

以前レッズにいた頃に1番多かったのは左サイドのWBかSBかな。

 

右サイドもこなせる。

 

今シーズンには36歳となる宇賀神選手。

 

どんなキャリアデザインを描いているかにもよるが、30代後半までやれることの方が稀。

 

先日、引退を表明した遠藤保仁選手は43歳だが、あくまでこれはレジェンド級の選手の話。

 

だから、プロサッカー選手としてはあと1、2年くらいなのではないか。


よって、長期的な戦力という目線は考えづらい。


また、J3からのJ1ということで、カテゴリーが2つも上がることになる。

 

J3でのプレーは観ていないけど、余程ズバ抜けたパフォーマンスを披露していない限り、即戦力としての期待はかけられない。

 

SBは昨日、荻原選手の海外移籍が発表され、明本選手も同様の可能性が否定できない。

 

つまり、手薄になるポジションのバックアッパーという立ち位置が妥当と思われる。

 

また、ベテラン選手の役割として、長くプロ生活を続けてきた故に、周りへの気配りができるようになるというのはよく聞く。

 

それに加えて、出場機会が少なくても、腐らずひたむきに努力する姿勢が、若手選手の手本として最適という側面もある。

 

レッズはこのオフ、積極的に戦力補強に動いている。

 

現役スウェーデン代表のグスタフソン選手、昨日は遂に、かねてから噂のあった現役ノルウェー代表のソルバッケン選手の獲得も発表。

 

それ以外にも、前田選手・渡邊選手ら実力者を補強。

 

彼らが出場機会を得られるかはもちろんわからないが、いずれにせよ競争は間違いなく激化する。

 

昨シーズンまではレギュラーとして出場機会が多かった選手も、ベンチ以下になる可能性は大いにある。

 

宇賀神選手は、そんな選手に対しても気を配り、チーム一丸にさせられる様な役割を期待されているはず。

 

レッズをよく知る男の帰還。

 

コメントにも、全てを懸けてリーグ優勝を勝ち獲るために帰ってきました、と。

 

2024シーズンリーグ優勝の布石となるか。

 

プレー動画


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【移籍情報】「常にアップデートを続ける努力家」柴戸海選手がFC町田ゼルビアへ期限付き移籍

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これまで様々な選手とプレーし、競争に勝ち残ってきた柴戸選手。

 

来シーズンは町田へ期限付き移籍することに。

 

 

基本情報

  • 選手名:柴戸 海(シバト カイ)
  • 生年月日:1995年11月24日
  • 年齢:28歳
  • 出身地:神奈川県
  • ポジション:MF(ボランチ)

 

経歴・出場成績

出場記録_2023シーズン

出場記録_通算

2023シーズン1試合あたり平均出場時間:約18分

通算1試合当たり平均出場時間:約54分

シーズン平均先発出場試合数:約11試合

※いずれもリーグ戦のみ

 

サッカー名門、市立船橋高校から明治大学へ進学し、下級生時から頭角を現したボランチ。

 

大学4年生時には流通経済大学の守田選手(現スポルティング(ポルトガル))と世代No.1ボランチの座を争っていた実力者。

 

レッズ加入後は指揮官がコロコロ変わる難しい時期となってしまったが、多くの指揮官から一定の信頼を得ていた。

 

通算1試合あたり平均出場時間54分はそれに表れている。

 

ただ昨シーズンは8試合の出場、先発は1試合と厳しい数字に。

 

プレースタイル・特徴

ボール奪取能力には目を見張るものがある。

 

体を張った守備には定評があり、ボランチの位置で防波堤を築けるため、バックラインの選手たちは彼がいることで助けられたことも多いのではないか。

 

また、学習能力の高さも彼の長所。

 

これまで数多くの選手とコンビを組んでプレーしてきたが、その選手のいいところを盗み、試行錯誤し、自分のプレーに組み込むことでアップデートしてきた。

 

阿部勇樹氏・柏木陽介氏・岩尾選手・平野選手・長澤選手等々…。

 

元々決して器用な選手ではないため、ファンタスティックなプレーや、キラーパスを出すことはできない。

 

ただ、その技術は練習と経験の賜物だろう、確実に成長を続けていた。

 

ディフェンスラインからのパスに対してのターン。

 

身体を入れ替えたり、上手く当てることでボールキープしてのドリブル。

 

いつかのガンバ戦、ピッチ中央付近、ダブルタッチで相手選手を完璧に置き去りにしたドリブルは痺れた。

 

そんなことできるようになったのか!と嬉しくもなった。

 

一方、その激しいプレースタイルゆえか、故障での離脱がそこそこあり、最近でもプレー時には脚にぐるぐるのテーピングが見えて痛々しかった。

 

上記のとおり通算1試合あたり平均出場時間54分は、イマイチ数字が伸び切れていないともとれる。

 

先発もシーズン平均で11試合と、シーズンの約3分の1程度。

 

これは負傷の影響も少なからずあったはずだ。

 

2021シーズン、結果的に優勝を果たした天皇杯決勝戦では、直前まで負傷による欠場を見込んでいたという。

 

しかし、尊敬する阿部選手の一言で負傷を押しながらも出場することを決め、槙野選手の決勝ゴールに繋がるシュートを放つ活躍を見せた。

 

また、2022シーズンにはその阿部選手の意志を受け継ぎ、背番号を22へと変更。

 

名実ともに、レッズの顔となる選手となっていくと思っていたが…。

 

ただ、契約は期限付き移籍。

 

移籍しても保有権はレッズにある。

 

確かに今シーズンは同ポジションにグスタフソン選手も獲得し、競争は今まで以上に激しくなる。

 

だが、岩尾選手の年齢や、伊藤選手の海外移籍、グスタフソン選手の契約年数など、不安要素は結構ある。

 

柴戸選手、町田でもまた一回り、いや二回り成長して戻ってきてね。

 

レッズサポーターは、皆あなたの還りを待っている。

 

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【移籍情報】「ベンチにいるにはもったいない選手」岩波拓也選手がヴィッセル神戸へ完全移籍

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チーム始動日が近づく中、まだまだ選手の動きはありそう。

 

岩波選手は古巣の神戸へ帰還することとなった。

 

 

基本情報

  • 選手名:岩波 拓也(イワナミ タクヤ)
  • 生年月日:1994年6月18日
  • 年齢:29歳
  • 出身地:兵庫県
  • ポジション:DF(CB)

 

経歴・出場成績

出場成績_2023シーズン

出場成績_通算

2023シーズン1試合あたり平均出場時間:約27分

通算1試合当たり平均出場時間:約84分

シーズン平均先発出場試合数:約22試合

※いずれもリーグ戦のみ

 

神戸の下部組織出身。

 

昇格初年度こそ出場機会はほぼなかったが、翌シーズンはチームもJ2が舞台ということもあってか、急激に出場機会が増加。

 

そこから一昨シーズンまで、神戸・浦和で出場機会を多く獲得。

 

ポジション柄もあるとはいえ、通算1試合あたり平均出場時間約84分は立派な数字だ。

 

シーズン平均先発出場試合数も約22試合と、ルーキーイヤーおよび昨シーズン以外は主力を張り続けたと言える。

 

プレースタイル・特徴

DFでありながら、キック技術がトップクラスである選手の1人だと思う。

 

特にミドル〜ロングパスの精度が一級品。

 

右CBの位置から、左サイドの選手へのパスをズバズバ通す。

 

時には浮き球で、時には地を這うようなゴロパスで。

 

パススピードがあるため、相手選手のプレスを受ける前に受け手がボールに触れる。

 

つまりそれは、スペースがある状態でボールを受けられるということであり、チャンス創出に一役買っていた。

 

移籍後、彼のパスから大迫選手と武藤選手が突撃してくると考えると恐ろしい。

 

一昨シーズンの最終節、福岡戦ではスーパーなロングシュートをぶち込んでおり、長距離砲としても魅力あり。

 

FKの場面ではよくキッカーの位置に立っている。

 

実際に蹴ることはあんまりないけど。

 

怪我が少ないことも特長であり、レッズ在籍中に彼が怪我で離脱したことは殆どなかった。

 

守備能力も確かなものがあったが、スピードに欠けることが唯一の難点か。

 

とは言え、一発で裏を取られて失点…というシーンはあまり観なかったと思う。

 

忘れてるだけかも知れないけど笑

 

総じてハイレベルの好選手であり、ベンチに座っているにはもったいない選手。

 

だからこそ、レッズとしては贅沢な悩みでもあった。

 

神戸は彼の地元であり古巣。

 

下部組織にも属していたので、神戸のHG枠も増やせてアチラにとっては言うことのない補強。

 

多分、レッズに移籍した時の感情を除けば。

 

対戦時には、ぜひお手柔らかに。

 

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【新加入選手考察】「獲得の狙いは攻撃力活性化と…失点の可能性減??」前田直輝選手が名古屋グランパスより完全移籍加入

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続いての記事は、名古屋から完全移籍加入の前田選手。

 

生粋の浦和っ子が、大分回り道をしての加入となった。

 

 

基本情報

  • 選手名:前田 直輝(マエダ ナオキ)
  • 生年月日:1994年11月17日
  • 年齢:29歳
  • 出身地:埼玉県
  • ポジション:FW(WG)

 

経歴・出場成績

出場記録_2023シーズン

出場記録_通算

2023シーズン1試合あたり平均出場時間:27分

通算1試合当たり平均出場時間:約54分

シーズン平均先発出場試合数:約14試合

※いずれもリーグ戦のみ

 

育成に定評のある東京ヴェルディの下部組織からプロ入りを果たし、松本・横浜FM・名古屋に在籍後、今回レッズへの加入となった。

 

名古屋在籍後、一旦FCユトレヒト(オランダ)へ移籍したものの、目立った活躍はできずに(というか大怪我してしまいチャンスを活かせなかった)、昨シーズン途中に名古屋へ帰還。

 

その後も主に途中出場で出番はあったものの、得点やアシストという目に見える数字は残せず。

 

過去の出場成績を見ると、意外にも明確にレギュラーの地位を確立したのは名古屋移籍後。

 

それまではスタメン出場と途中出場が半々くらいの評価だったようだ。

 

プレースタイル・特徴

出場ポジション_2023シーズン

 

シーズン途中からの参戦だったこと、また途中出場が殆どであったことから、プレースタイル指標等はなし。

 

前田選手というと、右サイドから得意のドリブルでカットインして左足シュート!…というイメージが強いが、昨シーズン先発の2試合では中央で起用された模様。

 

長谷川監督の起用の意図は不明だが、これでは前田選手の特長は活かせなかったのでは…?

 

と、思ったのだけど、動画を観ると意外と何でもできるタイプか?

 

裏抜けからのシュートや、クロスに合わせたボレーシュート。

 

ケースによってはポストプレーなど。

 

とは言え体格は177㎝とそこまで大柄ではないため、基本的にはサイドアタッカーという位置づけで間違いないと思うが。

 

さて、前田選手と言えば、なんといってもドリブル。

 

ドリブルの偏差値は常に上位であり、2019シーズンではドリブルチャンス力がMAXの20を記録。

 

代名詞の右サイドからの突破は、対戦相手から恐怖の対象とされたに違いない。

 

獲得の意図・求められる役割

  • 即戦力補強
  • レッズキラーの獲得による失点の可能性減

 

前田選手はオランダのユトレヒトに移籍した実績を持つ程の実力者。

 

高卒プロ入り後、海外移籍の2022シーズンも含めると、既に12シーズンが経過。

 

来シーズン途中には30歳となり、ベテラン選手の域に入ってくる。

 

そんな選手の獲得ということであれば、即戦力補強というほかにあるまい。

 

仮に彼を右サイドで起用するとなると、現有戦力でライバルとなるのは大久保選手。

 

大久保選手はドリブル突破力こそ前田選手に引けを取らないが、いかんせんシュート・ラストパスの精度に欠けるため、ここを改善できなければチームとしては苦しい。

 

前田選手には、自身の活躍と共に、チーム内競争により攻撃力を活性化する役割が求められているのは言うまでもない。

 

そしてこれは付随的な話だが、前田選手はレッズの本拠地である浦和出身であるにもかかわらず(?)レッズ相手のゴールが多い泣

 

名古屋時代にはレッズ相手に1試合4ゴール決めたことも…。

 

レッズキラーを獲得することで、失点の可能性を少しでも減らすという狙いがある…のかもしれない。

 

プレー動画


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【移籍情報】「九州の地で心機一転再出発を」工藤孝太選手がギラヴァンツ北九州へ育成型期限付き移籍

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藤枝MYFCに育成型期限付き移籍していた工藤選手は、闘いの舞台をJ3へ移すことに。

 

 

基本情報

  • 選手名:工藤 孝太(クドウ コウタ)
  • 生年月日:2003年8月13日
  • 年齢:20歳
  • 出身地:和歌山県
  • ポジション:DF(CB)

 

経歴・出場成績

出場記録_2023シーズン

出場記録_通算

2023シーズン1試合あたり平均出場時間:約28分

通算1試合当たり平均出場時間:約28分

シーズン平均先発出場試合数:1試合

※いずれもリーグ戦のみ

 

経歴・加入時の考察については過去記事参照。

 

↓過去記事はコチラ↓

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浦和レッズユースから昇格した左利きCB。

 

出場機会を求め、昨シーズンからJ2の藤枝MYFCに育成型期限付き移籍していた。

 

藤枝では、先発1試合に途中出場5試合と、残念ながら出場機会は限られた様子。

 

プレースタイル・特徴

出場ポジション_2023シーズン

 

左利きのDFということで、レッズでは何かの試合で左SBで起用されたような気もするが、藤枝での先発試合はCBとして出場した模様。

 

180㎝と上背はあまりないが、左足から繰り出されるパスによって攻撃を組み立てられることが強み。

 

左SBでの出場時には相手を股抜きドリブルで交わすシーンもあったはずで、足下の技術にはそこそこ定評があった。

 

ただまずは、藤原選手同様、出場機会確保を最優先に、カテゴリーを下げて再挑戦となる形か。

 

木原選手もJ3で苦慮していることを考えると、ここでも出場機会が得られるかは不明瞭。

 

九州の地で、心機一転再出発してほしい。

 

プレー動画

なし

 

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