和製コルドバが追いかける、赤き血のイレブン達。

浦和レッズと読了書籍についてマイペースに。

【退団情報】「戦術の定まらない2年間に振り回された感はある」岩武克弥選手が横浜FCへ完全移籍

出会いあれば、別れあり。

 

今回のオフは加入も多くあったけれど、退団も多かった。

 

退団1人目は、大卒2年目だった岩武選手。

 

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岩武選手は、大分トリニータU-18から明治大学を経て、2019シーズンからレッズに加入。

 

大分トリニータU-18時代には2種登録にて当時J2だった大分トリニータのトップチームで10試合に出場した経験も持つ。

 

そういった経歴なので、恐らくトップチーム昇格の打診はされたと思うが、まだ自身には早いと考えたのか、サッカー強豪校の明治大学へ進学。

 

そこで順調に試合経験を積み、成長しレッズへと加入した経緯がある。

 

加入時には所謂「大学No.1○○(DFかSB)」という触れ込みだったと記憶している。

 

まぁ近頃は常勝軍団と言っても過言ではない強さの明治大学で常時スタメンだったし、確かキャプテンだったし、全日本大学選抜にも選ばれていたし。

 

明治大学のサイドバックと言えば、長友佑都選手(マルセイユ)や室屋成選手(ハノーファー)が思い起こされるように、非常に優秀なイメージが強い。

 

また、もうすぐ卒業となる4年生は10人がプロへ内定しており、個人的には「安心と信頼の明治ブランド」と呼んで評価している笑

 

ただ岩武選手は、この2年間で出場機会をほぼ得られず。

 

試合でのプレーを観る限りは、決してドリブルで敵陣を単騎突破したり、山中選手のような高精度&高速クロスを放てるわけではなく、どちらかと言えば、守備に重点を置いた、クラシカルなサイドバックっぽかった。

 

守備の強さにおいては、確か明治大学時代は、身長が170㎝少ししかないにも関わらず、要であるセンターバックも務めていたようだからね。

 

彼のようなタイプの場合、攻撃面ではサイドハーフと連携しないと攻撃面での貢献はあまり望めないと思われたが、この2年間はサイドでの崩し方というものが見えなかった。

 

今シーズンはそもそもサイドハーフの人選が固まらなかったし、途中からレギュラーに定着したマルティノス選手は、お世辞にもコンビプレイが上手とは言えなかったし。

 

だからその割を食った、という印象は否めない。

 

ただ、それを差し引いたとしても、出場したときにインパクトあるプレーを見せていたかと言えば、そこはクエスチョンマークがついてしまう。

 

興梠選手の9年連続2桁得点のアシストとなった、川崎戦でのPK獲得は、この1年では最も貢献したプレーになるのだろう。

 

しかし、湘南戦で畑選手に結構やられてたりだとか、セレッソ大阪戦で西川選手との連携がうまくいかずに、藤尾選手にプロ初ゴールを献上したりだとか、守備面でもあまりいいプレーが観られなかったのは残念。

 

そうなると、守備では1対1に強さがあり、かつ制空権が取れ、上下動できる橋岡選手の後塵を拝してしまうことも道理か。

 

ただ、彼は今年でまだ25歳。

 

サッカー選手として、これから十分に巻き返せる。

 

横浜FCでしっかりと戦術が整備されたサッカーであれば、彼も輝けるかもしれない。

 

次戦う時は、浦和の左サイドを蹂躙する位の気持ちで、横浜FCでも頑張ってほしい。

【新加入選手考察】「逆足精度も高し」小泉佳穂選手がFC琉球より完全移籍加入

補強第2弾。

 

FC琉球より、小泉佳穂選手が完全移籍加入。

 

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ポジションはMF。

 

具体的には主にトップ下の模様。

 

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スタメン時のポジション

 

2020シーズンのレッズは主に4-4-2を採用していたため、トップ下というポジションはなかった。

 

が、リカルド監督が2020シーズンで主に採用した3-4-2-1では、「2」がそのポジションとなるものと思われるため、小泉選手はそのポジションを見越しての獲得となったのだろう。

 

また、既存の選手に目を向けると、伊藤(涼)選手や武田選手も元来そのポジションが得意であるため、若手選手含めて競争が激しくなることが予想される。

 

小泉選手は、FC東京U-15むさしから前橋育英高校、青山学院大学を経て、FC琉球へと加入という経歴。

 

FC東京U-15むさしからFC東京U-18へは昇格できなかったのか、あるいは昇格を蹴って高校を選んだのか。

 

最近は、昇格できるとしても、自分自身の成長に何がベストなのか考えて、あえて高校へ進む選手も多くなっているんじゃないかと思うからね。

 

少し話は脱線するが、FC東京はU-15に「むさし」と「深川」があり、その2チームからU-18に昇格させる選手を決めるわけだから、当然倍率は高くなるはず。

 

他のチーム(鹿島・横浜FM・広島等)も同様の制度を敷いているが、レッズはやっていない。

 

これには埼玉県の事情もあるのかな。

 

大宮もU-15は1チームだけだし。

 

個人的には、受け皿が多ければ、その分優秀な選手を確保できる訳だから、レッズもそうした方がいいと思うんだけどね。

 

さて、小泉選手に話を戻すと、青山学院大学時代は4年間、関東大学2部リーグで奮闘。

 

私関東大学サッカー連盟のHPで調べた4年間の成績は、70試合出場、19ゴール(内PK6)、11アシストとそこそこの成績。

 

2年時の7ゴール(内PK2)8アシストは大活躍と言っていい。

 

また、前橋育英高校時代は現セレッソ大阪の坂本達裕選手と同期であり、坂元選手のドリブルは小泉選手を真似、練習して身につけたんだとか。

 

そんな訳で小泉選手は、ドリブルに特長がある選手である模様。

 

Football LABのデータによれば、ドリブルチャンスとパスチャンスが高いので、ドリブルからのラストパスで得点に絡むことができるということか。

 

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プレースタイル指標:小泉 佳穂

 

また、チャンスビルディングポイントに目を向けると、パスレシーブも高いので、相手ディフェンスラインと中盤の間でボールを貰う動きに長けている様子。

 

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チャンスビルディングポイント:小泉 佳穂

 

攻撃もJ2全体で12位であり、FC琉球の攻撃を牽引してきたのがわかる。

 

また、シュート部位やクロス部位も利き足の左だけではなく、逆足の左でも同じくらい撃って、または放っている。

 

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シュート部位・クロス部位:小泉 佳穂

 

片足しか使えなければ、そちら側を重点的にケアすれば良いのだが、どちらも使えるとなれば、相手守備陣は対応しづらくなるはず。

 

動画でも、両足の精度はほぼ変わらないように見える。

 


小泉佳穂 2020 FC琉球

 

J1のスピードや強度に順応できれば、武藤選手のように、ゴールを狙いつつもパスを引き出し、かつラストパスが出せる選手になれると感じた。

 

データ引用元:Football LAB

【新加入選手考察】「柴戸選手と並べればもう鉄壁」金子大毅選手が湘南ベルマーレより完全移籍加入

補強第1号。

 

湘南ベルマーレより、金子大毅選手が完全移籍加入。

 

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金子選手のポジションはMF、主にボランチ。

 

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2020シーズンスタメン時のポジション

 

ボランチはエヴェルトン選手が退団、長澤選手が名古屋へ移籍、青木選手もFC東京への移籍が噂されるなど、一気に層の薄くなるポジションなだけに、金子選手の加入は非常に大きい。

 

金子選手の経歴に目を向けると、サッカー名門校の市立船橋高校出身。

 

2020シーズンに躍進を果たした、柴戸選手の後輩となる。

 

残念ながら、学年は3つ離れているため、一緒にプレーはしていないようだけれど。

 

高校同期には杉岡大暉選手(鹿島)、原輝綺選手(鳥栖⇒清水)。

 

後にプロとなる選手が3人いるチームは、さぞかし強かったであろう。

 

その後、高卒時点でのオファーの有無は定かではないが、神奈川大学に進学し、大学サッカーの門を叩いた。

 

私の好きな大学サッカー出身者ですな。

 

しかし、年齢から逆算すると2年次かな?に大学を中退し、湘南ベルマーレに加入。

 

湘南では3年間で56試合に出場し、東京五輪を戦う予定のU-23日本代表にも名を連ねている。

 

そんな彼のプレースタイルは、「ボール奪取に長けたボランチ」である。

 

と聞くと思い起こされるのが、そう、先程も名前が挙がった市立船橋高校の先輩、柴戸選手である。

 

Football LABのプレースタイル指標・チャンスビルディングポイントを比較してみると、あらびっくりほとんど同じ!

 

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プレースタイル指標:金子 大毅

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プレースタイル指標:柴戸 海

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チャンスビルディングポイント:金子 大毅

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チャンスビルディングポイント:柴戸 海

若干柴戸選手の方が守備寄りという印象かな。

 

だが、ボール奪取に長けている金子選手と柴戸選手をボランチで並べれば、ディフェンスラインより前でボールを狩り取りまくれる、最強の楯が完成する!かもしれない。

 

ただパスチャンスは両名ともあまり高くないので、ボランチからのパスによるチャンスメイクはあまり期待できない可能性が高い。

 

まぁ私としては、展開は監督による戦術次第でどうにかなると思っているので、この両名を並べた浪漫ある布陣を希望するよ。

 

データ引用元:Football LAB

 

【2021年1月8日追記】

識者の方によれば、どうやら柴戸選手っぽくはない様子笑

 


『金子大毅が一番エグい』対戦相手も認めたその実力とは?

 

総合力の高い、万能型の選手なようですね。

【浦和レッズ】「待望の攻撃の型を持った監督」リカルド ロドリゲス監督が監督就任

あけましておめでとうございます。

 

本年も主に浦和レッズ、書籍を中心に頑張って更新してまいります。

 

2020シーズンが終了し、年末にかけて様々な入退団情報がリリースされた。

 

一つ一つ記事にしたいと思っているので、お付き合いいただければ幸い。

 

まずは指揮官について。

 

2021シーズンから、前徳島ヴォルティス監督の、リカルド ロドリゲス監督がトップチームの監督に就任することが発表された。

 

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報道レベルでは、前所属の徳島ヴォルティスのシーズン佳境、正にJ1昇格争いが熾烈を極めている時に一斉に報道されていた。

 

そこから間を置き、若干ヤキモキはしたものの、正式リリースとなり、ひとまずは安心。

 

安心、という言葉の通り、リカルド監督の監督就任は個人的に歓迎。

 

理由として、「実績があること」。

 

表面的な部分、実績面から言えば、徳島ヴォルティスをJ2優勝、J1昇格へと導いたという結果がある。

 

得点数67はリーグトップの水戸ホーリーホックの68に次ぐリーグ2位、失点数33もリーグトップの福岡の29に次ぐリーグ2位だ。

 

また、外国人監督だが「日本での生活が長いこと」も挙げられる。

 

徳島を率いて4年、2021シーズンからは日本で5年目を迎える。

 

日本の気候面での特徴、またJ1とJ2という違いはあれど、Jリーグを肌で感じ、リーグの特徴、またレベルや戦い方というものを既に知っているというのは大きなプラスではなかろうかと考える。

 

次に、リカルド監督がどのようなサッカーを志向するかということだが、徳島の試合を少しだけ観戦した印象としては、最後方のGKから繋ぐという印象。

 

2020シーズンのレッズが繋ぐ意識がなかったというわけではないけど、あくまでビルドアップからチャンスが創出できないということが相手チームにバレており、結果ボールを持たされていることが多かった。

 

また、逆に前からプレスをかけてくるチームに対しても、プレスの網をかいくぐれず、バックラインでパス回し⇒出しどころがなくGKへ戻す⇒出しどころがなく大きく蹴る⇒ボールロスト、を繰り返し、効果的な攻撃は全くできていなかった。

 

だが徳島の攻撃スタイルから言えば、しっかりとしたポゼッションから相手のディフェンスラインを突破し、ゴールに結びつけるという評価を受けている。

 

Football LABのコラムにおいては、攻撃の組み立てのそれぞれの局面で自信をもって自分たちの形を出せていると評されている。

 

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コラム「祝・J2優勝。徳島ヴォルティスの強さの秘密は?」より。

 

4年間という歳月はあれど、戦術をチームに落とし込み、それを選手に体現させられる手腕も確かな模様。

 

1点気になるのは、リカルド監督招聘時の戸苅本部長のコメント。

 

「2020年に掲げた『即時奪回』『最短距離でゴールを目指す』サッカーに、常に『主導権』を持ち、より『攻撃的』で、ハイブリッドなサッカースタイル(カウンタースタイルとポゼッションスタイル)を実現することを目的に、リカルド ロドリゲス監督を招聘することにしました」

 

「即時奪回」「最短距離でゴールを目指す」=ショートカウンターと私は読み取ったけど、徳島のチームスタイルとしては、J2のチームの中でもショートカウンターの指数はかなり低い。

 

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チームスタイル:徳島ヴォルティス

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リーグにおけるショートカウンターの指数とシュート率

見辛いが、徳島は千葉と愛媛の少し上あたり。

 

ちなみに2020シーズンのレッズ自体も別にショートカウンターの指数は高くない。

 

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チームスタイル:浦和レッズ

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リーグにおけるショートカウンターの指数とシュート率

 

 

なので、仮にショートカウンターのスタイルを目指すということであれば、リカルド監督の招聘はアンマッチしているということになる。

 

2020シーズンのレッズも、高い位置からのプレスが機能していたとは言い難いし、ロングカウンターの指数が高いのは、自陣に縛り付けられてからのカウンターが多かったからと推測もできるけど笑

 

というかレッズが2020シーズン、やりたいことができていたかはこの際置いておくとして、両チームのスタイルが全くと言っていいほど合致していないな。

 

2020シーズン、レッズがやりたいことをできていたと仮定するのであれば、できなかったことを実現させるために、リカルド監督を招聘した、という考え方なら辻褄は合うけど…。

 

とは言え勿論、リカルド監督の手腕には期待タップリだし、新しい選手の加入もあり、様々な競争があることは楽しみしかない。

 

また、過去のミハイロ ペトロビッチ監督がそうだったように、攻撃スタイル構築手腕に定評のある監督が率いるチームの試合は、観ていて楽しい。

 

すぐには難しいとは思うけれど、2020シーズンの閉塞感からの脱却を切に望む。

 

早くも開幕までは2カ月を切った。

 

2021シーズン、その様なメンバーで、どの様な試合を見せてくれるのか、待ち遠しい。

 

データ引用元:Football LAB

【浦和レッズ】2020シーズン終了

昨日、リーグ最終戦はコンサドーレ札幌に0-2で敗れ、浦和レッズの2020シーズンは幕を閉じた。

 

最終的な成績は13勝7分14敗、得失点差-13。

 

当初目標としていた、ACL出場権および得失点差プラス2桁、というのは未達となった。

 

が、個人的には今シーズンにおいては、目標未達となったことについては問題視していない。

 

達成できればそれはそれでよかったけれども、今シーズンは新型コロナウイルスの影響で通常のシーズンとは色々と異なるシーズンとなった。

 

特に、例年であればシーズン終了時点で17位・18位のチームはJ2に自動的に降格、16位のチームはJ2で3位となったチームと入替戦を行う。

 

だが今年はその降格措置がなくなった。

 

また、選手交代枠も通常3枠であったものが、今シーズンは5枠(確か)となった。

 

だから、個人的には結果至上主義に走るのではなく、より多くの選手を起用し、これまで「放置していた」世代交代に着手する絶好の機会であったと思う。

 

だが、今シーズンが終了し、浦和レッズに成果としてあったものとすれば、

 

①大槻元監督のトップチーム監督としての経験値蓄積

②興梠選手の9年連続2桁得点達成

 

くらいだろう。

 

②については、前人未到の記録であり、押しも押されぬ浦和レッズのエースである興梠選手の努力の賜物であるので、これに関しては賛辞を惜しむものではない。

 

というかむしろ、シーズン中盤から後半にかけては、それ位しか楽しみがなかった。

 

①については、大槻氏が今後も監督業を続けるとすれば、大槻氏自身のためにはなったと思う。

 

また、今後他のチームで更に経験を積んで、いつか浦和レッズの監督に再任となる可能性もないわけではない。

 

が、今シーズン、そして今後の浦和レッズに残したものと考えると、皆無であったと言わざるを得ない。

 

何が不満であったかは以前の記事にも記載しているので、そちらをご覧いただくとして。

 

www.zeniya47.tokyo

 

話を戻すと、今シーズンは世代交代という至上命題に関して、取り組むには絶好のチャンスであったにもかかわらず、相変わらずこのチームはそれを放置した。

 

そもそも降格がないのだから、結果はさておき世代交代を重視し、若い選手を積極的に起用すべきだったと考えるのが私の意見。

 

しかし、特段そういった思い切った起用もせず、かといって結果や内容が伴う訳でもなく、前述した中途半端な成績に終始。

 

私は今シーズンを棒に振ったと言っても過言ではないと思う。

 

以前、レッズの監督を務めた、フォルカー・フィンケ氏は、積極的に若手選手を起用していた。

 

2シーズン監督を務めて、成績はあんまりよくなかったけど、私みたいに若手選手の成長を観たい人間には面白かったし、私は所謂フィンケ氏の3年目が観たかった人間。

 

そんな私にとっては、今シーズンの選手起用は到底納得できるものではなかったな。

 

統計を取ったわけではないから、もしかしたらレッズのスタメン平均年齢は実は若いのよ!っていう結果だったかもしれないけど、他チームはもっと若い選手を積極的に起用している。

 

川崎やガンバや鹿島はチームとして結果も出している。

 

川崎の三苫選手や旗手選手とか、ガンバの唐山選手とか、鹿島の上田選手や沖選手とか。

 

隣の芝生は青く見える、とは言うけれど、他のチームは着々と若手選手を育てているのに。

 

以前レッズへの帰還を期待していた筑波大学の角田選手も、横浜F・マリノスに加入が内定。

 

オファーしていたかどうかは不明だが、今のレッズは、同カテゴリーのチームに、下部組織にいた選手を取られるまでに落ちぶれている、という現実に危機感を持った方がいい。

 

そして、シーズンが終了したことで、選手獲得の噂もチラホラと聞こえてきている。

 

年齢の若い選手にも声をかけているようだけど、結局それも他チームで経験を積んだ選手を獲得しようとしている訳で、とことんこのチームは自前で育てるということをしないのかなーとゲンナリしていますが。

 

とはいえまだ報道の段階なので、正式決定があるまでは具体的には伏せる。

 

とにかく、今シーズンの選手起用が来シーズン以降の結果に影響しないことを祈るばかり。

 

そして加入の噂があれば、退団の噂もある。

 

私がユニフォームを買った選手は、未だに最後までレッズにいたことはない。

 

現所属選手でユニフォームを所有しているのは、伊藤涼太郎選手と長澤和輝選手。

 

また怪しいかもね。

【試合レビュー】「浦和の未来を見た10分間」リーグ戦第32節*湘南ベルマーレ戦(△0-0)

見返してみると、試合レビューを最後に書いたのは、7月18日。

 

リーグ戦第5節のFC東京戦。

 

しかもFootball LABのデータ更新サボってるし。

 

そこから夏・秋ときて冬になって今回のレビューとなるから、どれだけモチベーションが下がっていたかわかるなぁ…笑

 

今回は試合自体は引き分けだったけど、試合終盤に見どころがあったので。

 

■雑感 

試合全体の感想としては…まぁ今年一年、途中で観戦しなかった試合もチラホラありつつも、今はこれが精一杯かなと。

 

一応、ボールを保持しようとする相手の方が攻撃に関してはイイものを出せているレッズだけど、湘南もカウンター攻撃を主体とするチームだから、レッズがボールを保持する時間も必然的に多かった。

 

ボールを保持している時の攻撃のクオリティはあまりよろしくないので、90分通して、レッズが盛り上がるシーンは少なめ。

 

逆に湘南は何度かレッズの守備網を突破してシュートまで持っていけていた。

 

試合を観ていてずっと気になっていたのが、カウンターで攻めあがる時の、両チームの差。

 

湘南は何人もの選手が、ボールや人と一緒に猛然と駆け上がるのに対し、レッズはカウンターの時でもせいぜい1・2人がゆっくりと上がってくるだけ。

 

もしかしたら、チームとしてそれぞれその様に動けと指示されているのかもしれないけど、現状ポゼッションからチャンスを創出する可能性があまりなさそうなのだから、カウンターの時にはもっとリスクを冒すべきと思ったな。

 

後半途中に武藤選手や柴戸選手が交代で出場したあたりから、少しづつ攻撃にも迫力が出てきた。

 

っていうか柴戸選手、ようやく復帰したね。

 

最近、全然音沙汰がなかったから心配していたけど、やっぱり彼のボール奪取力は魅力。

 

あと2試合、スタメンでいけるんじゃないかな。

 

そしてこの試合は何といっても、85分から途中出場の武田選手。

 

興梠選手への惜しいパス1本に、終了間際の惜しいシュート1本(DFに当たってなかったら枠外だったかもしれないけど笑)。

 

またサイドチェンジのミドルパス。

 

短時間にもかかわらず、とてもワクワクさせてくれるプレーを見せてくれ、アディショナルタイム含めれば10分程度のプレーだったけど、武田選手に浦和の未来を見たよ。

 

◼️データ考察

[スタメン]

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最終ラインは槙野選手・デン選手が怪我で欠場。

 

デン選手は治療のためにオーストラリアに一時帰国したため、今シーズンは終了かな。

 

橋岡選手がセンターバックで、右サイドバックに岩武選手。

 

橋岡選手はユースではずっとセンターバックだったから、本職での先発ということに。

 

やっぱり対人はピカイチに強いよね。

 

あとはビルドアップをもっと磨けば、海外も近そう。

 

岩武選手は、可もなく不可もなく、といった出来だったか。

 

対面の畑選手に何度かやられかけてたけど。

 

累積警告で欠場となったレオナルド選手の代役となった杉本選手がクロスを決めていれば、また岩武選手の評価も一段階上がってたかもしれない笑

 

ベンチでは柴戸選手の復帰、武田選手の初ベンチのほか、石井選手も初ベンチ入り。

 

阿部選手も今シーズン初ベンチ入りかな?

 

怪我人多数のためか、既に今期の目標達成が困難なためか、ベンチ入りメンバーは普段の顔ぶれとは少々異なっていたね。

 

 

[チャンスビルディングポイント:チーム・スタッツ]

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チャンスビルディングポイント:チーム

 

サイドを上手く使えていたのは明らかに湘南だった。

 

クロスとドリブルポイントは上回られた。

 

逆に、シュート精度があまり良くなかったことで失点を免れた部分もあった。

 

浦和はそもそもシュート数自体が少なかったと思うが…。

 

[チャンスビルディングポイント:個人]

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クロス

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ドリブル

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シュート



攻撃は山中選手がトップだったけど、パスポイントが高かったため。

 

単純に最終ラインや中盤の選手とのパス交換が多かったためと判断したため置いておく。

 

クロス・ドリブルは湘南の両サイドがトップ。

 

両サイドは制圧されていたからね。

 

汰木選手・マルティノス選手は攻撃性能で言えば良いものを持っていると思うけど、やっぱりチームとしてサイド攻撃の方法が全く見えないからね。

 

やむなし。

 

そしてシュートは武田選手!

 

最後のあのシュートだけでトップになってしまうとは。

 

Twitterでは、ジョホールバルの歓喜の中田英寿氏のシュートにそっくりとの動画が出回っていたけど、確かにそっくりだった笑 

 

 ■最後に

やっぱり若い選手が躍動するのを観ていると楽しい。

 

とは言え武田選手は正直、今シーズンからではなく来シーズンからが勝負と思っていた。

 

理由としては、シーズン前の町田ゼルビアとのトレーニングマッチで、完全にフィジカル負けしていたから。

 

だから今シーズンは身体作り、と勝手に思っていたのだけれど。

 

昨日の試合では全くそんなこと感じさせなかった。

 

きっと、試合に出られなくても努力を継続していたのでしょうね。

 

今シーズン残り2試合、私イチオシの伊藤涼太郎選手は現在も別メニューということで、川崎戦・札幌戦も厳しいかもしれないけど…泣

 

鈴木彩選手・石井選手、そして武田選手により多くの出番があることを願っている。

 

データ引用元:Football LAB

 

【退団情報】「良い意味でブラジル人らしからぬところが魅力だった」エヴェルトン選手が退団

先日、マルティノス選手の退団が発表されたことに続き、エヴェルトン選手も退団されることが公式発表された。

 

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エヴェルトン選手は、昨シーズンからレッズに加入。

 

今シーズンを含む現時点での成績は、48試合4得点。

 

こうして見ると、実はマルティノス選手の3年間の成績とほぼ同じ。

 

どちらかというと、マルティノス選手の方が攻撃面での貢献が求められるという側面はあるが。

 

エヴェルトン選手はこの2年間主にボランチとして出場し、この成績であったことを考えると、貢献度としては全然悪いものではなかった。

 

タイトルにも記載した通り、エヴェルトン選手はブラジル人らしからぬプレイが魅力的だったと思う。

 

具体的には、ブラジル人と言えば、技術が高く、個人技で打開したり、華麗なプレーを見せてくれる印象がある。

 

が、エヴェルトン選手はその逆で、堅実なプレーが長所であった。

 

ポジションの問題ももちろんあるが、低い位置からドリブルで長い距離を持ち運んだり、前線の選手にキラーパスを通したり、ということではなく、しっかりと守備をして味方に確実にパスを繋ぐ、またスペースに飛び出していく、という個人的にはブラジル人らしからぬ(?)プレーが持ち味だった。

 

基礎技術も高く、しっかりとファイトしてくれること、またシーズン序盤に躍動した柴戸選手のケガによる離脱もあり、今シーズン中盤からは大槻監督は長澤選手・エヴェルトン選手の両選手をボランチのファーストチョイスにしていた。

 

エヴェルトン選手のプレイスタイル指標はこちら。

 

ボール奪取力が高いのはボランチで奮闘してくれていたからか。

 

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Playing Style

 

 

ただ助っ人外国人ということもあり、日本人ではできないプレーを要求する、ということであれば、彼は適任ではなかったのかもしれないし、それが退団となった理由かもしれない。

 

また、彼はポルトガルのFCポルトからのレンタル移籍であり、元々レッズに保有権がなく、彼を買い取るだけの財力がなかった、という意見もそこかしこに。

 

ただ理由はどうあれ、昨シーズンから貴重な戦力として戦ってくれた選手を放出せざるを得ないとなると、チーム力の低下は免れない。

 

現有戦力での同ポジションでは、柴戸選手が今年は飛躍してくれたので、今後は彼がファーストチョイスになってほしいところ。

 

あとはシーズン中盤にサイドハーフからボランチに固定された長澤選手。

 

この2名が筆頭かな。

 

ベテランでは青木選手は移籍の噂があり、柏木選手もシーズン中盤以降はほぼ出番がないことから少々不透明。

 

若手では武田英寿選手と来シーズンから加入の伊藤敦樹選手。

 

移籍加入を考慮しないとこんなところ。

 

個人的には柴戸選手・長澤選手の大卒コンビが好きなのでこのままでも良いです笑

 

今後、エヴェルトン選手は国内で移籍先を模索するとのこと。

 

どこに移籍することになっても、恩返し弾はご勘弁を笑

 

エヴェルトン選手、2年間ありがとう。

 

データ引用元:Football LAB

 

【退団情報】「躍動期間の短さが悔やまれる」マルティノス選手が退団

シーズンも佳境に差しかかり、これから新シーズンに向けて、いわゆるストーブリーグといわれる選手の加入・退団情報が飛び交う時期となる。

 

大槻毅監督の今シーズンを持っての契約満了が公式発表になったことは記憶に新しいが、また新たにマルティノス選手がレッズを去ることが公式発表された。

 

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マルティノス選手は2018シーズンから加入。

 

現時点でレッズでの通算成績は48試合5得点(リーグ戦に限る)。

 

助っ人選手としての成績からすると、ちょっと物足りないという印象。

 

マルティノス選手と言えば、183㎝という体躯、そしてその大きなストライドを活かしたドリブル突破が武器だった。

 

今シーズンの終盤、在籍した3シーズンで最も活躍したと思われる最近では、右サイドのドリブル突破、特に左利きであるため、カットインすると見せかけて縦に突破するドリブルをよく見せてくれていた。

 

また、カットインしてからのクロスも割と精度が高く、決定機に繋がることもしばしば。

 

レッズの戦術が最後まで曖昧模糊だったこともあり、マルティノス選手のドリブル突破が攻撃における最大の(というか唯一の)武器となっていた。

 

ただ惜しむらくは、この躍動期間が短すぎたことか。

 

上記に長所を記載したものの、試合になるとそれ以上に悪い方向で目立ってしまう点もあり…笑

 

「プレーにムラがありすぎる」「すぐに痛がって転がる(最近はあんまりなかったかも)」がその代表格かな。

 

良い時はドリブル突破で対面の相手をキリキリ舞にさせるのだけど、悪い時はトコトン抜けず、かつボールを保持したがる癖があるので、右サイドバックで出場することが多かった橋岡選手にパスせず、ドリブルでこねくり回して好機を逸したり。

 

また、守備も決して得手とはいえないので、さらりと相手に交わされて失点の機転となってしまったり。

 

先述のとおり、彼のドリブル突破が唯一の武器となってしまっていたため、イコール彼の試合における出来栄えで試合の結果や内容が大きく左右されていたように感じる。

 

また、試合中に少し接触しては大げさに倒れ込んでしまい、審判そして味方サポーターの印象も悪くしてしまっていたので、それは残念ポイントではあるけれども笑

 

ただ、今シーズンは途中から観戦をほぼほぼ止めてしまった私でも、彼の活躍した試合は結構覚えている。

 

柴戸選手の決勝点をアシストしたコンサドーレ札幌戦とか。

 

鮮やかなFKを決めたベガルタ仙台戦とか。

 

彼自身が決勝点を決めたヴィッセル神戸戦とか。

 

今シーズンは活躍した選手の内のひとりに間違いなく入るであろう。

 

そんなマルティノス選手、最後に最近全然見ていなかったFootball LABのプレイスタイル指標。

 

f:id:zeniya47:20201204010740p:plain

Playing Style

 

やっぱりドリブルチャンス力が高いのと、何故かロングシュート力がMAX笑

 

彼以外ではFC東京のアルトゥール・シルバ選手、横浜FCの手塚康平選手の2名と並んでトップの数値。

 

ロングシュート力の定義が載っていなかったのでよくわからないけど、遠目からバンバンシュートを撃たせていれば、実は結構決まったのかも…?笑

 

とまぁ冗談はさておき、最近の活躍により、最終的にレッズサポーターからも愛される選手となったマルティノス選手。

 

これからもそのドリブルで人生を切り拓いていってほしいもの。

 

3年間ありがとうございました。

 

データ引用元:Football LAB

【新加入選手考察】宮本優太選手(流通経済大学)2022シーズン加入内定!

前回記事にも記載したように、今回は2022シーズンでの加入が内定している、流通経済大学の宮本優太選手について。

 

https://www.urawa-reds.co.jp/static/ttt/169772.html

 

大学サッカー事情には結構詳しいと自負していたけれど、宮本選手は正直存じていなかった。

 

てわけで色々と調べてみたところ、わかったことは以下の点。

 

①ポジションは主にMF(ボランチ)。サイドバックの経験もあり。

②流通経済大学附属柏高校→流通経済大学の名門出身。

③高校3年生時には主将。全国高校サッカー選手権で準優勝。

④部員数200人超を誇る流通経済大学において、関東大学1部リーグで大学1年時からトップチーム出場機会あり。大学2年時には全日本大学選抜入り。

⑤長友佑都選手(マルセイユ)の「1万円企画」に参加経験あり。

 

って感じかな。

 

ボランチは高齢化の進んでいるポジション。

 

伊藤敦樹選手が来シーズン加入するけど、今後チームの主力として考えられる中堅選手だと、柴戸選手と年齢的にはギリギリ長澤選手くらいだからね。

 

サイドバックだと多分右だと思うけど、今だと橋岡選手と岩武選手。

 

どちらも年齢的には若いが、橋岡選手は今後海外移籍でチームを去る可能性がある。

 

あるとしても五輪の後くらいかとは思うけどね。

 

となると、圧倒的人員不足に陥ることになるので、こちらもそれを踏まえた獲得ということであれば頷ける。

 

出身校は②のとおり。

 

どちらも高校サッカー、大学サッカーにある程度触れていれば知っていると思われる名門校。

 

ただ同県内で言えば、最近は市立船橋高校にちょっと押され気味な印象だけど。

 

しかしそんな名門校でも主将を務め、選手権準優勝に導いているのはとてつもないこと。

 

武田英寿選手と同じだね。

 

決勝で敗戦したのは痛恨の極みだろうけど、その悔しさを持って、プロでも頑張ってほしい。

 

ところで最近の傾向として、主将経験者を獲得している実績がある。

 

武田英寿選手、藤原優大選手、伊藤敦樹選手、宮本優太選手。

 

上手い選手がキャプテン、っていう傾向も勿論あるんだろうけど、それ以上にメンタリティーを重視しているのかもしれないね。

 

主将を務めるということは、ピッチ内での統率力や発信力、苦しい時でもチームを鼓舞するメンタリティーが求められる。

 

上手いことは勿論だけど、そういう選手がチーム内にいると助かるし、それが複数であれば尚更だとは思う。

 

またチームを主体的に牽引する必要があるので、自分自身の成長にも繋がるしね。

 

大学サッカーの実績で言えば、リーグ戦にはルーキーイヤーから10試合以上出場し、出場機会を得ている。

 

2年時には22試合中21試合にスタメンフル出場。

 

2部リーグでの1年となる今年は、第13節の日本大学戦までは全試合スタメンフル出場。

 

だが第14節の青山学院大学戦の49分に交代で退いてから、直近の第18節までは出場がない。

 

可能性としては青山学院大学戦で怪我を負ったというところか(彼のものと思われるSNSを覗いたら、最近のつぶやきで治療中と言っている)。

 

流通経済大学は18節を終えた時点で、3位に勝点6差をつけた首位。

 

大学ラストイヤーを1部で戦うためにも、怪我を治してチームに貢献したいところだね。

 

最後に、彼は長友佑都選手のトレーニング参加企画に応募し、見事に選出されている。

 

そういったことからも、もっともっと成長したいという意欲がみられるし、そういう選手は応援したくなるものだと思う。

 

まずは入団まで、引き続き大学サッカーで己を磨き、変わらず意欲を持ってプロでも闘ってほしい。

 

最後に、宮本選手とは関係ないけど、キャプテンシーという話題で、印象的だった動画をひとつ。

 

Youtubeで青森山田高校サッカー部2年生、松木玖生選手がミライモンスターで特集されていたのを視聴。

 

練習中に意図が合わずにパスが繋がらずにいると、3年生がいる中でも構わず「1回集合しろ‼︎」と怒声を上げ、全員に発破をかけていた。

 

すごいメンタリティーだし、成長したい、そして勝ちたいという意欲が何よりも強い証拠だと思った。

 

そのシーンだけでも観る価値はあるんじゃないかなと思うので、気になる方は是非笑

 

https://m.youtube.com/watch?v=te_FIGvntf8

【浦和レッズ】大槻毅監督の契約満了

久々に浦和レッズについて書いてみる。

 

このタイミングで!?この話題について!?というツッコミ、批判は甘んじて受け入れる。

 

けど自分自身の気持ちを整理することも含めて、下書きのまましたためておいても公開することなくお蔵入りとなってしまうことが判明したため、書きたいときに書くことにする。

 

ゆうてもブログなので。

 

タイトルのとおり、浦和レッズの大槻毅現監督が今シーズンをもって契約満了とすることが正式に発表された。

 

大槻 毅監督との契約について | トップチームトピックス | URAWA RED DIAMONDS OFFICIAL WEBSITE

 

今朝、上記の情報とあわせて来シーズンの新監督の話題も各方面から聞こえてきていた。

 

新監督については正式発表がないので置いておくとして。

 

このタイミングでの発表ということは、前節のガンバ大阪戦(●1-2)で、今シーズンの目標としていた来シーズンのACL出場権獲得が困難であるということが関係しているのかもしれない。

 

ただ個人的には、この決断もやむをえないものと考えている。

 

もちろん、昨シーズン途中のオリヴェイラ元監督の解任からチームを引き継ぎ、チームを残留させたことについては最大限の感謝を申し上げる。

 

しかし今シーズンの采配については、どうしても賛同しかね、結果としてこのブログのコンセプトである「前向きにチームの行く末を追いかける」というルールが守れないと判断したので、途中からは試合レビューは未更新としていた。

 

また単純に試合を振り返る気力が起きなかったというのも、大きな理由の一つでもある。

 

その理由を自分の中で掘り下げると、「試合がツマラナイ」「観たい選手がいない」

 

この2点に集約されている。

 

1点目の試合がツマラナイについて。

 

今シーズンの全日程は終了していないが、順位は暫定で9位、得失点差は-5となっている。

 

順位こそ中位ではあれ、得失点差は-5。

 

これは大敗する試合が一定間隔で発生していることに尽きる。

 

勝つときは1点差でギリギリ勝ち、負けるときは大敗するという試合展開が多かった。

 

数えてみると、得失点差-3以上の敗戦は今シーズン5回(柏レイソル・名古屋グランパス・セレッソ大阪・横浜Fマリノス・川崎フロンターレ)あるものの、逆に+3以上で勝利した試合は2試合(どちらも相手はベガルタ仙台)。

 

また、大敗した試合は前半早々に失点を重ね、得点は大勢が決した後、相手の集中が切れてから決めるため、焼け石に水という印象が拭えなかった。

 

なので6点ぶちこまれた名古屋グランパス戦を境に、DAZNでも観戦を控えるようになった。

 

また、2点目の観たい選手がいない、ということについて。

 

これは私の試合を観戦する際の楽しみの一つである、「若手選手の試合出場・成長」ということが大きく関係している。

 

新型コロナウイルス感染拡大の影響により、今シーズンは降格がなく、また交代枠が拡大された。

 

そのため、例え最下位でシーズンを終えたとしても降格を気にする必要はなく、これまで放置していた(と個人的には思っている)世代交代を進める絶好のチャンスだった。

 

だが、具体名を挙げると伊藤涼太郎選手・岩武克弥選手・武田英寿選手・鈴木彩艶選手の起用はほとんどなく、ベテラン選手を主に重用して起用した。

 

これには本当に納得がいかなかった。

 

もちろん理屈では理解できるところもある。

 

チャンスは自ら勝ち取るものだとか、まずはチーム戦術の浸透を優先しているだとか、目標としているACL出場権獲得が最優先だとか、そういう考え方は理解できる。

 

だがそれは通常のシーズンであればの話だ。

 

今回は前述のとおり、通常ではなく異例のシーズンとなっている。

 

私はACL出場権よりも世代交代を積極的に進めてほしかった。

 

印象かもしれないが、他チームはもっと若手選手を積極的に起用し、今シーズンを有効に活用していると考えている。

 

浦和はそれを自ら放棄し、結果至上主義に突っ走った挙句、目標達成も絶望的であり、世代交代も全く進まなかった。

 

だから観たい選手もおらず、最近は試合を観る気には全くならなかった。

 

この2点から、大槻監督の契約満了については致し方ないものと考えている。

 

そしてここからは別の話になるが…こうして自らの気持ちを書き出してみると、私は結局どんな状況においてもチームを後押しする!というスタンスではなかったんだと改めて気が付かされた。

 

だけど、これをもって浦和レッズから距離を置きます!というつもりはない。

 

やっぱり切っても切り離せない感情はあるので。

 

けど学生のころとは異なり、今では家族もいるし、ストレスを溜めるために2時間を費やすつもりはないので、今回再確認した「試合が面白い」「観たい選手がいる」という2点のどちらかでも満たされればまた試合レビューは再開したい。

 

これで浦和サポーター名乗れるのか!?とも思うけれど、そこの定義は人それぞれということで。

 

久しぶりの浦和レッズに関する記事がこんな内容となってしまい、非常に不本意であるが、自らの気持ちの整理ということも兼ねて記事とした。

 

今回は後ろ向きな記事になったと思うので、次回は2022シーズンの加入が内定した宮本優太選手(流通経済大学)の記事でも書きたいな。

 

【新加入選手考察】藤原優大選手(青森山田高校)2021シーズン加入内定!

さて、FC東京戦は敗戦となってしまい、残念な週末となってしまったところだけれど。

 

ただ悪いニュースばかりという訳でもなく、ウィークエンドにクラブから喜ばしいニュースリリースがあった。

 

www.urawa-reds.co.jp

 

青森山田高校サッカー部3年生の藤原優大選手の来シーズン新規加入内定との報。

 

若手選手の活躍を観たい私としては、非常に楽しみなニュース。

 

とは言え、彼についての予備知識はほとんどないというのが正直なところで。

 

あえて挙げるとすれば…。

 

・世代別代表経験あり

・武田選手とまた同じチームでやりたいとの発言あり

・浦和の練習参加済

・直近の選手権決勝で観たことあるかも

 

くらい。

 

なので、クラブのリリースからも読み取れることを考えてみる。

 

身長180㎝、体重74㎏。

 

ポジションはDF。

 

まずここで、彼は本当にDFとして獲得されたのかという疑問が浮かぶ。

 

180㎝は日本人としては大柄な方だと思うけれど、サッカー選手としてDF(特に中央)を守るにはいささか高さに不安がある。

 

ただオフィシャルリリースの選手の特長や、他の報道媒体とかでも、ヘディングが長所と言われおり、スカウトもクラブで1番と太鼓判を押しているとか。

 

確かに、OBの山田暢久氏のように、上背はないけど、ジャンプ力やタイミングで競り勝てる選手もいた。

 

伊藤敦樹選手(流経大)の来シーズン加入も内定もしており、彼はMFとして紹介されていたから、あくまでDFとしての獲得なのかもね。

 

彼は今年度3年生ではあるが、新型コロナウイルスの影響で、プレミアリーグイーストは開催されない見込となっているから、今年度の彼の活躍は見えてこない。

 

しかし調べてみると、昨年度は2年生でありながら、プレミアリーグイースト王者の青森山田高校のレギュラーを張っていたことがわかった。

 

全18試合のうち、優勝が既に決定していた最終節以外の17試合に全て先発フル出場してた。

 

うち2試合はゴールも決めている。

 

www.youtube.com

↑ 31秒~。

 

www.youtube.com

↑ 15秒~。アシスト武田選手だね。

 

また、敗れはしたものの、直近の高校サッカー選手権決勝、静岡学園戦では先制ゴールとなるヘッドも決めていた。

 

守備は勿論のこと、攻撃でもセットプレーから得点を取れるとなれば、相手にとっては嫌なことこの上ない。

 

是非ともバンバンゴールを決めちゃってほしいね。

 

彼の加入内定により、来シーズンの新卒加入は3名に。

 

最近レッズで高卒DFが定着した例は…書いていて橋岡選手があったことに気が付いたけど笑、センターバックではとんとなかったかな。

 

現在スタメンのデン選手や岩波選手もさることながら、槙野選手・鈴木大選手・マウリシオ選手など、超えるべき壁は高い。

 

だけど浦和に来てくれたことに感謝。

 

精一杯応援するよ。

【試合レビュー】「先制されたときの試合運びが課題」リーグ戦第5節*FC東京戦(●0-2)

前回の鹿島戦は翌週末の試合レビュー更新となってしまったため、今回は早々に。

 

鮮度が命なので笑

 

今節は昨シーズン、横浜F・マリノスに次ぐ2位でフィニッシュしたFC東京戦。

 

前節はその横浜F・マリノスを撃破して勢いに乗っている。

 

浦和も今シーズンまだ負けなしと、好調のチーム同士の対戦となった。

 

■雑感 

今日は完敗。

 

0-2で敗戦。

 

前半は決定的なチャンスもなかったけど、それ以上にFC東京に攻撃の糸口を見出させていなかったから、そのまま後半を迎えられればベストだったんだろうけど…。

 

森重選手の素晴らしいフィードで室屋選手が浦和左サイドの裏を取ってクロス。

 

中央でディエゴオリベイラ選手に合わせられ(お腹あたりに当たって入っちゃったという感じだったけど)、嫌な時間帯に失点。

 

西川選手も少し触っていただけに悔しい失点になっただろう。

 

そのまま後半に突入したが、内容は前半の方が良かった。

 

というのも、FC東京も先制したことから無理して攻める必要はなくなったし、かつそれ以上に浦和の攻撃がマズかった。

 

これまではどちらかといえば相手の攻撃を受け止めてからカウンター攻撃を繰り出していたが、逆にボールを保持する展開になってしまうと、攻撃の形のなさが浮き彫りになってしまった。

 

サイドからクロスを上げても特に工夫がないため、跳ね返されるだけだし、中央でFWに縦パスをつけても連動性がないから、停滞感が漂っていたかな。

 

逆にFC東京にカウンターからアダイウトン選手に決められ万事休す。

 

あのシーン、青木選手は責められない。

 

直前に芝の影響でボールが跳ねてたから。

 

むしろその後、3人もいながらアダイウトン選手1人に突破されたことが問題。

 

最悪、プロフェッショナルファールで止めても良かったと思う。

 

近くにいた青木選手・岩波選手・マウリシオ選手、誰もイエロー貰ってなかったからね。

 

その後、交代で入った選手達も、違いを見せられたとは言えず。

 

こんな日もあるさ、という感想になってしまったなぁー。

 

 

◼️データ考察

[スタメン]

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本日は最終ラインのデン選手がお休み。

 

事前の報道では怪我?なんだとか。

 

代役はマウリシオ選手。

 

マウリシオ選手、悪くなかったよね。

 

無難にこなしてたし、前線へのフィードも数本いいのあったし。

 

昨シーズンはやり玉に挙げられていたことが多かった気がするけど、本日は2失点してしまったとは言え、彼は彼の役割をこなした。

 

本日はスタメンだった杉本選手も、あとはゴールだけ。

 

前線からの守備やタメを作るプレーは良かった。

 

今日は決められるシュートチャンスがなかったわけではなかったと思うから、とりあえず1ゴール決めて調子を上げていってほしいよね。

 

続きはまたFootball LABのデータ更新後に。

 

【試合レビュー】「塩でも勝利」リーグ戦第4節*鹿島アントラーズ戦(○1-0)

ここまで2勝1分とリーグ戦負けなしのレッズ。

 

今節は今シーズンの公式戦全敗、しかもその間、得点数わずかに1(しかもオウンゴール)の鹿島アントラーズ。

 

だけど、されどもアントラーズ。

 

またレッズはこういう相手に対して、連敗ストッパーになってしまうこともしばしばあったため、今節も気を抜いてはいけないといったところ。

 

■雑感 

www.youtube.com

 

ひとことで感想を述べるならば、塩試合(互いに攻め手を欠いて面白みに欠ける試合のこと)。

 

けど結果は1-0での完封勝利。

 

この約1週間で3試合目となり、レッズもある程度はメンバーを固定している現状を鑑みると、塩試合となるのもうなずけつつ、しっかりと勝ち切ったというところが素晴らしい。

 

鹿島は今シーズンから新監督に代わったという影響もあるのか、攻撃に迫力を欠いていた。

 

ビルドアップは結構レッズのプレスをかいくぐっていたけど、アタッキングサード、つまりレッズのゴール前での精度を欠いていたため、ゴールに結びつくことはなく。

 

レッズは逆に、セットプレーからの虎の子の1点を守り切って勝利。

 

山中選手のFKがファーに流れたところを岩波選手が折り返し、それをエヴェルトン選手がバックヒールで流し込んでゴール。

 

エヴェルトン選手のゴールも見事だったけど、山中選手の左足はやっぱり精度高し。

 

相手GKとディフェンスラインの間に速いボールを入れられるから、相手は非常に守り辛いだろうし、逆にレッズにとっては貴重な得点源の一つとなり得る。

 

今シーズンのこれまでの試合で見れば、守備面での不安を攻撃面でのメリットが上回っている。

 

守備面での貢献が目立つ、逆サイドの橋岡選手といいバランスが取れているのかもしれない。

 

◼️データ考察

[スタメン]

 

 

ディフェンスラインはおなじみの4名。

 

ボランチは柴戸選手がさすがにお休みでエヴェルトン選手と青木選手。

 

2トップは興梠選手・レオナルド選手の必殺仕事人コンビ。

 

大槻監督はこのディフェンスラインを相当信頼しているね。

 

確かに現状はこのメンツがバランス取れてるし、センターバック両名と右サイドの橋岡選手も高さがある。

 

この牙城を崩してメンバーに入るのは大変かもしれない。

 

 

[チャンスビルディングポイント:チーム・スタッツ]

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チャンスビルディングポイント:チーム

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スタッツ

 

鹿島の方がボールを保持して攻め込んできていたから、攻撃に関するポイントはそこそこ高めか。

 

パス数を見ると、どういうコンセプトで攻めるのかが一目瞭然だよね。

 

ボールを保持してじっくり攻める鹿島と、手数をかけずに攻める浦和。

 

どちらがいいとは一概には言えないけど、結果として浦和が勝利したわけなので、この試合においては、そのサッカーが優ったということで。

 

[チャンスビルディングポイント:個人]

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チャンスビルディングポイント:個人

 

攻撃の全体トップは鹿島の広瀬選手。

 

浦和トップは岩波選手笑

 

クロスとドリブルポイントが軒並み低かった…というか浦和はクロスポイントゼロだった。

 

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クロス

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ドリブル

ドリブルポイントもそこまで影響を与えるような高ポイント獲得者はおらず、必然的にバックラインでパス回数を稼いだ岩波選手がトップという結果に。

 

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パス

 

守備は岩波選手・橋岡選手が高ポイント。

 

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守備

 

何気なく全体のランキングを見てみたら、岩波選手が2位で橋岡選手が3位。

 

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シーズン累計ランキング(個人):守備

 

そしてチームでは浦和がトップ。

 

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シーズン累計ランキング(チーム):守備

 

この数値が意味するものは2点あって、良い面では相手の攻撃をより防げている、つまり守備が安定していると考えることができる。

 

逆に悪い面で考えると、この指標ははより味方ゴールに近い位置で相手の攻撃を防ぐとポイントが高くなる。

 

つまり、味方ゴールに近い位置=より多く攻め込まれている、と考えることもできる。

 

だから手放しで喜べるかと言われたらそうではないのかもしれないけど、今はそれが機能して上位にいるわけだし、恐らくチームが標榜するサッカーでもあるのだろうから、これはこれでアリなのかもね。

 

■最後に

次節(といっても本日になってしまったが)のFC東京戦までは1週間のインターバルがあるので、この3試合で疲弊した選手もコンディションを整えられそう。

 

このサッカーは前線からプレスかけるし、特に体力を消耗すると思われるので、これから本格的な夏場にかけては選手の疲労が心配だ。

 

前にも書いたけど、チーム全体での戦いとなってくるはずだから、メンバー外の選手も腐らずに牙を磨いていてほしい。

 

しかし、書こう書こうと思っていたのに、試合当日の更新となってしまった。

 

こういうのは鮮度が命だから、これからはもっと早く更新しなきゃね。

 

データ引用元:Football LAB

 

【試合レビュー】「流石の仙台キラー」リーグ戦第3節*ベガルタ仙台戦(○2-1)

新型コロナウイルスの影響により、再開後の試合感覚が短くなっている。

 

7/4㈯に横浜FM戦があったところだけど、中3日でアウェー仙台戦。

 

これからも連戦が続くので、選手起用等のチームマネジメントが注目される。

 

■雑感 


【ハイライト】 浦和レッズ vs ベガルタ仙台【“キラー”興梠のメモリアル弾が決勝点!! 】J1リーグ7月8日

 

結果は、仙台戦は無類の強さを誇る興梠選手の決勝ゴールで2-1勝利。

 

前半は仙台に決定機を何度か作られていたものの、相手のシュート精度にも助けられて無失点でしのいだ。

 

前節の横浜FM戦の試合レビューでも書いたことだけど、裏に一発で抜け出されてしまうシーンを何度も作られるのは非常によろしくない。

 

前線からのプレスという戦術をとっているとはいえ、ディフェンスラインのリスクマネジメントができていれば、あんなにも縦ポンで抜け出されてしまうことはないはず。

 

まさかそこをやむなしと捨てているということはないと思うけど、降格がないとはいえ、このままだとその内守備が破綻してしまうのではないかという危惧が。

 

次戦以降、改善していってほしいところ。

 

試合は前半終了間際、山中選手が左サイドから上げたクロスに中央で待ち構えたレオナルド選手が胸トラップから左足シュートで先制。

 

胸トラップした時点で相手選手の寄せを受けていたため、シュートは撃てないか、と思ったけど、身体の強さとシュートの上手さが光った。

 

クロスをトラップしてから撃つのは時として、相手がプレスをかける時間を作ってしまうこともあるが、レオナルド選手はそれをものともしなかった。

 

J2J3での得点王は伊達じゃない。

 

でも審判に色々言うのはカード貰いそうだから控えましょう笑

 

後半開始早々、右サイドからのクロスを中央で合わせられて失点。

 

同点となってしまったが、試合を決めたのは仙台殺しに定評のある興梠選手。

 

杉本選手と交代でピッチに出ると、左サイド関根選手⇒中央レオナルド選手⇒興梠選手と細かくつなぎ、相手の力を利用してターンすると、ゴールに流し込んだ。

 

祝・浦和レッズでの100ゴール。

 

興梠選手のターンもうまかったけど、その前の関根選手が相手を引き付けてからレオナルド選手に出したパスも見事。

 

前節は今一つな働きだったけど、今節は挽回したね。

 

試合終盤も上手く時間を使いつつクロージング。

 

3試合を終わって2勝1分。

 

勝ちが先行するのは気分がいいものですなー。

 

◼️データ考察

[スタメン]

f:id:zeniya47:20200708223508j:image

 

続きはFootball LABデータ更新後にまた。

 

【2020年7月12日更新】

 

まずはメンバーから。

 

連戦だから結構メンバー入替もあるかと踏んでいたら、それは4名にとどまり、前節酷使されていた橋岡選手と柴戸選手は元気にスタメン笑

 

右SHはファブリシオ選手。

 

ぶっちゃけあんまり機能してなかったね…笑

 

彼はやっぱFWかな。

 

左SHが汰木選手で固定されそうだけど、右SHは多分まだ序列が明確じゃないから、誰にでもチャンスはありそう。

 

個人的には長澤選手が無難と思ってるけど。

 

あとは突破力で関根選手。

 

[チャンスビルディングポイント:チーム・スタッツ]

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チャンスビルディングポイント:チーム

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スタッツ

 

前半は概ねペースを握られていたと思ったけど、以外にも試合を通してみると、浦和の方が攻撃に関する指標は高い。

 

クロスは失点シーンもあるからしょうがないけど。

 

今シーズンは失点が全て右サイドのクロスからということもあるので、守備面では裏のケアとクロスへの対応が課題。

 

[チャンスビルディングポイント:個人]

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チャンスビルディングポイント:個人

 

攻撃トップは汰木選手。

 

クロスとドリブルポイントが高かった。

 

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クロス

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ドリブル

 

クロスは開始早々、杉本選手に合わせた良いクロスがあった。

 

ドリブルは、あまり縦に仕掛けたシーンはなかったかもしれないけど、シュートは撃っていないけど、カットインしているシーンが結構あった気がするから、そのポイントかと思われる。

 

守備トップは橋岡選手。

 

ボールを奪取していなくても、相手の攻撃を防いだ行動はポイントが加算される指標なので、より多くの攻撃を「跳ね返した」という表現が当てはまるかな。

 

彼はこのまま試合経験を積んでどんどん成長してほしいけど、その内海外のチームに移籍してしまうんだろうか、と今から考えてしまうね。

 

■最後に

試合感覚が短いので、この記事を更新後、数時間後には鹿島戦が。

 

今は調子が悪いけど、きっとシーズン終盤には上位にいるんだろうから、調子が悪い今こそ、叩いておきたい相手だね。

 

今日もDAZNで観戦するぞー。

 

【試合レビュー】「再スタート」リーグ戦第2節*横浜F・マリノス戦(△0-0)

新型コロナウイルスの影響により、第2節以降の試合開催が見送られていたが、この度晴れて試合再開となった。

 

最近、また感染者数が増えてきているのが気がかりではあるけども。

 

再開当初は移動距離が近いチーム同士の対戦ということで、今節は昨シーズンのリーグ王者、横浜F・マリノスとの試合。

 

■雑感 


ハイライト|2020 J1リーグ 第2節|vs浦和レッズ

 

活動再開後のトレーニングマッチ、町田戦では、選手の動きが非常に悪く、かつ今節は昨シーズンの王者との試合ともあり、どうなるかなーと思っていた。

 

しかし、そんな心配(失礼)をよそに、相手を無得点に抑え込んだ。

 

残念ながらこちらも得点はできなかったので、スコアレスドローとなったけど、再開初戦で昨シーズンの王者と戦って勝点1は悪くない。

 

こちらは昨シーズン残留争いだったわけだし。

 

今後の試合にも期待が持てた。

 

個人では西川選手・デン選手・橋岡選手・柴戸選手・杉本選手あたりが良かったね。

 

西川選手は今節の無失点の立役者。

 

決定的なピンチを数回防いだ。

 

試合終了間際のシュートも、味方にシュートが当たってコースが変わる難しい軌道に対しても、超人的な反応ではじき出した。

 

デン選手はトレーニングマッチから引き続き、好パフォーマンスを披露。

 

今後のチームの核となれそう。

 

橋岡選手・柴戸選手はとにかくよく走り、よく相手を潰した。

 

橋岡選手は脚が攣っても安定のフル出場笑

 

杉本選手は上手くボールを収め、攻撃の起点になっていた。

 

あれで味方はかなり助かったんじゃないかな。

 

◼️データ考察

[スタメン]

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町田戦で非常に良い動きを見せていたデン選手がスタメンでJリーグデビュー。

 

2トップは興梠選手と杉本選手の組み合わせ。

 

怪我人が戻ってきた影響からか、伊藤選手・武田選手・鈴木(彩)選手らの若手選手のメンバー入りはならず。

 

ただ試合中断の関係上、次節以降は過密日程となる。

 

また、今シーズンは降格がないため、言い方は悪いが、試合結果は最重要とは必ずしも言えない。

 

従って、次節には今回出番がなかった若手選手もメンバー入り、また試合出場の可能性が普段のシーズンよりも高いと思われる。

 

そういう意味では、若手選手には今シーズンはチャンスだから、失敗を恐れずチャレンジしてほしいもの。

 

[チャンスビルディングポイント:チーム]

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[スタッツ]


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試合結果上はスコアレスドローだったものの、後半半ば以降は終始押し込まれていただけあって、ポイントとしては横浜が優勢。

 

横浜相手というのと、大槻監督の目指すサッカーがそうだからなのかもしれないけど、ボールは持たせておき、前線からプレスをかけてボールを奪取し、ショートカウンターを狙う展開だった。

 

それが浦和のボール支配率の低さと、守備ポイントとスタッツの高さに表れているかな。

 

何回かは柴戸選手らのボール奪取から良いシーンもあったけど、最後の精度を欠いていたので得点には至らず。

 

逆に相手にも数回、決定的なシーンはあったけど、西川選手の好守で無失点に抑えられた。

 

デン選手と岩波選手をセンターに据えた4バックは、押し込まれつつもよく耐えていた。

 

1点、気がかりだったのは、一発の縦パスで裏を取られるシーンがそこそこあったこと。

 

これはディフェンスラインのコントロールが統一されていないことに起因している。

 

デン選手は来日間もないし、新型コロナの影響でチーム練習の機会も限られていたから、致し方ないところはあるかもしれない。

 

だけど、前からプレスをかける戦術において、裏を一発で取られてしまっては意味がない。

 

岩波選手は勿論、ボールが逆サイドにある時には、サイドバックの声掛けが重要になってくる。

 

ここは、チームとして決まり事を徹底させてほしいところ。

 

[チャンスビルディングポイント:個人]


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攻撃は概ね横浜の選手が上位に。

 

浦和では橋岡選手がトップ。

 

後半、杉本選手にドンピシャのクロスを供給していたのがポイントを稼いだ模様。

 

杉本選手、あれは決めてほしかったなぁ…。

 

ちなみにシュートも浦和では橋岡選手がトップ。

 

枠内シュートがポイントの対象になるということから、汰木選手のシュート2本の内、2本目はポイントになっていない模様。

 

あれを決めきれれば、彼も更に脅威のプレーヤーになれるだろうから期待だね。

 

奪取は柴戸選手がブッチギリ。

 

横浜にとってパスが通しやすいはずの低い位置、浦和にとっては高い位置でのボール奪取が高ポイントなので、相当相手にとっては嫌なプレーヤーだったはず。

 

この戦術に彼のボール奪取力は相性がいいので、柴戸選手は飛躍のシーズンとなれるかも。

 

■最後に

 

新型コロナウイルスの影響もあり、現時点では無観客、降格はなし、等の異例のレギュレーションとなっている今シーズン。

 

そんな中でも、サッカーがある日常に感謝しつつ、このブログの試合レビューも再開としていく所存。

 

大学サッカーも無観客なので、試合観戦はできなそうだけど、逆に全試合をネット配信する模様なので、中央大の大久保選手と流経大の伊藤選手は積極的に追っかけ、プレーの感想でも載せていきたいと思う。

 

データ引用元:Football LAB