和製コルドバが追いかける、赤き血のイレブン達。

浦和レッズと読了書籍についてマイペースに。

【新加入選手考察】安居海渡選手(流通経済大学)2022シーズン加入内定!

ここ最近は、特に大卒選手について、選手が最終学年に至る前に内定を出すことが多いと感じる今日この頃。

 

先日、流通経済大学に所属する安居海渡選手が2022シーズンより加入することが内定した旨、公式より発表された。

 

www.urawa-reds.co.jp

 

 

自称大学サッカー事情に詳しい私だけど、安居選手はこれまであんまり注目していなかった(宮本選手の時も同じ事言ってましたが…笑)。

 

というわけで、彼自身についてより知るためにリサーチ。

 

結果、以下のことが判明。

 

①ポジションは主にMF(ボランチ)。

②浦和学院高校→流通経済大学という経歴。

部員数200人超を誇る流通経済大学において、関東大学1部リーグで大学1年時からトップチーム出場機会あり。大学2年時には完全に主力に定着。

⑤身長174㎝と決して大柄ではないが、球際に強くボール奪取力に優れる。

 

って感じかな。

 

しかし、ここにきて急激にボランチの若年化が進んでいる。

 

現状のメンバーでは、阿部選手こそ39歳の大ベテランだが、それ以外では伊藤(敦)選手22歳、金子選手22歳、柴戸選手25歳。

 

ここに安居選手が加わり、更に同期入団予定の宮本選手もボランチがこなせるため、平均年齢が急激に低下した。

 

ただ、阿部選手は流石に長く現役を続けるには難しい年齢だし、逆に伊藤(敦)選手や金子選手は、活躍次第では海外移籍もあり得る年齢。

 

だから若手選手がドンドン加入することは、今後のチーム編成を考えると大歓迎。

 

また、継続するかは不明だけど、レッズはエリートリーグに参戦するみたいだし、試合出場が叶わなかった場合でも、試合出場の機会を確保できる見込。

 

内定に繋がった背景が、レッズのそういった取り組みも評価されてのことであれば、尚良いね。

 

出身校は②のとおり。

 

 

埼玉のサッカー事情に精通しているわけではないけれど、私の中で埼玉県の強豪高校といえば、まずここ最近は全国でも安定して一定の成績を残している昌平高校。

 

それ以外では、武南高校・西武台高校・正智深谷高校・市立浦和高校あたりがよく聞くところかな?

 

 なので正直、浦和学院高校はサッカー強豪校という印象はなく、どちらかといえば野球強豪校のイメージ。

 

ただ地元が浦和ということが決め手にもなったのかな。

 

高校時代は特段目立った成績はなく、世代別代表の経験もなし。

 

そこから大学は、かのトンデモ部員数で有名な流通経済大学へ進学。

 

ここでは1年次から出場機会を得て、2年次から完全に主力に定着。

 

チームは昨シーズン2部での戦いとなったが、その活躍から、先般のデンソーチャレンジカップ(各地域選抜対抗戦)では、恐らく最も優秀な選手が選抜されたであろう関東選抜Aに選出され、優勝に貢献。

 

同大会のベストイレブンにも選出されていた。

 

そしてそんな彼のプレーについては、あくまで記事と公式のコメントから察するに、身長は174㎝と小柄だが、ボール奪取力が高い、ということが彼の特長である模様。

 

また、奪った後のパス精度も高いということで、先日の横浜FC戦での金子選手のように、優れたボール奪取から攻撃の起点ともなれる、ということになるのかな。

 

最近の試合映像として、デンソーチャレンジカップ決勝がYouTubeにアップされているので、よろしければ彼のプレーぶりをば。

 

私も観ておこうっと。

 

www.youtube.com

【試合レビュー】「ただ一言、完敗。だから逆にスッキリ」リーグ戦第4節*横浜F・マリノス戦(●0-3)

初勝利の横浜FC戦から中3日。

 

同じ横浜のF・マリノス戦。

 

正直、ここ数年マリノスには苦手意識がある。

 

特に昨シーズンは6失点を食らったチームの内のひとつ(複数あるというところが何とも悲しいところ…)。

 

マリノスはポステコグルー監督の4年目。

 

リカルド政権1年目のレッズとは戦術成熟度に差があるとは思うが、何とか対抗してほしいところ。

 

■雑感

www.youtube.com

[スタメン・サブ]

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スタメン・サブ:横浜F・マリノス戦

 

メンバーは上記のとおり。

 

スタメンはここ数試合、ある程度固定されており、いわゆる「いつもの」メンバーが並んだ。

 

サブには前節試合に復帰した興梠選手が外れ、伊藤(涼)選手がメンバー入り。

 

まだ復帰にはもう少々時間を要するということか。

 

さて試合はというと、結論から言えばチーム完成度の差を見せつけられての完敗。

 

まず開始2分での失点、これが痛かった。

 

右サイドのクロスを前田選手に合わせられたが、CBの槙野選手・岩波選手どちらかはマークを外さずについていったほしかったところ。

 

また2失点目は、ビルドアップのミスを突かれた。

 

ただこれは、このサッカーを志向する上では避けて通れない道だと思っている。

 

ミハイロ・ペトロビッチ監督の時も低い位置から繋いでいくサッカーだったから、ビルドアップのミスからの失点は結構あった。

 

今回も同様だし、リカルド監督就任から間もない現在、こういったミスからの失点は織り込み済みと考えるべき。

 

と、私は考えている。

 

前半終了前10分位は、ある程度チャンスも作れたが、得点には至らずそのまま折り返し。

 

後半は正直、私イチオシの伊藤涼太郎選手が若干見せ場があったくらいで、失点が1で済んだのが奇跡的な内容。

 

試合が終了した瞬間、もちろん悔しさはあれど、チーム力の差がありすぎて、逆にスッキリした。

 

 

現在のレッズとマリノスでは、ビルドアップの精度に雲泥の差がある。

 

レッズは相手のプレスにかかってしまうのに対し、マリノスはしっかりとパスコースを確保し、ワンタッチ・ツータッチでパスを回していくので、レッズがプレスをかけてもかわされてしまう。

 

ミハイロ・ペトロビッチ監督時代には、相手のプレスをかいくぐり、相手陣内に攻め入って行くのを観るのが楽しかった。

 

現在は、マリノスのように繋ぐサッカーに成熟した相手に対しては、当時の相手の気持ちにさせられている。

 

まだまだ前途は多難だけど、これも産みの苦しみだと思いましょう。

 

■データ考察

[チャンスビルディングポイント:チーム・スタッツ]

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チャンスビルディングポイント:チーム

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スタッツ

 

サガン鳥栖戦に続く完敗かな。

 

パス数は意外と上回っていたけど、レッズは攻めきれずに後方でパスを回していたことに起因しているはず。

 

被シュート21本は中々シャレにならない数字…。

 

それでも相手が(特に後半)、シュートを枠外に撃ってくれて助かった。

 

次節以降も、今節を観て前からプレスをかけチャンスを伺ってくるチームは増えてくる。

 

簡単にはいかないとは思うけど、ここでのミスは失点に直結するので、チームとしての意思疎通をしっかり図り、相手守備網を突破するパスワークを。
 

[チャンスビルディングポイント:個人]

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チャンスビルディングポイント:パス

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チャンスビルディングポイント:ドリブル

 

パスポイントはレッズでは岩波選手がトップだけど、この試合では特に岩波選手が出しどころに困っていた印象。

 

彼はビルドアップが上手いので、所々で左サイドへの展開となるパスを出していて、やっぱり上手いなーと思ったけど、チームとして攻撃が機能していなかったので、そのパスも単発となり、その先のゴールまで繋がっていかなかったのが勿体なかった。

 

ドリブルは途中出場の伊藤(涼)選手がレッズトップ。

 

多分、長い距離を運んだシーンがあったから、そこでポイントを稼いだかな。

 

個人的には、関根選手に裏へのロビングを送り、その後自身もゴール前まで上がってシュートまで持ち込んだシーンが良かったと思う。

 

今はチームとして流れの中で得点を奪えていないので、ああやって個人で打開しようとする心意気は大切。

 

今は怪我人も万全ではなく、良い意味で彼にとってはチャンス。

 

ここで活躍しなければ、興梠選手が戻ってくればベンチ入りも怪しくなってくる。

 

ゴール・アシストという結果をぜひ残してほしい。

 

また、ドリブルという意味では、関根選手がやや心配。

 

怪我明けでコンディションが戻っていないという側面もあれど、ルーキーでデビューしてから数年のドリブルのキレが観られない。

 

彼自身も、自分の力はこんなものではないと歯がゆい思いをしながらプレーしているはず。

 

再び海外移籍を実現させられるくらいの活躍を、レッズサポーターは待っているよ。


 ■最後に

 

これでリーグは1勝2敗1分。

 

また次の札幌戦が中3日であり、週末には現在チーム力としては雲の上の存在にすらなりつつある、川崎戦が待ち受ける。

 

厳しい相手が続くが、ここで一つ勝てればまた流れが変わるというのもサッカー。

 

上手くいかないことも楽しんで、長い目でチームを見守りましょうや。

 

データ引用元:Football LAB

 

 

【試合レビュー】「祝・リカルド政権初勝利」リーグ戦第3節*横浜FC戦(○2-0)

悔しい敗戦となったサガン鳥栖戦から中3日。

 

早くもリーグ第3節がやってきた。

 

これまでのリーグ戦は1分1敗。

 

ルヴァンカップ第1節湘南ベルマーレ戦も0-0の引き分けだったため、これまでの公式戦は3戦未勝利。

 

ゆえに今シーズンから指揮を執り始めたリカルド監督の初勝利もまだ。

 

これまでの試合では、昨シーズンから内容の向上が見られている。

 

ひとまず勝利を挙げ、週末にある強敵横浜F・マリノス戦に向けて士気を高めたいところ。

 

■雑感

www.youtube.com

[スタメン・サブ]

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スタメン・サブ:横浜FC戦

 

メンバーは上記のとおり。

 

前節から田中選手⇒明本選手が変更となり、開幕戦と同じスタメンとなった。

 

また、サブには関根選手と興梠選手が初のメンバー入り。

 

怪我で出遅れていた主力選手が戻ってくるのは頼もしい。

 

ディフェンスラインのデン選手や西選手、先日のルヴァンカップで負傷した藤原選手にも早く復帰してほしいね。

 

仕事もあり、前半30分くらいからの観戦だったが、そこから前半終了までは怒涛の展開。

 

まずは観戦始めてすぐ、右サイドを宇賀神選手が突破しかけたところを、中村俊輔選手が倒してしまう。

 

ペナルティエリアのライン上ギリギリの位置だったが、VARの結果、判定はPK。

 

これを杉本選手が決めて先制に成功。

 

その直後、今度はカウンター攻撃から杉本選手が小泉選手へスルーパス。

 

右サイドをフリーで駆け上がった小泉選手は中央フリーの伊藤(敦)選手へ。

 

伊藤(敦)選手はダイレクトでゴールに蹴りこみ、アッという間の追加点!!

 

かと思いきや、小泉選手がスルーパスを受ける際に僅かに身体が出ており、オフサイドでノーゴールの判定。

 

初めて流れの中からゴールが決まった!と思ったんだけどなー。

 

ただそれでも、レッズは主導権を渡さず。

 

前半終了間際、ドリブルで持ち上がった汰木選手がペナルティエリア内で倒されて、再度PKの判定。

 

キッカーは先ほどとは異なり、キャプテン阿部選手。

 

きっちりとゴール右下に沈めて追加点。

 

前半を2点差で折り返すと、後半は慌てずにボールを繋ぎ、さらに追加点を狙っていく。

 

後半開始から投入された田中選手の仕掛け、リーグ戦は初出場となった金子選手の落ち着き、武田選手の深い切り返し、復帰となった興梠選手と関根選手も出場となり、追加点こそ奪えなかったものの、相手の得点も許さず2-0で完封勝利。

 

今シーズンの公式戦初勝利を挙げた。

 

得点は認められなかったものの、前半のカウンターからの幻の追加点のシーンは非常に見ごたえがあった。

 

また、前節の鳥栖戦とは異なり、この試合はパス回しも比較的スムーズ。

 

パスコースを確保する動きができており、技術的なミスもなかったため、横浜FCの選手たちにボールの奪いどころを与えなかった。

 

選手で言えば、初出場だったからかもしれないけど、金子選手が印象に残った。

 

途中出場だったが、しっかりと試合の流れに乗れており、ミスなくクレバーなプレーぶり。

 

松尾選手のドリブルを単独で止めたほか、パス回しにも違和感なく参加できており、これからの連戦に貴重な戦力たりえることを証明した。

 

 

阿部選手が39歳でスタメン張ることもすごいけど、伊藤(敦)選手と金子選手のダブルボランチなんて夢があるよね。

 

ここでこの2人がしっかりと中核になっていってくれれば、今後数年はボランチの心配は必要なくなる。

 

海外移籍のリスクはあるが…。

 

柴戸選手も今は我慢の時かもしれないが、あのボール奪取力は絶対に必要とされる時が来るはずだから、腐らずに頑張ってほしい。

 

今は在籍選手自体の数が少ないため、これからの連戦による疲労、また怪我人により、出場機会は多くの選手に回ってくるはず。

 

その時のために、しっかり各選手準備をして、機会を待っていてほしいね。

 

では続きはFootball LABデータ更新後にまた。

 

【2021年3月15日追記】

 

■データ考察

[チャンスビルディングポイント:チーム・スタッツ]

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チャンスビルディングポイント:チーム

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スタッツ

 

各スタッツを見ても、まだまだ発展途上。

 

シュート数は決定的かどうかは別として、横浜FCを下回った。

 

ただゴール期待値は相手を上回っており、シュート数は少なかったものの、相手よりも効果的な攻撃ができており、レッズの方がゴールの匂いはあったってところかな。

 

[チャンスビルディングポイント:個人]

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チャンスビルディングポイント:攻撃

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チャンスビルディングポイント:クロス

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チャンスビルディングポイント:ドリブル

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チャンスビルディングポイント:奪取

 

攻撃ポイントは横浜FCの高木選手と同点で山中選手がトップに。

 

クロスポイントが高く、山中選手の真骨頂であるクロスから攻撃を牽引したことが見て取れる。

 

点に結びついてはいないけど、山中選手が高い位置でボールを保持すると期待感があるし、過去にも多くのゴールを演出している。

 

彼のクロスをチームとして活かせるようになれば、それこそ流れの中からの得点が生まれるのだろうけど…。

 

現状はまだ彼が高い位置、そしていい体勢でボールを持てる機会が少ない。

 

こればかりは、リカルド監督の戦術が浸透するのを待つしかないか。

 

あとは田中選手のドリブルをもっと見たい。

 

もちろん、この試合も後半開始からの出場とはいえ、全選手中4番目のドリブルポイントをたたき出しているため、彼のドリブルの資質の高さは疑いようがない。

 

だからこちらも山中選手同様だが、より良い位置で余裕を持って仕掛けるシーンを作りたい。

 

この試合では、金子選手のボール奪取から武田選手⇒田中選手⇒興梠選手に繋がれば1点というシーンを作り出したし、カウンター時に田中選手のスピードは脅威になるはず。

 

この試合のように、リードしており、相手の背後にスペースが多くある時に投入すると効果は抜群だろう。

 

また、奪取ポイントで金子選手が2位にランクイン。

 

途中出場でしっかりボールを刈り取ってくれると、チームとしても非常に助かる。

 

阿部選手・伊藤(敦)選手のダブルボランチは開幕から固定されているが、金子選手も遜色ない出来栄えだから、連戦中は疲労を考慮し、上手く選手を入れ替え戦ってほしい。


 ■最後に

流れの中からの得点はなかったものの、PK2発でリーグ戦初勝利。

 

勝点3は選手たちの自信になったただろうし、リカルド監督もひとまず胸をなでおろしたのではないか。

 

横浜FCももちろんだが、これから連戦、そして難敵が続く。

 

次の横浜F・マリノス戦は最近相性の悪さが目立っている気がするけど、臆さずに正面から挑戦していってほしい。

 

更新が遅くなっちゃったから、もう結果は出てしまったが…。 

 

データ引用元:Football LAB

 

【試合レビュー】「そう簡単に勝利は得られない」リーグ戦第2節*サガン鳥栖戦(●0-2)

開幕戦のFC東京戦は1-1のドロー。

 

今試合の前に行われたルヴァンカップ湘南戦も0-0でドロー。

 

流れの中からの得点がなく、得点数は少ないが、失点数も少なく、とりあえずは勝ち点を拾えている。

 

一個人の感情としては、開幕戦の肌感覚として、このサッカーは間違っていないと感じたため、一試合一試合の結果で騒ぐようなことはしたくないが、とはいえ感情としてはやっぱり勝ってほしいもの。

 

選手たちも、勝った方が自信がつくだろうしね。

 

アオアシで阿久津も言ってたよ、勝つことで俺は前に進むって。

 

というわけで、今シーズン公式戦初勝利なるか。

 

■雑感

www.youtube.com

[スタメン・サブ]

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スタメン・サブ:サガン鳥栖戦

 

メンバーは上記のとおり。

 

開幕戦から右サイドを明本選手から田中選手へ変更。

 

また、ベンチには大久保選手が入り、伊藤(涼)選手が外れている。

 

前半は開幕戦のFC東京戦の内容が相当よかったからか、イマイチ鳥栖の選手を捕まえきれなかった印象だけど、決定機らしい決定機も与えずに互角の内容。

 

以前の鳥栖といえば、豊田選手よろしく、細かくつなぐよりも蹴るサッカーという印象だったけど、今のサッカーはかなり戦術が整備されておりビルドアップもスムーズ。

 

前半終了時点でパス数はレッズを上回っていた。

 

レッズは、コーナーキックの流れから小泉選手のクロスを杉本選手がヘディングしたシーンが一番惜しかったかな。

 

リーグ戦初スタメンの田中選手はあまり高い位置でボールを受けられていないため、持ち味が出し切れていないが、序盤にシザースフェイントからクロスを上げきったシーン、またカウンターから一気に相手陣内深い位置まで持ち上がったシーンは、ドリブル能力の高さを見せつけていた。

 

後半はその田中選手に代えて明本選手を投入。

 

前節、前線からのプレスに威力を発揮した明本選手を投入することで、相手陣内にプレスをかけるかけることを明確化。

 

ただ今日は鳥栖の動きがよく、後半もなかなかリズムは良くならず。

 

62分、途中出場の本田選手に左サイドからドリブル突破されてシュートを撃たれ、西川選手が反応し弾いたものの、こぼれ球を山下選手に詰められて失点。

 

あれはペナルティエリア前にしっかり寄せて、スピードに乗せてはいけなかったな。

 

さらに82分には、左サイドからのクロスを再び山下選手に合わせられて2失点目。

 

山中選手が相手攻撃を防いだ際に引っ張られて転倒したように見えたが、それをセルフジャッジしてしまったか、レッズDF陣の動きが止まってしまった。

 

杉本選手の決定機もあったが、残念ながらゴールは奪えず無得点で敗戦。

 

田中選手はドリブルで持ち運べて、かつ突破できる選手だから残しておくか、後半途中からの出場が良かったかも…。

 

今日はビルドアップに苦心していたからなおさらね。

 

これで今シーズンはルヴァンカップ含めて3試合未勝利となったが、元々そんな簡単に連勝街道!無敗継続!とならないのは分かっていたこと。

 

次の横浜FC戦は中3日ですぐにやってくる。

 

課題の修正、選手の入れ替え含めて、次は勝利が欲しいね。

 

では続きはFootball LABデータ更新後にまた。

 

【2021年3月8日追記】

 

■データ考察

[チャンスビルディングポイント:チーム・スタッツ]

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チャンスビルディングポイント:チーム

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スタッツ



こうして改めて数字で確認すると、2点差とはいえ完敗という印象が強まる。

 

チャンスビルディングポイントはなんと全てで上回られた。

 

スタッツでもゴール期待値で鳥栖はレッズの約2倍、それ以外もほぼほぼ全てで鳥栖が上。

 

開幕戦のFC東京戦は前からのプレスが上手くはまったけど、いうても公式戦3試合目。

 

試合内容がそうすぐに安定するはずもなし。

 

根気強くサポートしていくことが大切よねー。

 

[チャンスビルディングポイント:個人]

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チャンスビルディングポイント:攻撃・パス・守備



そんなわけで、個人のチャンスビルディングポイントも鳥栖のエドゥアルド選手祭りに笑

 

レッズの選手がトップになった指標が一つもなかったから、今節は残念ながらあんまり語ることがなく…。

 

 ■最後に

今節は鳥栖との力の差を見せつけられてしまった。

 

ただ上手いこといかなかった中でも、昨シーズンには見られなかった良い距離感でのパス回しがあったり、伊藤(敦)選手といったルーキーが開幕から2戦連続フル出場したり。

 

決して後ろ向きになるべきではないと思うし、課題があるということは伸びしろがあるということで。

 

前向きに考えていきたいよね。

 

このブログの当初の目標のとおり。

 

今シーズン、一進一退することは織り込み済みだけど、チームの自信を深めるためにまずは1勝ほしいところではある。

 

次の横浜FC戦、今月はあんまり残業できなさそうだから、帰ってリアルタイムで観たいなぁー。

 

データ引用元:Football LAB

 

【試合レビュー】「新政権の船出は上々」リーグ戦第1節*FC東京戦(△1-1)

怒涛の出入となったオフシーズンを経て、あっという間にリーグ開幕戦がやってきた。

 

チームは始動後に、橋岡選手とレオナルド選手が移籍、柏木選手は規律違反によりチームから退団の方針と、リカルド新監督としては頭の痛い事案が続いたかもしれない。

 

それでも、監督の手腕や新加入選手の多くに期待を寄せる中、開幕戦となったFC東京戦。

 

その結果や如何に。

 

■雑感

 

www.youtube.com

前半10分頃からNHK総合にて観戦。

 

地味にVARで取り消しとなった杉本選手の幻の先制点のシーンを見逃した…。

 

全体的にはレッズが主導権を握って試合を進める展開。

 

昨シーズンには見られなかった、良い距離感でパス交換し、相手陣内に攻め込んでいくシーンが多数。

 

また、守備においては取られたらすぐさま奪い返しにプレスをかけ、相手の攻撃の芽を摘んでいた。

 

これにより、相手の攻撃を寸断することに成功。

 

危険なシーンが全くなかったわけではないが、FC東京の決定機と呼ばれた場面は失点となったセットプレーだっただけに悔やまれる。

 

ただ、この「悔やまれる」という気持ちが生まれたことが何よりも嬉しい。

 

本当に失礼ながら、昨シーズンは途中から試合も観なかったし、降格もなかったからというのもあるが、負けても特段悔しいという気持ちは起きなかった。

 

それは結果にかかわらず、ワクワクしない試合が繰り広げられていたからのように思う。

 

だから、この試合で試合内容に反して結果がついてこなくて悔しい、という気持ちが湧いてきたことは、またレッズに感情移入する日々が戻ってきてくれるという期待に繋がっている。

 

この1試合で極度に楽観視することは危険ということは分かっていつつも、早く次の試合が観たくなった。

 

■データ考察

[スタメン・サブ]

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スタメン・サブ:FC東京戦

 

続きはFootball LABデータ更新後にまた。

 

【2021年3月5日追記】

 

リカルド政権初の公式戦となったFC東京戦のスタメンおよびサブメンバーは上記。

 

興梠選手は昨シーズン最終節に負傷した影響で間に合わず、杉本選手が先発出場。

 

新加入選手で先発となったのは明本選手、小泉選手、伊藤(敦)選手。

 

明本選手と小泉選手はJ2での実績があるので、スタメンもさほど驚きはなかったが、伊藤(敦)選手のスタメンは最近のレッズではサプライズ。

 

開幕スタメンとなったルーキーは、2010シーズンに開幕スタメン出場を飾った宇賀神選手以来だとか。

 

それも、五輪代表の金子選手や昨シーズン飛躍を遂げた柴戸選手を差し置いてのスタメン。

 

プレーぶりも、とてもルーキーとは思えない落ち着いたボール捌きや、対人守備を披露。

 

これは今シーズンの最注目選手となり得るね。

 

[チャンスビルディングポイント:チーム・スタッツ]

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チャンスビルディングポイント:チーム

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スタッツ


攻撃におけるすべての数値で相手を上回るという、昨シーズンには考えられなかったスタッツが…笑

 

それだけ相手に気持ちよくプレーさせずに、自分たちのペースでサッカーができたということだから、なおさら勝点1というのが悔しいね。

 

相手の枠内シュート1本だから、唯一の枠内シュートが失点に繋がってしまったということだし。

 

パス本数がかなり多いことも、今シーズンの戦い方を顕著に表している。

 

初戦でFC東京相手に、自分たちの展開したいであろうサッカーをここまで表現できたのは、称賛に値する。

 

次の課題は、いかにしっかりとゴールに結びつけられるかということに尽きるか。

 

[チャンスビルディングポイント:個人]

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チャンスビルディングポイント:パス

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チャンスビルディングポイント:ドリブル

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チャンスビルディングポイント:シュート

 

攻撃トップは汰木選手。

 

パスポイントが高いと基本的にトップになることが多いので、パスポイントも同様。

 

ドリブルトップは途中出場だけど、レッズサポーターの皆様が期待の新・田中選手。

 

先般のルヴァンカップ湘南戦でも先発出場して、果敢なドリブルからチャンスに絡んだ様子。

 

リーグ戦でより長い時間で観てみたい選手だね。

 

シュートトップは同点ゴールの森重選手に譲ったが、先制点の阿部選手に並び、幻の先制点の杉本選手も高点数。

 

前半に明本選手からの折り返しを空振ったのは少々残念だったけど、興梠選手が負傷、レオナルド選手が移籍してしまった今、杉本選手にかかる期待はこれまで以上に大きい。

 

是非とも今シーズンは爆発を!

 

■最後に

 

次節のサガン鳥栖戦前に行われたルヴァンカップ湘南戦は0-0のスコアレスドロー。

 

ただ、これまでにはないほどにメンバーを入れ替え、平均年齢もぐっと下がった中でのドローであり、今後の世代交代を考えると価値あるドローといえよう。

 

次節の鳥栖戦は、進むべき道が間違っていないことを証明するためにも、勝利が欲しいところ。

 

次の試合も楽しみだー。

 

データ引用元:Football LAB

 

【退団情報】「得点力が本当に秀逸だった」レオナルド選手が山東魯能泰山(中国)へ完全移籍

いやーさすがに橋岡選手で打ち止めだと思っていたんだけれど。

 

この時期に退団情報の記事を書くとは思わなんだ笑

 

そんな訳で、急転直下のシント=トロイデンへ移籍となった橋岡選手に続き、レオナルド選手が山東魯能泰山(中国)へ完全移籍することが発表された。

 

www.urawa-reds.co.jp

 

レオナルド選手は昨オフにJ2の新潟より加入したFW。

 

その前のシーズンにはJ3の鳥取に所属しており、日本にやって来てから、シーズンごとにカテゴリーを上げていた。

 

そしてそれは彼の、得点力の高さによって実現したもの。

 

鳥取では31得点、新潟では38得点をそれぞれ記録し、異なるカテゴリーで連続得点王を成し遂げるという偉業を達成。

 

そこにレッズが声をかけ、遂に昨シーズンはJ1の舞台へ。

 

チームとしての戦い方が定まらず、得点への道筋も不透明な状況の中、それでも特に前半戦は決定力と、上背はそこまでないものの強靭なフィジカルにより、優れた得点力を発揮。

 

彼の力で勝点を得ていた試合もあっただろう。

 

しかし、チームとしての問題なのか彼としての問題なのか、守備時のプレスでは彼一人のみが相手DFにプレッシャーをかけ、彼の背後のMFがついてきておらず、無駄に体力を消耗してしまっているシーンが散見。

 

また、彼は良くも悪くもビルドアップがうまくいっていないときに、興梠選手のように下がってボールを捌くタイプではなく、あくまでペナルティエリアで強みを発揮するタイプ。

 

昨シーズン中盤から終盤にかけては、ビルドアップが上手くいっていないチームの中で、ボールを運べるマルティノス選手や、チームの潤滑油となれる武藤選手、ボールを収めて起点となれる杉本選手を優先的に起用する場面があり、いつしかベンチスタートがメインに。

 

それでも最終的に11得点と、チーム2位の10得点を記録した興梠選手を抑えてチームトップスコアラーとなったが、彼としても不完全燃焼となったシーズンだっただろう。

 

とはいえ、巷の噂によれば彼は複数年契約を締結しており、移籍金も高額に設定されているので、彼を引き抜くのは容易ではなく、かつ今シーズンはリカルド監督も招聘し、彼の真価が発揮されるのを楽しみにしていたサポーターも多かったはず。

 

それがここにきて、中国マネーによる引き抜きにあってしまった。

 

リカルド監督が加わったのでチームに残留した、日本人への帰化も考えている、といった発言から、彼はこれからもレッズにいてくれるものと考えていたが…。

 

まぁ外国人選手はあくまで助っ人選手。

 

大体は傭兵的な考え方をするだろうし、詳細は不明だけど、サッカーとしても給料としても待遇が改善されるということであれば、そちらに行くのは自然の摂理。

 

彼を見出したレッズOBの岡野氏の心情は如何に、という面はあるが、やむをえまい。

 

私は逆に、新しいチャレンジが開幕までにどこまで整備されるか、レオナルド選手そして橋岡選手に代わる選手が誰になるのか、そしてどう活躍してくれるか楽しみ。

 

もう今週末にはリーグ開幕戦のFC東京戦。

 

チーム一丸となって頑張ってほしい。

【退団情報】「世界へ羽ばたけ」橋岡大樹選手がシント=トロイデンVV(ベルギー)へ期限付き移籍

先日、レッズの移籍関係の記事はアップし終わったはずだったのだが…。

 

レッズは現在、来月下旬の開幕に向けて、沖縄でキャンプ中。

 

そんな中、橋岡選手はキャンプに参加せずに渡欧しており、シント=トロイデンVV(ベルギー)へ期限付き移籍が濃厚になっているとのニュースが流れ、本日公式で発表となった。

 

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先般、新体制や新背番号も発表され、以降の退団はないであろうと高を括っていたが、まさに急転直下の展開となった。

 

橋岡選手はアカデミー出身のDF。

 

これまでも各世代の代表、また飛び級での選出の経験もあり、ユース時代から浦和を背負う逸材として期待されていた。

 

私も彼観たさに何度かユースの試合に足を運んだほど。

 

期待通りにトップチームに昇格してからも、ルーキーイヤーから順調に試合出場を重ねていた。

 

 2種登録されていた2017シーズンを含めると、リーグ戦やカップ戦合計で96試合に出場。

 

高卒ルーキーでこの数字は大変立派な数字。

 

元々のポジションはCBだが、スタミナがあり惜しみなく上下動ができること、また脚が攣ってからも走り続けられるアスリート性や、ヘディングのターゲットによる攻撃の起点という側面から、トップチームでは基本WBやSBでの起用が専ら。

 

リーグデビュー戦でのポドルスキ選手(当時神戸)とのマッチアップは見ごたえがあったなぁ。

 

また、そのアスリート性を活かした対人守備には定評があり、若いながらも彼のサイドを突破されることはあまりなかったはず。

 

逆に、決して器用な選手ではないため、攻撃面は改善の余地を多く残しており、CBであればビルドアップ、SBであればドリブルやクロスの部分は課題であると言えた。

 

ただ、彼は本職ではないWBやSBであっても、当初よりも成長した姿を見せている。

 

恐らく向上心が強く、常に課題に取り組む姿勢を持っているのであろう。

 

 

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プレースタイル指標:橋岡 大樹

 

彼のプレースタイル指標はこちら。

 

上述の通り、ヘディングのターゲットによる攻撃の起点という側面からか、敵陣空中戦の数値が高い。

 

また、自陣空中戦と守備も高く、守備性能は十分。

 

ベルギーリーグがどのレベルなのかはわからないけど、一般的に日本人は小柄だから、182㎝という日本人では高身長になる部類でも、世界では180㎝台中盤から190㎝台という選手がゴロゴロいる印象。

 

なので、同チームのライバルや、対戦相手のFWは国内の相手とは全く異なってくるのではないか。

 

そこで結果を残せれば、同チームからドイツへステップアップした遠藤航選手(現シュツットガルト)と同様のルートを辿れる公算は高い。

 

先述の通り、彼は向上心が強く、レッズでも外国人選手と積極的にコミュニケーションを取っていた印象が強いことから、ベルギーでも通用するのではないかという期待感のほうが大きい。

 

彼が世界で活躍できれば、同じ夢を持った選手が下部組織に集まる可能性も高い。

 

是非、すぐに浦和に戻ることなく、世界で大活躍をしてほしいもの。

 

唯一の懸念は、レッズの右SBが西選手だけ問題かな。

 

■参考動画(大分戦の「オレオレ」が大好き笑)

www.youtube.com

 

データ引用元:Football LAB

【試合レビュー】「新しい試みが観られた」トレーニングマッチ*沖縄SV戦(2-0) ※1本目のみ

只今チームは絶賛、沖縄で開幕に向けてキャンプ中。

 

新型コロナウイルス感染拡大の影響により、キャンプは全面的に非公開となっていることから、映像でチーム状況を確認できる媒体に乏しい。

 

公式のYouTubeチャンネルも、毎日更新というわけではなく今のところ練習風景が公開されたのは1日目・2日目のみ。

 

なので、チームが始動してからどんな立ち位置ににいるかは判断が難しいが、先日地元の沖縄SVとのトレーニングマッチが実施され、1本目から2本目の途中まではインスタライブで公開。

 

たまたま公開時間が会社の昼休憩と重なったため、1本目のみ観戦。

 

1本目のメンバーは以下の通り。

 

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1本目メンバー

 

4-4-2で、新加入選手が中心となっており、右SBは2022シーズン加入内定の宮本選手(流経大)となっていた。

 

1本目を観る限り、目指すサッカーは「GKからポゼッションしてくスタイル」「奪われたら積極的にプレス」と思えた。

 

特に新しい試みである、GKからポゼッションしていくスタイルは顕著で、GKの塩田選手は勿論、かなり低い位置でもCBやSBがGKと同じ位置くらいまで下がって貰い、展開を試みていた。

 

そういったことに取り組んでいると西川選手もコメントしていたので、その確認にはなったけど、実際に観るとかなりリスキー笑

 

相手の守備網を突破できればチャンスになるが、一つのパスミス・トラップミスが致命的にもなりかねない諸刃の剣。

 

これを開幕までにどこまで突き詰めていけるかがポイントかな。

 

個人では、両SHの汰木選手・小泉選手がいい動き。

 

小泉選手は汰木選手のパスを受けて、左足でゴール。

 

それ以外にも、宮本選手へ決定的なパスを供給していた。

 

汰木選手も小泉選手へのアシストのほか、明本選手への決定的なパスも。

 

宮本選手・明本選手どちらも枠外に蹴ってしまったのが残念だったが…。

 

試合は3本目に武田選手が追加点、失点はなく2-0で勝利。

 

新監督ということで、まだまだ戦術の落とし込みには時間がかかるだろうし、選手の序列もこれからになるだろう。

 

とはいえ、実は既に開幕まで1か月を切っている。

 

この沖縄キャンプ、そして大原に戻ってから、チーム・個人がどこまで成長するのか楽しみだ。

 

(…橋岡選手はどうなるのかなー…)

 

【退団情報】「ゴール・アシストという結果を」池高暢希選手が福島ユナイテッドFCへ育成型期限付き移籍

シーズンオフに入ってから、長らく入退団について考察したが、恐らくこれがラスト。

 

池高暢希選手がJ3の福島ユナイテッドFCへ育成型期限付き移籍となった。

 

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池高選手は大城選手と同期、従って今シーズンでプロ3年目となる。

 

ルーキーイヤーは、天皇杯HondaFC戦で出番があるも、インパクトは残せず、試合も敗戦。

 

その後は試合出場がなく、昨シーズンはカターレ富山へ期限付き移籍。

 

富山ではある程度出場機会を掴んでおり、21試合に出場。

 

スタメン8試合、途中出場が13試合のため、出場時間は913分。

 

ゴール・アシスト数が0なのが少々寂しいところ。

 

ただ、中々一足飛びに大活躍、というのは難しいので、昨シーズンはプロサッカーのプレースピード、フィジカルに慣れさせるという期間と考えれば悪くない。

 

上記の通りカターレではそこそこ出場機会を得ていたが、目に見える結果は残せていなかったため、期限付き移籍期間を延長するものかと思ったが、福島ユナイテッドFCへと移籍に。

 

福島ユナイテッドFCの昨シーズンのフォーメーションで最も多かったのは3-4-2-1だが、今シーズンから監督が変わるので、池高選手が起用されるであろうサイドが何枚になるのかは見通しが立たない。

 

ただ、富山では右SBからSHまで起用されていた。

 

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スタメン時ポジション:池高 暢希

 

サイドの枚数がいくつであろうと、フレキシブルに対応できそうなところは大きな強みだ。

 

大城選手はまずは出場機会を掴むことが大切であったが、池高選手は富山である程度出場機会を得ていたため、次のステップとして数字を残せるか。

 

大城選手は守備の選手であるため、ゴールやアシストという目に見える個人スコアを伸ばすことは難しいが、池高選手はその部分にこだわってプレーしてほしい。

 

目標として、○ゴール○アシストと、数字を設定して目指すことで、逆算してやるべきことがスケジュール立てでき、彼の成長に繋がると思うので。

 

また、池高選手の主戦場である右サイドは、レッズでは西選手や田中選手といった即戦力となり得る選手を補強している。

 

レッズへ帰還し、その中に割って入るためにも、福島で数字を残すことが必要だ。

【退団情報】「今シーズンは正念場」大城蛍選手がY.S.C.C.横浜へ育成型期限付き移籍

2021シーズン、レッズは既にチームが始動しており、新加入選手記者会見や、初練習も終了している。

 

そんなシーズンが始動する直前、昨シーズン育成型期限付き移籍していた、レッズユース出身の2名の選手について、新たな所属先が発表された。

 

今回は、ガイナーレ鳥取からY.S.C.C.横浜へと移籍が発表された大城選手。

 

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 ↓鳥取移籍時の記事はコチラ↓

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大城選手はガイナーレ鳥取で、出場試合数3、合計プレー時間は85分間と、育成型期限付き移籍のレッズ側としての目的である、試合出場機会を掴むには至らず。

 

初のベンチ入りが10月18日のG大阪U-23戦とかなり時間がかかっている。

 

その出場試合の内訳も、途中出場1分が2試合、スタメン出場83分途中交代と、まとまった出場経験を積めたのは1試合のみといえる。

 

 大城選手は昨シーズンでプロ2シーズン目。

 

ルーキーイヤーも出場機会はなく、2シーズン合計でほぼほぼ試合経験を積めていないとなると、一旦チームに復帰させるという選択肢もあるかと思っていたが、鳥取と同じJ3のY.S.C.C.横浜が受け入れ先となった。

 

大城選手のポジションはセンターバック。

 

レッズのセンターバックは、槙野選手(34歳)・橋岡選手(21歳)・デン選手(23歳)・藤原選手(18歳)・岩波選手(26歳)の5選手。

 

3バックと4バックで起用されるセンターバックの数は異なるが、3バックではセンターバックを3枚起用する必要があるので、単純に考えれば上記の5名の中から3名、そして控えに1名という布陣になるか。

 

ただし、槙野選手は年齢から考えても、これから長期間活躍できるわけではないと思われる。

 

また、わざわざTwitterで残留宣言をしており、チームからも少々厳しい評価を受けた模様。

 

橋岡選手も欧州移籍の噂があり、決して今後数年安泰といえる構成ではない。

 

なので、大城選手が移籍先で試合経験を積んで、逞しくなって戻ってこられれば、チームとしてはさらに層が厚くなる。

 

逆に今シーズン、試合経験を積めなければ、来シーズン以降のレッズへの帰還は難しいかもしれない。

 

いわゆる正念場というやつかな。

 

ユース時代にはセットプレーでハットトリックもかましていた大城選手、その強さをY.S.C.C.横浜でも発揮してポジション確保を!

【新加入選手考察】「まずは特長アピールを」福島竜弥選手が浦和レッズユースより昇格

一通り今回のシーズンオフで加入となった選手達について、考察を行って来た。

 

ただ、既にユースから昇格内定していた福島選手についての記事を書いていなかった。

 

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福島選手は宮崎県出身。

 

中学年代は地元宮崎の児湯SCジュニアユースでプレーしていたが、そこでのプレーが目に留まったか、高校から浦和レッズユースでプレー。

 

ポジションは左サイドバック。

 

しっかりとプレーを観たことがないので、彼のプレーの印象を語れないのが残念。

 

ただ、公式リリースのプレー特長では、「闘争心があり、スピードを武器にするサイドバック。対人が強く、思い切りの良いオーバーラップも特長」とのこと。

 

それを裏付けるのは彼の体重。

 

175㎝と決して長身ではないが、73kgと体重はそこそこ重い。

 

岩波選手は186㎝だけど体重は72kg。

 

岩波選手が軽いということもあるが、福島選手は相応に筋肉をつけ、フィジカルコンタクトに負けないようにしているのではないか。

 

対人に強いってことだし。

 

私も大学サッカー部時代は身長170㎝体重70kgだったと思う。

 

同じ左サイドバックでは、山中選手と宇賀神選手がライバルとなる。

 

山中選手は攻撃力に特化しているタイプ、宇賀神選手はある程度バランスが取れているタイプかな。

 

彼らに勝つには、福島選手自身の特長をまず監督にアピールすることが必要。

 

今年は特に新しい監督で、横一線のスタートとなるはずだから。

 

新型コロナウイルスの影響で、キャンプができるかは不透明だけど、キャンプができるとなれば、そこから全力で取り組んで欲しいところ。

 

ルーキーとは言え、臆すべからずだ。

【退団情報】「身長191㎝の逸材」石井僚選手がレノファ山口へ育成型期限付き移籍

退団9人目(ラスト)。

 

石井僚選手のレノファ山口への育成型期限付き移籍が発表となった。

 

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石井選手は2019シーズンに浦和レッズユースから昇格して、プロ生活は今シーズンで3年目。

 

ユース出身だが、中学年代までは地元群馬県の街クラブに所属しており、そこで恐らくスカウトされてレッズユースへ入団。

 

最近トップチームに昇格する選手は、高校になって外部から入団してきた選手も増えてきたよね。

 

池高選手(富山)は北海道、大城選手(鳥取)は沖縄、今シーズンからトップチームの福島選手は宮崎。

 

きっとスカウトの方は、連日全国を飛び回って目を光らせているんだろう。

 

ジュニアユースからの昇格にこだわらず、外部入団も積極的なのはいいことだと思う。

 

クラブとしては、将来的にトップチームで活躍を期待する選手を、早い内から囲い込めるし、選手もプロに近づける。

 

仮にジュニアユースから昇格できなかった選手がいたとしても、本田圭佑選手(や中村俊輔選手よろしく、高校サッカーで悔しさをバネに成長することもあるから。

 

1歳年下の鈴木選手が逸材ということで何かと取りざたされるため、石井選手にはあまりスポットが当たることがないものの、彼も相当の逸材である。

 

世代別代表への選出経験もあるため、実力は折り紙つきであるはず。

 

そしてその身長は、鈴木選手の190㎝をも上回る191㎝!

 

最近はGKにハーフの選手が増えてきており、そういう選手は鈴木選手しかり、180㎝台後半、そして190㎝超の大型選手が多い。

 

そんな中で石井選手の191㎝というのは目を惹く才能だし、大きなアドバンテージである。

 

スラムダンクの田岡監督の言葉が思い起こされるね。

 

昨シーズンは終盤、福島選手や鈴木選手を差し置いてベンチ入り。

 

今後に期待を持たせるものであったが、試合経験を積ませる目的であろうか、山口への育成型期限付き移籍が決定。

 

石井選手と鈴木選手という将来有望なGKを抱えているのは贅沢だが、逆にポジションが1つしかないため、今回のように期限付き移籍で回収を目論見つつ、試合経験を積んで成長してもらうのがベスト。

 

将来的には、かつての都築選手と山岸選手のように、代表レベルのGKを2人抱える体制になると、チームとしては安心できるよね。

 

また、仮にどちらかが海外移籍等してしまっても、同じレベルの選手が所属していれば、戦力ダウンは最小限で済む。

 

山口の今シーズンは、なんとGK5人体制。

 

一般的に3人or4人体制が多い中、5人体制は多いような気がするが…。

 

まずはここでの競争に勝つこと。

 

そうすれば、彼自身の成長につながるし、レッズサポーターが観戦したくなる試合が増えて最高だ。

【退団情報】「上手かった」青木拓矢がFC東京へ完全移籍

退団8人目。

 

青木拓矢選手のFC東京への完全移籍が発表となった。

 

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青木選手はサッカー名門、前橋育英高校を卒業後、高卒で大宮アルディージャへ入団。

 

大宮で6シーズン過ごした後、埼玉ダービーの対戦相手でもあるレッズへ加入。

 

レッズでは大宮時代を上回る7シーズンを過ごし、合計240試合の公式戦に出場。

 

リーグ優勝は果たせなかったが、ACLやJリーグカップ、天皇杯の制覇に大きく貢献してくれた。

 

そもそも、大宮からレッズへの移籍ということで、結構遺恨を残しそうな移籍かと思ったし、来ないだろうと思っていたから、加入が決定したときは度胸あるなーと当時感じたと記憶している。

 

それまではあまり青木選手に注目していなかったけれど、レッズに来てからその上手さを知った。

 

これ!っていう表現をすることは難しいんだけど、観ていて「上手いなー」と感心するプレーを披露していたのは、いつも青木選手だったよ。

 

例えばハイボールのトラップだったりだとか、何気ない縦パスだったりだとか。

 

それでいて運動量が多く、広範囲をカバーしてくれて。

 

要は総合力が高い選手なんだよね。

 

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プレースタイル指標:青木 拓矢

 

昨シーズンはチームの状況もあまりよくなかったし、青木選手も先発出場13試合、途中出場8試合に留まったこともあり、数字で見ると中途半端な能力になっちゃってるけど、カバーエリアの広さが運動量の多さを物語っている。

 

また前線への裏へのパスもいい所を狙っているシーンが多かったから、FC東京で永井選手とコンビを組まれると厄介かもね。

 

年齢としては31歳ということで、レッズでもまだ十分やれると思うけど、リカルド監督が求めるボランチ像ではなかったか、世代交代の対象となってしまったか、FC東京からいい評価をいただいたのか、残念ながら退団となってしまった。

 

ただ長澤選手同様、数々のタイトル獲得に貢献してくれたこともあり、批判の声は少ない。

 

FC東京での幸運を祈る。

 

データ引用元:Football LAB

【新加入選手考察】「イヤらしい相手ほど味方になると心強い」西 大伍選手がヴィッセル神戸より完全移籍加入

補強第6弾(ラスト)。

 

西大伍選手がヴィッセル神戸より完全移籍加入。

 

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西選手は北海道出身。

 

コンサドーレ札幌の下部組織から札幌に昇格後、アルビレックス新潟を経て鹿島アントラーズ、ヴィッセル神戸と所属。

 

新潟のイメージ全然なかったなぁ。

 

しかし、西選手は今オフの補強の目玉と言って間違いないだろう。

 

西選手の主戦場である右サイドバック、昨シーズンは主に橋岡選手が担当。

 

時たまデン選手、岩武選手、柴戸選手が務めていた。

 

この中で右サイドバックを本職としているのは岩武選手だけ。

 

そして岩武選手は今シーズンから横浜FCへ移籍。

 

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橋岡選手、デン選手はセンターバック、柴戸選手はボランチが本職。

 

その中でも橋岡選手は182㎝の身長でありながらアップダウンができるアスリート能力を持ち合わせており、西川選手のキックターゲットにもなっていて、センターバックが本職とは言えない活躍だったと思っている。

 

ただ攻撃面で多くの期待をするのは酷。

 

クロス精度は昨シーズン中でも、相当改善の兆しが見えていたけどね。

 

なので、右サイドバックは適任と呼べる選手が不在で、最大の補強ポイントであったと言える。

 

ただそれが西選手とは!(いい意味です)

 

 

今回の新加入選手の中で実績面は群を抜いている。

 

日本代表選出経験あり、ベストイレブン、優秀選手賞、最優秀ゴール賞まで受賞しており、イメージの強い鹿島時代にはリーグタイトルを含め、数々のタイトルを獲得。

 

↓最優秀ゴールはコチラ

www.youtube.com

 

前所属の神戸でも天皇杯やゼロックススーパーカップを獲得しており、一通りのタイトルを総なめしている。

 

その分、年齢は今年で34歳とベテランの領域であるが、それを補って余りある能力を持つ選手。

 

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プレースタイル指標:西 大伍

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チャンスビルディングポイント:西 大伍

 

まずはクロスチャンス力が高い。

 

これは昨シーズン、レッズでアシスト数トップだった山中選手と同等の数値。

 

クロスのチャンスビルディングポイントもリーグ全体で16位。

 

西選手と山中選手を両サイドバックに起用すれば、精度の高いクロスが両方から放り込めるぞ。

 

守備は知らん笑

 

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シーズン毎成績:西 大伍

 

これまでも安定した成績を残している。

 

サイドバックのポジションでこのアシスト数は一流じゃない?

 

西選手に関しては、興梠選手と同様、相手チームにいるときはこれ以上なくイヤらしいと感じる選手だけど、加入するとなるとそんな感情はどこへやらとなるのは不思議。

 

イヤらしいと感じるほど、実力があるということを私たちも自覚しているからなんだろうね。

 

西選手の補強をもって、恐らく今シーズンオフの補強は終了。

 

しっかりと各ポイントに有望な選手を獲得できたし、若い選手も多いので、補強には満足しているし、強化部の方々がとても尽力されたのだと敬意を表する。

 

リカルド監督パワーかもしれないけど笑

 

ただ西選手が加わったとはいえ、右サイドバックに手薄感はある。

 

2022シーズン加入予定の宮本選手を流通経済大学から時々呼ぶのかな。

 

データ引用元:Football LAB

【新加入選手考察】「実は16年前に目前でのレッズの優勝阻止」塩田仁史選手が栃木SCより完全移籍加入

補強第5弾。

 

塩田仁史選手が、栃木SCより完全移籍加入。

 

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塩田選手は、茨城県出身の39歳。

 

来シーズンプロ18年目となる、大ベテランだ。

 

地元茨城県の、水戸短大付属高校から流通経済大学へ進学し、プロ入りはFC東京。

 

その後、大宮アルディージャ、栃木SCへと移籍し、2021シーズンからはレッズの一員となる。

 

リーグデビューは2006シーズン、第33節の浦和レッズ戦。

 

確か勝てば初のリーグ優勝が決定する試合だったが、結果は0-0の引分。

 

結果として最終節の2位ガンバ大阪戦で雌雄を決することとなった。

 

そして地味に私はこの試合、味スタまで観に行っていた。

 

当時は高校生だったけど、たまたまクラスメートがチケットが余ったとかで誘ってもらい、リーグ優勝の瞬間に立ち会えるかも!とメチャメチャ楽しみにしていたなぁ。

 

結果としては、その機会を塩田選手に阻止されてしまったということになるのよね。

 

最終節のガンバ戦に勝利して優勝が決まったから良かったものの、仮に優勝できていなかったら、この移籍の際に当時を知るサポーターは複雑な心境になったことだろう笑

 

FC東京時代の通算出場試合数は、J2も含めると85試合。

 

11シーズン在籍しての数字なので、決して多い数字ではないけれど、日本代表の権田選手とのポジション争いもあっただろうし、そんな中でも全試合出場したシーズンもあり。

 

大宮では5シーズンで44試合、栃木SCは昨シーズンのみの所属で12試合。

 

ポジションを確立できているわけではないけれど、ここまでプロ生活を長く続けてこられたのは、恐らくいつでも試合に出られる準備を怠っていなかったり、練習への姿勢という面なのかもしれない。

 

そして塩田選手も、もちろん試合出場を望んでいるであろうが、レッズでは上記のような姿勢を見せることや、それこそいざという時に経験豊富なGKをベンチに据えられるというメリットがある。

 

福島選手の京都への期限付き移籍が決定したため、塩田選手の加入がなければ、メンバ

ー入りするGKが石井選手(19歳)と鈴木選手(18歳)という事態もあり得た。

 

逆に言えば、塩田選手の加入が決定したことで、石井選手の山口へ育成型期限付き移籍も決まったのだろう。

 

そのため2021シーズンはGK3人体制で臨むことになるのだろうが、いざという時はユースに所属している川崎選手(2年生・U-17日本代表候補)を2種登録すれば良いので問題ないと。

 

それにしても、浦和レッズユースからは質の高いGKが定期的に輩出されるね。

 

石井選手や鈴木選手みたいに、歳の近い選手だと、ポジションが1つしかないからどちらかしか出場できないし、非常に悩ましい問題。