和製コルドバが追いかける、赤き血のイレブン達。

浦和レッズと読了書籍についてマイペースに。

【試合レビュー】【DAZN観戦】「北欧三銃士揃い踏み!」リーグ戦第5節*ジュビロ磐田戦(○4-1)

 雑感 

[試合前]

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スタメン・サブ:ジュビロ磐田戦


試合前日のリカルド監督のコメントでは、ユンカー選手は途中出場で徐々に慣らしていくしかないかと思われたが、いきなりのスタメン起用。

 

あのコメントはブラフか?笑

 

そして新10番、モーベルグ選手がベンチ入り。

 

最終ラインには岩波選手に代わって犬飼選手が起用された。

 

鳥栖戦のパフォーマンスはそこまで酷くはなかったと思うけど、リカルド監督も何かしら流れを変えたかったのかもしれない。

 

[前半]

前半15分までに両軍合わせて3ゴールが飛び出す落ち着かない展開。

 

8分、左CKを岩尾選手が蹴り出すと、ニアで犬飼選手が綺麗に合わせて先制。

 

続く11分には、江坂選手が高い位置で相手からボールを奪い切り、中央ユンカー選手へ。

 

ファーストシュートは防がれたが、こぼれ球を粘ってモノにしてシュート。

 

これが決まって2-0。

 

しかし14分、遠藤選手のFKに鈴木選手が合わせて1点差。

 

イケイケムードの中、水を差される失点となり、「2点差は危険なスコア」となりそうで怖かったが…次に得点したのはレッズ。

 

ユンカー選手と伊藤選手のコンビネーションで守備網を突破にかかると、大井選手のハンドを誘発。

 

これをショルツ選手がきっちり決めて再び2点差。

 

これまで通り江坂選手が蹴ると思っていたが、ショルツ選手だったのは驚き。

 

ただ、前チームでもPKは得意にしていた模様なので、納得の人選。

 

[後半]

この試合最大のサプライズ、後半から出場したモーベルグ選手のゴールが飛び出す。

 

中盤でこぼれ球を拾うと、ドリブルで突進。

 

相手選手3人に囲まれながらも、巧みなステップでシュートコースを作り出し、抜き切らずに左足シュート。

 

これがGKの手をかすめてゴールイン。

 

Jリーグデビューからわずか3分でゴールを記録し、レッズサポーターの心を鷲掴みに。

 

またこの試合では、右サイドからカットインして惜しいシュートを放ったほか、左サイドではエラシコ(!)も披露。

 

以降はスコアは動かなかったものの、レッズとしては久しぶりに快勝と言えるスコアでリーグ戦2勝目を飾った。

 

[試合後]

スコアから表されるように、チーム全体が良かったと言えると思うけど、スコアラー4名は特に良かった。

 

北欧三銃士、ユンカー選手・ショルツ選手・モーベルグ選手は改めてスペシャルな存在であることを認識。

 

ユンカー選手・モーベルグ選手はまだこれからコンディション、コンビネーションも向上するだろうから、上位陣を捲るのは十分可能だろう。

 

また、犬飼選手も先制点を叩き出したヘディングのみならず、ビルドアップでは的確なパスワーク・持ち上がりでスムーズな攻撃に寄与したほか、守備でも後半から出場したファビアン ゴンザレス選手を完封。

 

ショルツ選手の相方争いに、改めて名乗りを上げた。

 

 データ考察

[チャンスビルディングポイント:チーム・スタッツ]

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チャンスビルディングポイント:チーム

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スタッツ


ここまで圧倒した試合内容であれば、もっと点は取りたかったのが正直な感想。

相手GKの三浦選手が決定機を複数回防いでいるため、PK含めて4点止まりだったが。

 

ただ、そこまでのチャンス構築が今節は素晴らしかった。

 

バックラインから丁寧にビルドアップし、相手を引き出しつつ攻略、スペースができた相手守備陣を突いた。

 

ユンカー選手も前線にいると、ラストパス1本で脅威となれるため、相手守備陣も警戒せざるを得ないし、代表ウィークで間隔が空く間にコンディションを向上させて、次節札幌戦もスタメンで観たい。

 

[チャンスビルディングポイント:個人]

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チャンスビルディングポイント:ドリブル

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チャンスビルディングポイント:シュート


ドリブルポイントは関根選手、そしてモーベルグ選手が1・2フィニッシュ。

関根選手も今節はシュートチャンスが何回もあっただけに、得点を取れないのはもどかしいはず。

 

守備面での貢献を考えると関根選手は外しづらいはずだが、モーベルグ選手がいきなり結果を出し、松尾選手もTMで得点していたことを考えると、関根選手にもそろそろ得点を期待したい。

 

決定機を決め切れなかったユンカー選手だが、それでも1得点と結果を残した。

 

元々決められていた交代か、前半だけでお役御免となったが、1度防がれたシュートを拾って捻じ込むあたり、ストライカーの矜持を感じた。

 

まだまだコンディションは万全ではないようだが、だからこそこれからの逆襲に期待ができそうだ。

 

 データ置き場

[試合ハイライト]


www.youtube.com

 

[チャンスビルディングポイント:チーム内ランキング]

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チャンスビルディングポイント:2022シーズン_攻撃

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チャンスビルディングポイント:2022シーズン_守備

 

[ベストイレブン]

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攻撃的ベストイレブン_第5節

 

攻撃的ベストイレブンに犬飼選手・モーベルグ選手・ユンカー選手が選出。

 

個人的には、京都戦とのパフォーマンスの差もあるが、犬飼選手に非常に期待感を持った。

 

攻撃・守備面ともに申し分なしの活躍。

 

ヘディングもゴンザレス選手に競り勝つ強さあり。

 

やっぱり鹿島から移籍してきた選手は頼りになりますな!笑

 

データ引用元:Football LAB

 

【試合レビュー】【DAZN観戦】「もうやだこのスタジアム…」リーグ戦第4節*サガン鳥栖戦(●0-1)

 雑感 

[試合前]

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スタメン・サブ:サガン鳥栖戦


ようやく練習に完全合流した松尾戦選手、そして遂に来日したモーベルグ選手はベンチ外。

 

まだコンディションが整っていないとの判断か。

 

左SBには古巣対決となる大畑選手、そして小泉選手がスタメンへ。

 

サブに松崎選手・大久保選手と仕掛けられる選手が残っているのは、戦術の幅が広がる意味で大きい。

 

奪取職人・柴戸選手もいるので、守備面でも不安はなし。

 

コロナによる苦しい台所事情からは脱した印象。

 

[前半]

鳥栖はレッズと同じく、選手が大幅に入れ替わっているはずだが、それを感じさせない。

 

GKの朴選手は足下の技術が高いため、積極的にビルドアップに参加。

 

レッズは開始直後こそ、前からプレスをかけていたが、選手間の距離があまりよくないため、セカンドボールを回収されて攻め込まれる回数が増加。

 

何度か危ないシーンはあったものの、決定的なピンチとまでは至らなかった。

 

だが逆に、攻撃面では鳥栖以上に見せ場を作れず。

 

明本選手の落としから江坂選手がペナルティーエリア前フリーでシュートを放った場面が最も惜しかったが、これは残念ながら枠外へと飛んでしまった。

 

後半、何とか修正して攻撃の糸口を見つけたいところ。

 

[後半]

後半開始直後は前半とは一転、レッズのペースに。

 

左サイドをドリブルで抉った関根選手が中央へ折り返し、明本選手が至近距離から合わせる大チャンスがあったが、これは枠内でジエゴ選手に防がれてしまった。

 

鳥栖も、レッズ左サイドを突破して中央へ折り返すと、堀米選手がどフリーで西川選手と1対1になる大ピンチも、これは酒井選手がスライディングで間一髪防ぐ。

 

一進一退の攻防だったが、71分に低い位置でパスミスからボールロストすると、クロスを交代出場の垣田選手に決められてしまい、痛恨の失点。

 

同点を目指すも、中々攻め手がないレッズは、試合終了間際に相手DFが浮き球の目測を誤り、途中出場ユンカー選手がシュートチャンスを迎えたが、相手GKに身体で防がれ万事休す。

 

[試合後]

これまでは試合内容に結果が追いついてこない、という感じだったが、今節は試合内容も負けていた。

 

アウェーだからなのか、球際で負け、パスはずれ、トラップは浮く。

 

早くもシーズン4敗目と、優勝を目指すには厳しいシーズン序盤であることは間違いない。

 

ただ、他の試合を観ていても、昨シーズンの川崎のように絶対的なチームは存在していないように思えるので、優勝は無理とか、残留争いとか、ネガティブには考えたくない。

 

ただ、本当にもうこのスタジアムにはいい思い出がなさすぎる…。

 

スタジアムDJの声は聴きたくなかったので、速攻でミュートにしましたとさ。

 

【2022年3月18日更新】

 データ考察

[チャンスビルディングポイント:チーム・スタッツ]

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チャンスビルディングポイント:チーム

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スタッツ


割とこれまでの試合では、少なくとも試合内容や、チャンスビルディングポイント・スタッツでは相手を上回る試合だった。

 

しかし、今回は鳥栖相手に全体的に上回られる結果となり、少々心の拠り所を探してしまうことに。

 

と思ったけど、冷静に各数値を眺めてみると、実は殆ど差がないことに気がつく。

 

実際、結果は最少得点差での敗戦だったわけだし、あまり悲観的になることもなかったのかもしれないね。

 

[チャンスビルディングポイント:個人]

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チャンスビルディングポイント:奪取

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チャンスビルディングポイント:守備


今節は、ショルツ選手が奪取・守備ポイントともにレッズではトップ。

加入以降、常に安定したパフォーマンスを発揮し続けるショルツ選手。

 

相手攻撃陣をしっかりと食い止めつつ、かつ自身が受けたファール・チャージに対して必要以上に熱くならない。

 

また攻撃性能も完備しており、特にビルドアップにおけるパスの質・ドリブルでの持ち上がりは必見。

 

本当にレッズにいつまでいてくれるのか、いや勿論いつまでもいてほしい。

 

今シーズンは2ndユニも購入したいと思っているが、現在はショルツ選手が筆頭候補だなぁ。

 

 データ置き場

[試合ハイライト]


www.youtube.com

 

[チャンスビルディングポイント:チーム内ランキング]

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チャンスビルディングポイント:2022シーズン_攻撃

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チャンスビルディングポイント:2022シーズン_守備

 

[ベストイレブン]

レッズ敗戦のためなし

 

データ引用元:Football LAB

 

【試合レビュー】【DAZN観戦】「欲しかった追加点は素晴らしいプレーの結晶」リーグ戦第3節*湘南ベルマーレ戦(○2-0)

 雑感 

[試合前]

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スタメン・サブ:湘南ベルマーレ戦


ボランチは平野選手・岩尾選手というビルドアップを重視したコンビとなり、伊藤選手ベンチ、柴戸選手と安居選手はメンバー外に。

 

連戦続きで疲労が心配の江坂選手はこの日もスタメン。

 

ユンカー選手は川崎戦に引き続きベンチ入り。

 

[前半]

これまでの試合で前半、良いサッカーを展開しているレッズは、16分に先制する。

 

ショルツ選手の縦パスを受けた江坂選手が、左サイドを駆け上がる大畑選手へ。

 

大畑選手は相手の裏を取ると、ダイレクトで中へマイナスのグラウンダーパス。

 

走り込んだ江坂選手がダイレクトで合わせると、グラウンダーのシュートは相手GK谷選手に触られながらもゴールネットを揺らす!

 

ショルツ選手の縦パスからスイッチが入り、完璧に崩した素晴らしいゴール。

 

湘南にボールを握られる時間帯もあったが、元レッズの岡本選手が左足でシュートを撃ったシーンが危うかった位で、決定機は作らせず。

 

ただし平野選手がトラブルで前半途中で早くも伊藤選手へ交代。

 

[後半]

課題の後半。

 

風下に立ったこともあり、やや湘南に押し込まれ気味になるも、前半同様に決定機は作らせない。

 

リカルド監督も、大畑選手⇒馬渡選手、松崎選手⇒大久保選手、関根選手⇒小泉選手へと一気に3枚替えし、追加点を狙う。

 

結実したのは87分、ルーズボールを拾った伊藤選手が裏に蹴ると、明本選手がボールを視認しにくい体勢ながらも素晴らしいタッチで収める。

 

そこへ猛然と走り込んだ馬渡選手へこれまた素晴らしいスルーパスを通すと、馬渡選手はこれまた素晴らしいトラップで収め、ニアをぶち抜くシュートを突き刺す!

 

明本選手と馬渡選手の素晴らしいプレーの数々で奪った追加点。

 

時間帯から言っても、勝利を決定づける追加点をもぎ取ったレッズは、ウェリントン選手を犬飼選手で封殺し、リーグ戦初勝利&無失点勝利。

 

[試合後]

喉から手が出るほど欲しかった、リーグ戦初勝利。

 

正直、嬉しいというよりホッとした。

 

5連戦も一息つき、次は1週間後の鳥栖戦。

 

松尾選手の復帰や、モーベルグ選手の入国等、体制がようやく整いつつある。

 

出だしで躓いてしまった分、ここからは連戦連勝といきたい。

 

 データ考察

[チャンスビルディングポイント:チーム・スタッツ]

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チャンスビルディングポイント:チーム

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スタッツ


ようやく、試合内容に結果がついてきたね。

 

攻撃に関するポイントは概ね上回っているし、枠内シュートも湘南の0に対してレッズは4。

 

ボール支配率は湘南を下回っているが、ほぼゲームを支配したにも関わらずガンバ戦とは異なりしっかり勝ち切れた。

 

リカルド監督としては、ガンバ戦の試合内容で、結果も得られればベストなのだろう。

 

ただ、昨シーズンよりも自分たちが主導権を握る時間は明らかに長くなってきている。

 

その時間中に、しっかりと点を取ることが課題、というステップまでチームが成長してきているということが楽しいね。

 

[チャンスビルディングポイント:個人]

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チャンスビルディングポイント:クロス


先制点に繋がるクロスを供給した大畑選手。

 

前半にも同じ様なシーンがもう一度あったが、こちらは残念ながら味方に合わず。

 

しかし、怪我明けでキャンプも全て消化したわけではないはずなのに、リーグ開幕戦から出場機会を得て、既に左SBでは馬渡選手とファーストチョイスを争う存在に。

 

過度な期待は禁物と思っていたけれど、怪我明け・若干20歳でこのパフォーマンスは凄いな。

 

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チャンスビルディングポイント:ドリブル



ドリブルでのレッズトップは松崎選手。

 

この試合は相手のプレスにハマり、ボールの取り所として狙われるシーンがしばしば。

 

まぁ初めてのJ1だし、強度に慣れてくれば、もっと相手をぶち抜くシーンも観られるのでは。

 

個人的な不満は、大久保選手が試合終盤に杉岡選手をぶち抜いたシーンがポイントにされていないことです…笑

 

 データ置き場

[試合ハイライト]


www.youtube.com

 

[チャンスビルディングポイント:チーム内ランキング]

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チャンスビルディングポイント:2022シーズン_攻撃

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チャンスビルディングポイント:2022シーズン_守備

 

[ベストイレブン]

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攻撃的ベストイレブン

 

データ引用元:Football LAB

 

【試合レビュー】【DAZN観戦】「もどかしい」リーグ戦第3節*ガンバ大阪戦(●0-1)

■雑感 

[試合前]

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スタメン・サブ:ガンバ大阪戦

 

前節は明本選手が退場となり、長時間を10人で戦う消耗戦。

 

中3日で川崎戦が待ち受けることもあってか、メンバーを多少入れ替え。

 

右SBは宮本選手、ボランチには岩尾選手が入り、酒井選手はベンチ外、柴戸選手はベンチに。

 

平野選手は久しぶりにベンチ入りだね。

 

小泉選手が満を持してスタメンだが、サブの攻撃的選手はユースの早川選手のみであり、相変わらず苦しい台所事情。

 

[前半]

チャンス量産。

 

ガンバは前線のレアンドロペレイラ選手がプレスをかけるが、後ろがついてきていないためレッズのボール回しが機能。

 

ガンバの攻撃も怖さがないため、レッズが一方的に主導権を握っている。

 

だがしかし、松崎選手・小泉選手・江坂選手・関根選手らに決定機があったものの、いずれも決められない!

 

どれか1つでも決めておけば、その後追加点を取って前半で試合を決めてしまえる様な試合展開。

 

とにかく先制点を取らないと、京都戦のように攻めあぐねてタイムアップとなりかねない。

 

[後半]

前半同様にレッズがボールを保持するものの、前半ほど決定機を創出できず。

 

ガンバが慣れてきたのもあるし、前から追ってこずに待ち構えてスペースを消してくるため、パスの出しどころに困るシーンが増加。

 

とはいえ、ガンバの攻撃は前半同様に危険なものではなく、負ける要素はなし…と思ったのだが…。

 

後半35分頃、岩尾選手が本日2枚目のイエローカードを受けてしまい退場すると一気に暗転。

 

直後に途中出場の福田選手のシュートが岩波選手に当たって失点という最悪の展開に。

 

レッズは柴戸選手と犬飼選手を同時投入、犬飼選手を前線に張らせてパワープレーで何としてでも点を取りに行く姿勢を打ち出す。

 

しかし、試合終盤にその犬飼選手のパワープレーで勝ち取ったPKはVARの結果、エリア外と判定されてFKに。

 

そのFKも馬渡選手が味方にぶち当ててしまい万事休す。

 

[試合後]

リーグ戦3試合が終了して1分2敗の勝点という非常に厳しいスタート。

 

しかも試合内容は良いのに、結果がついてこないというもどかしさ。

 

コロナ陽性者やケガ人が復帰してくるはずの次節以降に、巻き返しを期待するしかない。

 

[試合ハイライト]


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【試合レビュー】【DAZN観戦】「選手達を称えたい」リーグ戦第9節*ヴィッセル神戸戦(△2-2)

■雑感 

[スタメン・サブ]

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スタメン・サブ:ヴィッセル神戸戦


開幕戦の京都戦を落としてしまったレッズ。

 

連敗は避けたい2戦目は神戸戦。

 

メンバーは上記。

 

大畑選手がなんと左SBでスタメン。

 

昨シーズンの故障からの復帰が思った以上に早い。

 

酒井選手が京都戦で痛んだ影響か、ベンチスタートなこともあり、スクランブル発進でなければ良いのだが。

 

右SHには松崎選手が初のスタメン。

 

神戸を相手にどこまでやれるか。

 

ベンチには岩尾選手が復帰しているが、いかんせん攻撃で切れるカードが小泉選手のみという苦しい台所事情は変わらず。

 

コロナ陽性者とケガ人の復帰が待たれる。

 

試合は序盤から目の離せない展開に。

 

試合開始10分も経たない内に、神戸のパス交換に対して大迫選手へチャージした松崎選手のプレーがファールの判定。

 

これがPA内だったため、神戸にPKを献上。

 

しかし武藤選手のキックを西川選手がセーブ!

 

これで流れが一気にレッズに…と思いきや、その流れから武藤選手がファインゴール。

 

結局先制点を献上する嫌な展開に。

 

しかしその直後、左サイドを関根選手が突破すると、中央に待ち構える松崎選手へ。

 

ファーストタッチでDFを外し、左足シュート!

 

これが右ポストを叩きながらもゴールに収まり、レッズがあっという間に同点に。

 

さらにその7分後には、CKをニアで明本選手がフリックすると、ファーでフリーになっていた柴戸選手が頭で合わせて逆転!

 

前半20分までに3ゴールが飛び出す打ち合いに。

 

その後は神戸のパス回しにも落ち着いて対応しつつ、レッズもパスワークでチャンスを創出。

 

素晴らしいパスワークから松崎選手に超決定機があったものの、これは相手GK前川選手のセーブに遭ってしまい追加点はならず。

 

神戸ベンチにはイニエスタ選手が控えているので、点差はいくらあっても足りないくらい。

 

ここは決めたかった。

 

さて試合は怒涛の後半(スラムダンク)。

 

レッズは大畑選手に代わって酒井選手を投入。

 

大畑選手、ケガ明けとは思えない動きで、前の関根選手との連携も良かったけど、前半の終盤あたりはちょくちょく狙われてたし、元から予定されていた交代だったかも。

 

しかし後半12分にこの試合のターニングポイントとなるシーン。

 

明本選手と神戸の小林選手が競り合いでお互いにヒートアップ。

 

明本選手が小林選手を突き飛ばしてしまい、明本選手は一発退場。

 

前線からのプレスに、ボールキープで攻撃の起点となれる明本選手を失い、レッズは一気に苦しくなる。

 

すかさず神戸はイニエスタ選手を投入し、攻勢をさらに強める。

 

10人となったレッズは、自陣に張りつけられ攻撃に転じられない。

 

攻撃のカードもいないため、最終的には江坂選手も交代させ、全員守備で逃げ切りを図る。

 

しかし終了間際に、イニエスタ選手の素晴らしいクロスに槙野選手がヘディングで合わせて失点。

 

アディショナルタイムにはサンペール選手のシュートがポストを叩くシーンもあり、肝を冷やしたが何とか1失点に留めて勝点1を拾った試合に。

 

個人的には、10人になってから神戸の攻撃を1点で耐えた選手達を称えたい。

 

最後は安居選手が最前線で走り回ってたくらいなので、選手が揃いきっておらず、メンバー繰りが厳しいこの状況下では守りに徹するという方法しかなかったのだと思う。

 

明本選手の退場は妥当なジャッジなので、明本選手はこれを勉強料として、2回目はないようにしてほしいね。

 

新戦力では、大畑選手・松崎選手ともに十分な存在感。

 

大畑選手は関根選手をタイミングの良い攻め上がりでフォロー。

 

コンディションが整ってフル出場できるようになれば、非常に大きい戦力になりそう。

 

松崎選手は、同点弾のシーンが見事。

 

ワンタッチで相手を外してコースを作り、得意の左足を振りぬいた。

 

右サイドでのドリブルでも相手を剥がして前進するシーンが度々。

 

逆サイド関根選手との切り込みは破壊力があった。

 

一方で、前半の超決定機を決めていれば、この試合は決していた感もあり、彼も悔やんでいることだろう…。

 

【2022年2月26日更新】

[試合ハイライト]


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◼️データ考察

[チャンスビルディングポイント:チーム・スタッツ]

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チャンスビルディングポイント:チーム

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スタッツ


11人で戦っている時間は対等以上だったと思うけど、10人になってからはとにかく耐えた。

引き分けは悔しい結果だったけれど、最終的に逆転まで持っていけなかった神戸の方が悔しさは大きいはず。

 

[チャンスビルディングポイント:個人]

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チャンスビルディングポイント:ドリブル

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チャンスビルディングポイント:シュート


ドリブルポイントトップの関根選手は松崎選手の同点ゴールをアシスト。

 

開幕戦の京都戦でも、右サイドを抉って江坂選手の決定機を演出しており、ドリブルのキレは良さそう。

 

また、守備に奔走する姿勢も目立っており、チームを引っ張る意識が顕著。

 

シュートポイントトップの松崎選手は1ゴール。

 

サイドの選手が得点を取ることは、昨シーズンのチームに欠けていた部分なので、いきなり新戦力の彼が結果を残したのは大きい。

 

[チャンスビルディングポイント:チーム内ランキング]

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チャンスビルディングポイント:2022シーズン_攻撃

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チャンスビルディングポイント:2022シーズン_守備

 

[ベストイレブン]

ACL出場チームのみ先行して試合実施のためなし

 

データ引用元:Football LAB

 

【試合レビュー】【現地観戦】「思い出は最高のスタジアムと嵐山観光という結果に…」リーグ戦第1節*京都サンガF.C.

■雑感 

[試合ハイライト]


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[スタメン・サブ]

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スタメン・サブ:京都サンガF.C.戦


富士フィルムスーパーカップを川崎を退けて制し、Jリーグ開幕に臨んだレッズ。

 

開幕直前に新型コロナ陽性者が複数判明し、何人かは恐らく試合出場不可である状況で迎えた開幕戦。

 

メンバーは上記のとおり。

 

CBの犬飼選手、中盤の安居選手がスタメン。

 

ベンチにはユースの早川選手がメンバー入り、かつショルツ選手・知念選手のCB2枚、ケガ明けおよび復帰からまだ間もないはずの大畑選手も入っており、苦しい台所事情が伺える。

 

京都は昇格組とは言え、曺監督が率いてから1年で昇格を決めており、湘南でも結果を残していることもあり、侮れない相手。

 

しっかり勝点3を取りたい相手だったが…。

 

試合が始まって感じたのは、まず京都が予想以上に良い。

 

レッズのプレスに対しても落ち着いてパスコースを作ったり、ドリブルで剥がしたり、ビルドアップが上手い。

 

また、ボールロスト後の切替も早い。

 

これは今シーズンの台風の目になるのでは…という予感。

 

一方レッズはあまり良いとは言えない出来。

 

岩尾選手・平野選手というゲームコントロールできる両名を欠いている影響か、ビルドアップがイマイチ。

 

大きく蹴っても前線が江坂選手・明本選手なので収められずに押し上げができない。

 

一方、サンガは前線のウタカ選手がとにかく脅威。

 

規格外のフィジカルでボールキープして起点となれるほか、前を向けばドリブルて突っかけてレッズのラインを下げてくる。

 

犬飼選手がちょっと不安定だったこともあり、危険なシーンも何回かあったが、前半はスコアレスで折り返し。

 

先制点とられたらヤバそうだなー、と思っていたら、後半開始直後にそれが現実に。

 

レッズ左サイドをパスワークで崩されると、グラウンダーの折り返しを中央でウタカ選手に合わせられて失点。

 

このシーンの崩しは見事としか言いようがない。

 

まずは同点に追いつきたいレッズは、安居選手と小泉選手を交代。

 

小泉選手がビルドアップに関与することで、パス回しがスムーズに。

 

また、ドリブルで切り裂ける関根選手の右サイドを中心に反撃開始。

 

酒井選手と関根選手のコンビネーション、また関根選手の単独突破から京都ゴールに迫る。

 

しかしゴールが決まらない。

 

何回か江坂選手に決定機が訪れたが、この日はゴールネットを揺らせず。

 

水曜日の神戸戦を見据えてかベンチスタートとなっていたショルツ選手、そして大畑選手も出場したものの、最後まで歓喜の瞬間は訪れず、開幕戦は痛恨の完封負け。

 

ポジティブな面を挙げれば、開幕前に有識者から高評価だった安居選手は、そのポテンシャルを見せた。

 

怖がらずにボールを受けに行く姿勢を見せていたし、上手くプレスを剥がす場面もあった。

 

前半のシュートを決められていれば、最高のデビュー戦だっただろう。

 

◼️データ考察

[チャンスビルディングポイント:チーム・スタッツ]

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チャンスビルディングポイント:チーム

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スタッツ




こうして数値化してみると、やっぱりレッズの方が優勢だったのか。

 

現地で観た印象としては、特に前半はサンガに多くチャンスを作られてしまったイメージだったので。

 

無得点ということで悪いイメージが残っていたのかな。

 

チャンスは作れていたということは悲観する必要はないかもね。

 

そこまで持っていけているチーム力はあるということなので。

 

[チャンスビルディングポイント:個人]

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チャンスビルディングポイント:攻撃

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チャンスビルディングポイント:クロス


攻撃面では明本選手がドリブルにクロスと八面六臂の活躍ぶりでトップ。

酒井選手も効果的な攻撃参加により相手ゴールを脅かした。

 

昨シーズンは左SBで固定されていた明本選手、前線での起用でも素晴らしい活躍。

 

レッズOBの山田暢久氏を思い起こさせる万能ぶり。

 

[チャンスビルディングポイント:チーム内ランキング]

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チャンスビルディングポイント:2022シーズン_攻撃

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チャンスビルディングポイント:2022シーズン_守備

 

[ベストイレブン]

レッズ敗戦に伴いなし。

 

◼️おまけ

リーグ戦では久しぶりの現地観戦。

 

ついでに京都観光も行ったので写真も。

 

スマホなので画質はお察しで。

 

サンガスタジアムはサッカー専用スタジアムのため、ピッチまでが近く、上層階からの観戦だったが十分に選手との距離が近く感じられた。

 

嵐山ではニシンそばを堪能し、渡月橋も観光。

 

今回は、素晴らしいスタジアムと観光という思い出のみお持ち帰りしましたとさ…。

 

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渡月橋

 

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ニシンそば

 

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亀岡駅の掲示

 

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サンガスタジアム:外観

 

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サンガスタジアム:ピッチ

 

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ウォーミングアップ開始!

 

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ピッチまでが近い!

 

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サブ組。7人より多かったけど、誰なのか分からなかった…。

 

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シュート練習

 

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京都コレオグラフィー

 

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レッズサポーター

 

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円陣

 

データ引用元:Football LAB

 

【書籍レビュー】「仕えているのはどっち?」猫の惑星

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最近、自分自身の猫成分が強くなってきていると思う。

 

これまでは犬派だったんだけどね。

 

妻が何を隠そう無類の猫好きということもあり、私もその影響を受けてか、知らず知らずの内に、猫が登場する小説を購入する傾向になってきている。

 

三毛猫ホームズシリーズ、そして今回の「猫の惑星」にしても。

 

妻の実家で猫と戯れているのは癒されるから、知らず知らずの内に、猫推しになっているんだろうね。

 

悲しいかな猫アレルギーだから、マスクは欠かせないんだけど…笑

 

そんな中、書店で書籍を物色していたら、この表紙とタイトルで衝動的に購入したこの作品。

 

作者は梶尾真治氏。

 

結論から言えば、「設定は面白いけどラストがうーん…」ってところ。

 

主人公のイクオは、いわゆる超能力を使える少年。

 

シテンというところで暮らしており、パパと呼ばれる人を喜ばせるため、ママの管理下において、毎日超能力の練習をしている。

 

また、超能力が鍛えられてきたら、「用事」のためにシテン外へ出かけることもあるが、その内容は人間の抹殺という物騒なもの。

 

そこに、人の心を読める野良猫のウリが、シテンからの脱走を持ちかけることで、物語は大きく動いていく…というもの。

 

イクオがまだ子供であり、そのイクオ視点で物語が進められるため、子供っぽさが感じられる雰囲気もありつつ、人間の抹殺という残酷な描写もあり、ギャップを生み出している。

 

また、猫もウリだけではなく、狂戦士となれるクロや擬態能力をもつベーなど、色々な能力を持つ猫との旅であり、彼らがそれぞれの能力を駆使して敵を退けるシーンは、冒険ものとして面白さあり。

 

ただイマイチ、伏線を回収しきれていなかったり、急展開であったりという箇所が散見され、話についていけなかった一面もある。

 

例えば、途中で出会う少女のヒカリが持っていた円筒形のものがなんだったのかは最後まで言及されなかったし、シテンからの刺客であるカストラートがヒカリの兄という超展開だし、謎の円盤が襲来したと思ったら、急に猫の王が現れて迎撃を始めたし…。

 

約300ページほどある物語で、250ページくらいまでは面白く読み進められるけど、そこから先が急展開すぎたかな。

 

最後にシテンの本当の役割とか、円盤の正体とかも語られるから、ある程度の納得感はあるけどね。

 

個人的に一番興味深かったのは、「人間が猫に仕えている」とウリが言っているところ。

 

現実では、「猫が人間に仕えている」んだろうけど、作中でウリの言っているように、実は「猫様にお食事を差し上げている」のかもしれないし、「お家をご用意して差し上げている」のかもしれない。

 

見ようによっては猫が上の立場ということも考えられ、面白い視点だと思ったな。

 

【試合レビュー】「完勝かつ伸びしろたくさん!」FUJIFILM SUPER CUP 川崎フロンターレ戦(○2-0)

いよいよ本日から2022シーズンが開幕。

 

今シーズンも、現地・テレビで観戦した試合は可能な限りレビューを更新する意向なので、何卒よろしくお願いいたします。

 

さて、シーズン開幕は2021シーズンリーグ王者の川崎フロンターレと、天皇杯王者のレッズが激突するFUJIFILM SUPER CUP。

 

リーグ戦3連覇を目論む川崎に対し、大幅な選手の入れ替えがあったレッズ。

 

有識者からは、キャンプでのトレーニングマッチでは、その弊害もあったとのコメントもあり、期待と不安が入り混じる一戦に。

 

とは言え、リーグ戦の試金石ともなり、かつここ最近は勝利を挙げられていない川崎相手のため、ここで叩いて出鼻をくじきたいところ。

 

■雑感 

[試合ハイライト]


www.youtube.com

 

[スタメン・サブ]

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スタメン・サブ:川崎フロンターレ戦


大幅に選手の入れ替えがあり、かつキャンプ等の情報も規制されていたことから、最もメンバーが読みにくいと思われるこの試合。

 

その予想通りとも言うか、まずスタメンからフォーメーションが読みとり辛かった。

 

新加入の岩尾選手がスタメンでレッズデビューとなったが、柴戸選手と伊藤選手の名前も。

 

更にベンチには平野選手・安居選手もおり、激戦区となったボランチは全員がメンバー入りすることに。

 

また、新加入組では馬渡選手も左SBのスタメンでレッズデビュー。

 

ベンチには犬飼選手・知念選手・宮本選手・松崎選手も入った。

 

ただ、CB2人・ボランチ2人というベンチ構成からは、フレキシブルな選手交代には一抹の不安も。

 

ユンカー選手・木原選手もいないので、FWの交代枠もない…。

 

まぁ、どこでも明本選手がいるので、いざという時はそれに頼るということかな笑

 

そして新シーズンの始まりを告げる笛が鳴ってから数分後、いきなりレッズが試合を動かす。

 

右サイドを酒井選手が突破、グラウンダーのクロスに江坂選手が合わせて先制!

 

川崎には前線の明本選手を筆頭に、しっかりとプレッシャーをかけて気持ち良くパス回しをさせていなかった。

 

その勢いのまま、先制点を奪取。

 

江坂選手は天皇杯決勝に引き続き、タイトルの懸かった試合で貴重な先制点。

 

先制された川崎だが、さすが王者というべきか、全く慌てずボールを保持。

 

パスを回して揺さぶりながら、レッズの隙を伺う。

 

ただレッズは守備強度をMAXにして対応。

 

ボール保持率は劣勢も、危機的ピンチはなく、そのまま1点リードで前半終了。

 

後半も引き続き、川崎がボールを保持するが、レッズは中央を固めて対応。

 

前半と比べるとさすがに強度が落ちつつあり、奪っても繋げないものの、カウンターで川崎ゴールに迫る場面も(ファウルっぽい形で止められたけど…)。

 

だが後半36分、またしてもこの男が魅せる。

 

裏へのパスに反応した明本選手がボールキープすると、サポートした江坂選手へ。

 

江坂選手はキックフェイントで谷口選手を外すと、左足一閃。

 

ミドルシュートをゴールへ叩き込み、貴重な追加点を奪取。

 

川崎の決定機は終了間際の知念選手のシュートのみに抑え、犬飼選手・松崎選手・宮本選手もデビューさせたレッズが2-0の完封勝利を収めた。

 

今回は新加入選手に絞って印象を。

 

岩尾選手はピッチ上での落ち着きが印象的。

 

空いている選手をしっかり見つけられているから、ビルドアップが行き詰った時にミドルパスで状況を打開してシュートまで繋げた場面もあり。

 

馬渡選手は対面の家長選手を自由にさせず。

 

攻撃では長い距離をスプリントするシーンが多々あり、今後も攻守に貢献できそう。

 

予想以上にセットプレーのボールの質が良かったので、キッカーに困ることはなさそう。

 

松崎選手は1トップのような位置での起用だったため、ちょっと戸惑いながらプレーしてたかな。

 

得意のカットイン&シュートは次戦以降に期待。

 

犬飼選手は終盤からの出場だったが、無難にシャットアウトに貢献。

 

宮本選手もポジションはよくわからなかったが、相手ビルドアップに対して追い回す役割。

 

「ランニングマン」の真骨頂は、スタメン出場時に発揮となるか。

 

しかし、新戦力をしっかりと起用しつつ、タイトルも獲得。

 

今シーズンも楽しい1年になる予感がする。

 

■最後に

昨シーズン、公式戦では1敗(多分)しかしていない川崎相手にいきなり土をつけた。

 

しかも、相手はほぼほぼベストメンバーに対して、レッズはユンカー選手・小泉選手・松尾選手・モーベルグ選手・大久保選手らも起用せずに今回の結果。

 

まだまだチームの伸びしろはたくさんある。

 

リーグ戦の開幕が待ち遠しい。

 

そして開幕戦はチケットを確保したため、京都まで観戦しに行く予定。

 

来週も楽しい週末を期待して。

 

【移籍情報】「個人的シーズンベストプレー?はやっぱりコレ」西大伍選手が契約満了に伴い退団

www.urawa-reds.co.jp

 

2022シーズンの新体制発表を控えた2022年1月12日。

 

さぁ遂に新シーズンもいよいよこれから始まる!というところで、なんとまだ退団の動きが。

 

西大伍選手が契約満了に伴い、退団することが公式発表された。

 

西選手と言えば、昨シーズンを迎えるにあたり、数多くの選手を補強した中でも、実績は抜群であり、いわば補強の目玉とされていた選手。

 

↓加入時記事はコチラ↓

www.zeniya47.tokyo

 

右SBはその前のシーズンでレギュラーだった橋岡選手がシーズン前に移籍したこともあり、西選手にかかる期待は相当なものだった。

 

だが、そこは百戦錬磨の西選手。

 

序盤はケガで出遅れたが、古巣対戦となった第7節鹿島戦から戦線復帰すると、そこから上昇気流を描いたチームを支えた。

 

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シーズンスタッツ:西 大伍

 

シーズン序盤、不安定さが顕著だったチームを救った選手のうちの一人は、間違いなく西選手だった。

 

しかしシーズン中盤、日本代表の酒井選手が同ポジションに補強されると、明確に出場時間が減少し始める。

 

酒井選手がファーストチョイスになるため、ベンチ以下に甘んじる試合が増加し、第24節鳥栖戦の後は、フル出場は第36節の横浜FM戦のみ。

 

序盤と中盤~終盤で序列が悪い方に変動してしまった。

 

それでも、シーズン通じて1,754分の出場時間と決して少ない数字ではなく、退団の報道も全くなかったので、このまま今シーズンも在籍していると思ったのだが。

 

今シーズンも引き続き酒井選手がファーストチョイスになる可能性が極めて高いことや、両サイドをこなせる馬渡選手の補強、新卒で期待値の高い宮本選手の加入もあり、チームから構想外となってしまったか。

 

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プレースタイル指標:西 大伍

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チャンスビルディングポイント:西 大伍

 

西選手はその高い技術を生かしたビルドアップへの貢献や、時折見せるセクシープレー(超絶トラップとかね)が見所だった。

 

ただ、タイプで言えば森脇選手(京都⇒未定)みたいな感じで、スピードがあるわけではないし、ドリブルもできないし、守備も得手ではないことから、試合展開と同サイドで組む相手を選ぶ印象。

 

個人的シーズンベストプレーは、仙台戦のコレ。

 


www.youtube.com

 

笛鳴ってるからアウトオブプレーだし、ベスト「プレー」かと言われると疑問は残るけど笑

 

移籍先は現時点で未定だが、あのセクシープレーは観客を魅了できる。

 

まだまだ現役を続けてほしい。

 

そして1年間だけだったが、西選手、ありがとう。

 

データ出典元:Football LAB 

 

【2022年1月16日追記】

シーズンイン時点での所属選手一覧。

 

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浦和レッズ所属選手一覧 ※敬称略

【浦和レッズ】2022シーズン背番号予想

クラブから、2022シーズンユニフォームの先行予約開始(1月12日㈬)と発表されたところで、背番号予想。

 

昨シーズンもやっているけど、的中したのは14/27。

 

↓過去記事はコチラ↓

www.zeniya47.tokyo

 

ただ昨シーズンと比べて、今シーズンはより選手の出入が多かったからなぁ。

 

どの程度あたるかな笑

 

ま、相当に希望も含んでるから、3割当たればいい位かな。

 

ちなみに期限付き移籍中の選手の背番号は考慮しなかった。

 

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背番号予想 ※敬称略

 

■既存選手変更予想

・伊藤選手:⑰⇒③

これは宇賀神選手のブログで既にネタバレ済。

17番結構気に入ってたぽかったけど、自身と同様の経歴の宇賀神選手から直接打診され、本人も快諾したとか。

 

・柴戸選手:㉙⇒⑥

ぶっちゃけめっちゃ希望。

阿部選手が引退したから22番が最も有り得そうだけど、ボールを刈り取るボランチの6番ってカッコいいじゃない。

 

・江坂選手:㉝⇒⑬

これも割と希望。

本当は10番予想だったんだけど、モーベルグ選手が10番っぽいからね。

 

・関根選手:㊶⇒⑭

関根選手が14番を好きなのは割と有名な話。

杉本選手が帰還する可能性もあるけど、これからのレッズを背負っていく存在として、希望の番号をつけてほしい。

 

■新加入選手予想

・岩尾選手:⑤

槙野選手が背負っていた背番号5。

大久保選手が着用したい意向もあるようだけど、個人的にサイドアタッカーが5というのは違和感があるので、徳島からやってきたバンディエラであれば、この番号も似合うかと。

 

・モーベルグ選手:⑩

彼のインスタに「#10」のタグがつけられているため確定っぽい。

前所属チームでは7番だったしね。

 

・松尾選手:⑪

昨シーズンは田中選手が着用。

そのイメージが強いからか、はたまた元祖田中選手のイメージもあってか、ドリブラーがつけるイメージ。

レッズ下部組織出身でもあり、サポーターの期待も高いことから、この番号を。

 

・知念選手:⑯

特に理由なし。

強いて言えば琉球で着用していた15番と近いから。

 

・馬渡選手:⑰

過去の番号では7とか8とか割と攻撃の選手が着用する番号を好んでるっぽいが、既にその番号は埋まっている。

てなわけで、下一桁が7の17番。

 

・宮本選手:⑲

特に理由なし。

去年の記事でも書いてるけど、19番ってSBっぽくない?笑

 

・安居選手:⑳

特に理由なし。

22番も考えたけど、流石に大卒1年目では着用しないかな。

私は特に気にしないけど、結果出してからだろ!ってサポーターも多そうだし。

 

・牲川選手:㉓

番号がGKっぽいから笑

 

・松崎選手:㉔

レッズのドリブラーと言えば24番。

松尾選手と迷ったけど、トップスピードが速い11番と、緩急の24番というイメージがあるので、こちらを松崎選手に。

 

・工藤選手:㉖

特に理由なし。

二種登録時の42番からは変更すると思う。

 

・木原選手:㉗

昨シーズン、京都橘高校では7番だったっぽいので、下一桁が7の27番で。

橋岡選手も着用していた出世番号だし?笑

 

・大畑選手:㉛

鳥栖で着用していたから。

 

・犬飼選手:㊴

鹿島で着用していたから。

 

そして今シーズン、誰のユニを購入するか迷う…。

 

背番号次第だけど、柴戸選手・ショルツ選手・木原選手・松尾選手が個人的候補かなぁ…。

 

【2022年1月14日追記】

答え合わせ。

 

www.urawa-reds.co.jp

 

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背番号(実際) ※敬称略

 

的中率13/27。

 

24はドリブラーの系統だったが、予想外の宮本選手に。

 

工藤選手42番から変えると思ったけどなぁー。

 

新卒選手は当たる気しないな笑

 

今回人気がありそうなのは、8番小泉選手・14番関根選手・11番松尾選手・22番柴戸選手あたりかな。

 

私は柴戸選手にした。

 

阿部選手の意志を継ぐ、強い気持ちが感じられる。

【新加入選手考察】「イニエスタ選手と同等のパスチャンス力!」岩尾憲選手が徳島ヴォルティスより期限付き移籍加入

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新加入選手考察第9弾。

 

岩尾選手が徳島ヴォルティスから期限付き移籍加入することが発表された。

 

岩尾選手は群馬県出身の33歳。

 

高校までは地元の群馬県にある、西邑楽高校に所属。

 

群馬県のサッカー強豪校と言えば、小泉選手の出身校である前橋育英高校が真っ先に思い浮かぶが、この高校名は聞き覚えがない…。

 

サッカー強豪校ではない、ということかな。

 

出身大学は現在、関東大学2部リーグに所属する、日本体育大学。

 

過去のデータをざっと調べてみると、大学2年生の時から既に主力に定着していた模様。

 

当時はSBでも起用されていたみたい。

 

そしてたまたまだけど、私も彼の活躍を対戦相手として観ていたこともあった。

 

ただしスタンドから…。

 

大学最終年度だけに目を向けると、2部リーグアシストランキング2位(7アシスト)。

 

専修大学が2部リーグ1位になり、1部への昇格を決定させたシーズンだから、長澤選手(名古屋)が大学ルーキー時代ってことかな。

 

ちなみに1部では武藤選手(柏)が14ゴールで得点ランキング2位になってた。

 

…調べるとキリがなく、話が脱線するのでこの辺で笑

 

さて、岩尾選手についての特長は以下2点。

 

  1. ケガに強い
  2. 展開力◎

 

1については、彼の経歴を読み解きながら。

 

最初に入団したのは湘南ベルマーレ。

 

その後、水戸を挟み、現在の徳島へ。

 

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シーズンスタッツ:岩尾 憲

 

徳島では絶対的な地位を築いていたようで、在籍した6シーズンで237試合出場。

 

2013シーズンに所属した湘南以来のJ1挑戦となった昨シーズンも、37試合の出場と大車輪の活躍。

 

実力もさることながら、ケガを殆どしていないということになるので、ケガに強いもしくは、ケアをしっかりしているということ。

 

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プレースタイル指標:岩尾 憲

 

次に2について。

 

岩尾選手のプレースタイル指標は上記。

 

ポジションは中盤の底、ボランチであることから、パスを駆使して攻撃を組み立てる役割が得意ということになる。

 

パスチャンス力15はJ1リーグ12位タイ。

 

あのイニエスタ選手と同じ!

 

レッズでパスチャンス力が最高だったのは、多分小泉選手の13。

 

それを上回る数値ということで、ボランチからの展開力向上が望める。

 

これらによってレッズにもたらされる影響は…

 

  1. 展開力向上に伴う攻撃力向上
  2. ボランチ競争激化に伴う選手のレベルアップ
  3. リカルドサッカーの浸透

 

というところかな。

 

特に2について、既に平野選手・伊藤選手・柴戸選手が在籍している中、新加入の安居選手もおり、それに加えて岩尾選手である。

 

恐らく、多くてもスタメンに2人・ベンチに1人の合計3つの枠を5人で争うことになるため、その場合は2人がベンチ外となる。

 

ACLもあるとはいえ、これは熾烈だ。

 

そして既に、Jリーグ開幕まであと1か月少し。

 

レッズは未だ、新シーズンの体制やユニフォーム、背番号などは発表していない。

 

まだ入退団の動きはあるか、注目ですねー。

 

【プレー動画】


www.youtube.com

 

データ出典元:Football LAB

【移籍情報】「残念ながら最終兵器未満のままの退団に」木下康介選手が水戸ホーリーホックへ完全移籍

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あの天皇杯決勝から3週間ほどが経ち、既に新シーズンの体制発表も、他クラブではチラホラ。

 

レッズもここまで激しい人員の出入があったが、新たに2人の選手が入退団することに。

 

今回は、昨シーズン途中から加入した木下選手。

 

水戸ホーリーホックへの完全移籍が決定した。

 

↓加入時記事↓

www.zeniya47.tokyo

 

190㎝と日本人の中では相当の巨体を誇り、海外を渡り歩いてきた木下選手については、当初から彼に関する情報があまりなく、いわゆる「ロマン枠」とでも言うべきか、化ければスゴそう!という感想。

 

だが結果的に見れば、シーズン途中の加入という事情はあれど、出場は途中出場の2試合にとどまり、総出場時間は17分と、彼のポテンシャルを観ることすら叶わず、水戸への移籍となってしまった。

 

ただ昨シーズン、リカルド監督は多くの選手に出場機会を与えている。

 

例えば大久保選手はシーズン序盤は殆ど試合に絡めなかったが、中盤以降は殆どの試合でメンバー入りし、出場時間を増加させていった。

 

これはもちろん、大久保選手本人の努力あってのものなのだろうけど。

 

また、同じく途中加入の平野選手やショルツ選手についても、いきなりスタメンに抜擢するなど、必要であれば思い切って起用するというスタンスであった。

 

そのリカルド監督が、8月29日の湘南戦を最後に、木下選手をメンバーにも選ばなかったということは…恐らく、単純にメンバー入りに値するパフォーマンスを、日々の練習でアピールできなかったということなのだろう。

 

個人的に、「浦和の最終兵器」と呼んできた選手たちがいる。

 

李忠成選手(アルビレックス新潟シンガポール)・高木俊幸選手(千葉)・杉本健勇選手(磐田)など。

 

木下選手も、私的「最終兵器」となるものと思っていたが、正直なところプレー時間が少なすぎて、最終兵器「未満」のまま退団となってしまうのが残念。

 

ただ加入時の記事にも書いたように、その素材は間違いなく一級品。

 

J2で大爆発すれば、またJ1のチームからお声がかかる可能性も高い。

 

短い間だったが、木下選手、ありがとう。

【移籍情報】「レッズへの恩返しに期待すること」橋岡大樹選手がシント=トロイデンVV(ベルギー)へ完全移籍

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ようやく、全移籍情報に追いついた。

 

まだあるかもしれないけど。

 

橋岡選手のシント=トロイデンVV(ベルギー)への完全移籍が決定。

 

橋岡選手は今シーズン開幕前に、同クラブへ期限付き移籍することが急転直下で決定。

 

思い返すと、当時はレオナルド選手の中国への移籍、柏木選手の練習無期限参加禁止、そして橋岡選手の移籍と、シーズンイン前後に激震が走ることが多かったなぁ。

 

橋岡選手の海外移籍は、もちろん喜ばしい話ではあるんだけど、チームの戦力低下という意味では間違いなく痛手だったし。

 

彼の特長は、182㎝とディフェンスでは大柄とは言えない部類ではあるが、その体躯に見合わない身体能力にある。

 

サイズにしてはスピードもあるし、スタミナもあるので、レッズでは大型SBとして活躍。

 

西川選手のゴールキックのターゲットとなり、ことごとくヘディングに競り勝っていたほか、相手との1対1でも強さを見せていたため、彼のサイドでの守備は安心してみていられた。

 

足を攣っても走れるのは有名な話笑

 

また、課題となっていた攻撃面も徐々に改善し、いいクロスからアシストする場面もいくつか。

 

そんな若武者には最近、欧州から常に視線が向けられている。

 

橋岡選手も例外ではなく、また恐らく海外志向も強かったのだろう、シーズン前という時期ではあったが、移籍を決めて羽ばたいていった。

 

そこから橋岡選手の動向を常に注視していた訳ではないが、大体の試合に先発出場しており、チームの戦力としてしっかり貢献できていた様子。

 

それが今回の完全移籍への移行にも表れている。

 

コメントでは、「自分の夢を叶えるために今後も頑張ります」とあるが、このまま同チームに骨をうずめて戦う!ということではないだろう。

 

同チームからは過去に、冨安健洋選手(アーセナル)・遠藤航選手(シュツットガルト)・鎌田大地選手(フランクフルト)らが在籍しており、ステップアップにてよりレベルの高いリーグへ移籍した例がある。

 

そして現在も、恐らく同様の野心を持つ選手たちは多いだろうし、日本人選手も多数在籍(鈴木優磨選手(前鹿島)・林大地選手(前鳥栖)など)。

 

私も、レッズから海外へ羽ばたいた選手が成長してステップアップしていくのを観るのはとても楽しみにしているし、それがレッズユース出身者ならなおさら。

 

橋岡選手には野心を絶やさず、より上を目指して闘ってほしい。

 

そしてもっとレベルが高いリーグに挑戦して、そこでも活躍を期待している。

 

それが「レッズサポーターへの報告」になり、また「有望選手の下部組織入団事由」になる。

 

つまりレッズへの恩返し、ということに繋がっていくと私は思う。

【移籍情報】「夢見たホットラインは雲散霧消」杉本健勇選手がジュビロ磐田へ期限付き移籍

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年始の恒例行事、箱根駅伝の往路が終わってしまった…。

 

始まる前は楽しみで仕方ないだけに、半分が終わっただけでもう喪失感がすごいなぁ。

 

さて、気を取り直して残りの移籍情報の更新をば。

 

杉本健勇選手のジュビロ磐田への期限付き移籍が決定。

 

杉本選手は2019シーズンからレッズに所属し、今シーズンで3シーズン目。

 

開幕前に興梠選手の負傷、またレオナルド選手の中国への電撃移籍が決定した関係から、チームはFW不足に陥り、自ずと杉本選手にかかる期待は大きなものに。

 

しかし、チームの低調な出来もあったものの、16試合出場で2ゴールと、その期待に沿った活躍ができたとは言い難い。

 

また、チームはユンカー選手や江坂選手を補強し、杉本選手も興梠選手同様に、出場機会が限定的に。

 

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シーズンスタッツ:杉本 健勇

 

そんな中で、川崎から覇権奪還を目論む横浜FMと、杉本選手の出場機会増加要望がマッチしたか、シーズン途中に横浜FMへと期限付き移籍。

 

www.zeniya47.tokyo

 

横浜FMでは、11試合出場の3ゴールと、出場時間からすればそこそこ活躍した?と思えなくもない。

 

ただ、彼に期待される活躍は、2017シーズンのC大阪時代に残した、得点王争いに絡むレベルものであるはず。

 

レッズも横浜FMもその基準に満たないと判断したか、昇格組の磐田へと期限付き移籍することに。

 

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プレースタイル指標:杉本 健勇

 

2021シーズンはプレースタイル指標がないため、2020シーズンのものを引っ張ってきたが、当時のレッズの出来を考えると、めちゃくちゃ奮闘していたといえるのではないかという数値。

 

敵陣空中戦力MAXだし、ヘディングシュート力も高いし、それ以外の数値も悪くない。

 

磐田はルキアン選手を福岡に、小川選手を横浜FCに放出しており、軸となるCFを探していたのだろう。

 

既に山中選手の記事でも書いたが、両名が同時加入した際に夢見た、山中選手⇒杉本選手ホットラインは、完全と期限付きという違いはあれど、奇しくも同じシーズンをもってチームを離れることで、雲散霧消となってしまった。

 

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レッズとしては、興梠選手が札幌に移籍してしまったため、残るFWはユンカー選手と木下選手、来シーズン加入内定の京都橘高校の木原選手しかいない。

 

モーベルグ選手のように、海外選手の加入にある程度目途がついているのか、もしくは昨シーズンもFWがいないような布陣で戦っていたこともあるため、それを継続するのか。

 

リカルド監督・西野TDの作戦はいかに。

 

データ出典元:Football LAB

【移籍情報】「貴重な人財ゆえのレンタル延長か」石井僚選手がY.S.C.C.横浜へ育成型期限付き移籍

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今シーズンは昨シーズンにも増して、選手の出入りが多い。

 

石井選手は引き続き、Y.S.C.C.横浜へ育成型期限付き移籍となることが決定。

 

石井選手は群馬県出身の21歳でGK。

 

今シーズンは当初、レノファ山口へ育成型期限付き移籍していたが、出場機会を得ることは叶わず。

 

シーズン途中から、Y.S.C.C.横浜へ移籍していた。

 

YS横浜でも中々出場機会を得られずに苦しんでいたが、第28節熊本戦でスタメン出場を果たし、念願のJデビュー。

 

最終節の藤枝戦まで3戦連続で出場し、第28節熊本戦・第29節福島戦では敗戦してしまったものの、藤枝戦では無失点に抑え、完封勝利に貢献。

 

シーズン終盤ということもあり、邪推をしてしまうと、既にチームが昇格・降格に関係のない順位にあったかもしれず、消化試合のために石井選手を起用したとも考えられる。

 

逆に、シーズン終盤からポジションを奪取し、最終節勝利に貢献したいいイメージを次のシーズンに繋げられるという、いい考え方もできる。

 

ただ、石井選手は、今のレッズのチーム状況から考えると、貴重な人財として扱われる可能性が高いと思っている。

 

というのは、GKは西川選手・鈴木選手が今シーズンから引き続き来シーズンも在籍し、塩田選手は引退するものの、牲川選手を水戸から獲得し、来シーズン在籍確定は現時点で3名。

 

牲川選手の記事にも記載したが、西川選手・鈴木選手は、戦力外を除けば近い内にチームを離れる可能性が高くなってきていると考えている。

 

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仮にそれが現実となった場合、GKの戦力として、牲川選手以外では、ユースからの昇格を考慮しなければ、レンタル移籍中の石井選手を呼び戻すのが有力な選択肢。

 

今シーズンをもって契約満了となった、ユース同期の池髙選手・大城選手と比較すると、チーム構成の面から、彼らよりもチャンスがあるように思う。

 

勿論、そのためにはYS横浜で正GKの座を射止めることは必須だろうし、守護神として卓越したパフォーマンスを続けることが必要。

 

牲川選手にも劣らないサイズの石井選手、YS横浜の門番となり、その先のレッズの守護神への道を歩んでほしい。