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【試合レビュー】「反転攻勢の兆し、未だ見えず」リーグ第2節*コンサドーレ札幌戦(●0-2)

 ホーム開幕戦、何とも言いようのない試合になってしまいましたね。

サッカー用語(?)で言えば、まさしく「チンチンにされた」という言葉が相応しいでしょうか。

 

多くのサポーターが待ち望んでいた歓喜の瞬間は訪れず、ペトロビッチ監督の良いところだけを観る試合になってしまいました。

 

少々振り返るのが気が重いですが、これもシーズン最後には笑顔で見返せると信じて、考察していきましょう!

 

◾️雑感「相手の気持ちを知った」


【公式】ハイライト:浦和レッズvs北海道コンサドーレ札幌 明治安田生命J1リーグ 第2節 2019/3/2

 

まず試合をご覧になった方の殆どは感じていらっしゃることではあると思いますが、前半はもう観るに耐えない状態でした。

 

札幌にいいようにボッコボコにされました。

ゼロックスでも川崎にそれなりにやられましたが、あんなのは比にならないです。

 

前半だけでシュートを雨霰のように浴びせられ、鈴木武蔵選手に前半だけで4点ぐらい取られてもおかしくありませんでした。

前半だけで、ですよ⁉︎

まぁ結局2点取られているわけですが…笑

 

後半は選手交代がある程度機能したことで、前半ほどの惨状にはなりませんでした。

しかし、札幌にフリーでシュートを撃たれるシーンもしばしば。

浦和の攻撃も、これまでより活性化したとも言い難く、決定的なシーンも山中選手のクロスから興梠選手のボレーシュートくらいだったでしょうか。

 

結局、前半の失点が重くのしかかり、敗戦となりました。

 

この試合においては、前半の出来が全てだったのではないでしょうか。

まず前半の立ち上がりたったの2分で失点を食らったことで、浦和のゲームプランは大きく狂ったはずです。

 

浦和の現状から考えて、撃ち合いに持ち込んで勝てるほど攻撃力が整えられていません。

となると、相手の攻撃をしっかり跳ね返し、セットプレーやカウンターでのワンチャンスをしっかりとものにする。

というプランが妥当かと。

 

特に、ペトロビッチ監督が相手ともなれば、相手のスコアをゼロのまま進めれば、相手が前がかりになってくるのは明白です。

そこで相手の背後を狙い、チャンスメイクする。

浦和がやられてきた戦い方を、そのまま返すという考え方もあったと思うんですね。

 

しかし、よりにもよってファーストプレーとも言えるところで失点してしまいました。

こうなると、相手は無理に攻める必要はないですから、じっくりボールを回して攻めれば良くなります。

また、精神的にも楽になりますので、札幌は大きなアドバンテージを得たことになります。

 

また、浦和の守備も大変いただけなかったですね。

失点シーンは勿論ですが、プレスのかけ方をもっと整理すべきかと思いました。

 

というのも、浦和はシーズン始まってからの3試合、いずれも相手のディフェンスラインへプレスをかけ、高い位置でボールを奪うことで、チャンスに繋げるショートカウンターを狙っているように見えました。

 

この戦術自体は、何ら問題ないですし、ペトロビッチ監督が志向する、ボールを丁寧に繋いでゴールまで到達するサッカーに対しては、ハマれば絶大な効果を発揮します。

 

しかしそれは、ハマれば、の話であって。

この札幌戦において、それが自殺行為に等しい出来であったということです。

 

前半で言えば、前線の興梠選手や杉本選手がプレスをかけ、例えばサイドにボールを追いやったとしましょう。

サイドに追いやった後であれば、後ろに下げる以外は大抵はボランチかサイドハーフにボールを配給する訳ですが、そこへのプレスが遅いもしくは出来ていない‼︎というシーンが大量にありました。

 

また、失点したことで守備陣はDFラインを下げて対応したかったのかもしれません。

前からプレスをかけている攻撃陣と、DFラインを低めにしている守備陣で意思統一が全く出来ておらず、中盤には広大なスペースが。

 

攻撃面において、コンビネーションからの得点の指導に長けているペトロビッチ札幌がそれを見逃すはずもなく。

浦和守備陣は見るも無残に切り裂かれてしまいました

 

ペトロビッチ監督が浦和を率いていた時、相手を蹂躙するサッカーを披露していた際は、何とも気持ちのいいものでした。

それが相手になると、こんなにもフラストレーションが溜まるものとは…身をもって思い知りました笑

 

◾️スタッツ「交代選手に光明」

[スタメン&ベンチ]

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前節の仙台戦からスタメンは変更なしでした。

武藤選手は入らず、森脇選手と汰木選手がメンバー入りし、阿部選手と橋岡選手がベンチ外となりました。

 

より攻撃的な2選手を入れておりましたので、無失点で凌ぎつつ、勝負所で攻撃的なカードを切り、得点をあげるというゲームプランだったのでしょう。

もしくは、次戦が中3日でACLの試合がありますので、そちらを見据えたのかもしれませんね。

 

サポーターは汰木選手のドリブルを観たかったと思うのですが、この試合においては残念ながらデビューとはなりませんでした。

彼の場合は、最初のうちはリードしている試合で投入した方が良いですよね。

相手が前がかりになり、スペースがある方が、彼の良さが活きると思いますので。

 

[タイムライン:前半]


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シュートを前半だけで13本撃たれました。

前節、浦和は試合を通してシュートが10本でした。

これだけでも、どれだけワンサイドゲームだったかは、お分かりになるでしょう。

前半で3点以上失点していたら絶望しかなかったでしょうが、鈴木選手の「QBK」によりそれは阻止されました笑

 

意外にも、札幌のポゼッションが自陣で多かった様です。

これは、ペトロビッチ監督のサッカーでは、自陣のポゼッションで相手を引き出しておき、そこからワンタッチで素早くボールを回して、相手ゴールに迫るというやり方だからなのでしょう。

 

[タイムライン:後半]


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浦和は後半半ば以降にシュートが増えました。

これは選手交代により、ある程度流れを引き寄せたからです。

 

アンドリューナバウト選手、柴戸選手、マルティノス選手は、良い動きだったと言って良いと思います。

 

アンドリューナバウト選手は、武藤選手には及ばないかもしれませんが、裏への動き出しや、パス&ゴーで攻撃を活性化させました。

惜しいシュートもあったので、武藤選手次第ですが、次戦はスタメンかもしれません。

 

次に柴戸選手。

いつぞやも申し上げたように、青木選手が戻るまでは、彼をアンカーで試合開始から起用しても良いと思います。

彼の成長具合というのも理由の一つですが、エヴェルトン選手はもう一つ前のポジションで起用すべきというのが最大の理由です。

 

現有戦力では柴戸選手をアンカーの位置に起用して、相手の攻撃を防ぎつつ、戦力の底上げを図るのがベストかと思っています。

 

[シュート]

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ゴールエリア付近での札幌のシュートが多いですね。

それだけやられまくっていたということですね。

 

[チャンスビルディングポイント:チーム]

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殆ど札幌に上回られました。

守備面では浦和の攻撃が拙かったのもあり、札幌の良い守備をするのに貢献してしまったのでしょう。

 

[チャンスビルディングポイント:個人]


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攻撃は札幌のアンデルソンロペス選手がトップ、守備では浦和の岩波選手がトップでした、

 

全体的に見ると、攻撃ポイントは札幌の選手が上位を占めました。

当然なのですが。

 

クロスは札幌のルーカスフェルナンデス選手がトップ。

浦和は彼の1.74ポイントからは大きく水をあけられました。

 

山中選手も、興梠選手への決定機を演出したクロスは流石でしたが、それ以外はあまり良さが出せませんでした。

彼も個人で打開するタイプではないので、チームのコンビネーションが上がるまでは、暫く我慢を強いられるかもしれません。

 

シュートは2得点の鈴木選手がトップ。

2位は途中出場のアンドリューナバウト選手です。

 

ナバウト選手は先日のトレーニングマッチでもハットトリックを達成しています。

浦和での公式戦ゴールはまだありませんが、札幌戦での動きは期待が持てるものでしたし、初ゴールも近いかと個人的には思っています。

 

奪取ポイントは意外にもエヴェルトン選手がトップでした。

ですが先ほども申し上げたように、彼はもう一つ前のポジションで起用すべきだと思っています。

 

エヴェルトン選手は技術がある分、低い位置でもボールキープするきらいがあるように思います。

札幌戦では、それが災いして被カウンターの起点となるシーンがありました。

 

柴戸選手はその点、早くパスを捌きます。

現状では、柴戸選手を起用した方が、攻守両面においてメリットが大きいと思います。

 

[スタッツ]


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結局、シュートは前後半合わせて23本も撃たれたようです。

 

浦和も後半、多少盛り返したことでシュートは16本と、仙台戦より増加しました。

良い点を探すとするなら、試合を経るごとにシュート数が1→10→16と増えていっていることでしょうかね。

 

あとはドリブルの少なさも気になります。

結局、現在は相手の前でパスを回しているだけで怖さがないと思うので、ドリブルで相手を切り裂ける人材が欲しいですね。

それが武藤選手なんですが…。

 

◾️最後に

こんなに長く書くつもりはなかったのですが、試合を思い出しながら書いていたら、思いがけず長くなりました。

 

個人的にはあくまで、前向きに、を信条としますので、フラストレーションの溜まる試合でしたし、早く得点が観たい‼︎という気持ちも理解しつつ、これからコンビネーションの向上や、ケガ人の復帰により、試合内容は改善されるであろう、と楽観的に構えています。

 

得点も、本田選手の言葉ではないですが、ケチャップみたいなものと考えれば気楽に考えられますからね。

 

とは言え、次戦はACLが待っています。

34試合あるリーグ戦とは異なり、グループリーグはたったの6試合しかありません。

取りこぼしは命取りになりかねないため、次戦のホームでの試合は、勝点3を獲得したいところです。

 

これまでの試合を鑑み、オリヴェイラ監督がどのような選手起用をするか、注目です。

これまでと同じスタメンなのか、多少は変更があるのか…。

私は中3日のため、メンバーは入れ替えるだろうと予想しています。

 

何はともあれ、次戦も勝利を信じて応援します。

 

データ引用元:Football LAB