祝・浦和レッズ今シーズン初ゴール&初勝利‼︎
ACLグループリーグ第1節、ブリーラムユナイテッド戦は、3-0とスコアだけ見れば完勝に終わりましたね。
結果が出たこと、また渇望していたゴールも3つ生まれたということが何より。
橋岡選手の意外すぎる2ゴールと汰木選手の衝撃デビューのおまけもつき、久しぶりにモヤモヤのない試合がだったんじゃないでしょうか。
さて、試合はハイライトでの振り返りとなります。
プレビューとの答え合わせも含めて考察します。
浦和 3-0 ブリーラムACL1次リーグ詳細!ホームでタイ王者ブリーラムに3発快勝
◾️スタメン予想は8割正解
さて、スタメンの入れ替えを予想した本戦ですが、答え合わせと参りましょう。
左が予想、右が実際のスタメンです。
橋岡選手とアンドリューナバウト選手の起用は当たりました‼︎
中盤はこれまでどおりの3選手を起用し、柴戸選手は途中出場に留まりました。
また、ディフェンスラインに森脇選手が起用されたことは意外でした。
◾️森脇選手のボール扱いはチーム随一
そんな意外な森脇選手の起用でしたが、オリヴェイラ監督は、彼を起点とした攻撃に期待して起用したようです。
また、ハイライトやタイムラインから推察するに、彼からのチャンスメイクは多数あったようです。
これまでスタメンで起用されていた岩波選手と比較すると、森脇選手はより攻撃的な選手です。
岩波選手もセンターバックの選手の中では、ボールコントロールやショートパスおよびロングパスの精度が高い選手です。
が、森脇選手はそれ以上にボールコントロールが上手です。
元々はサイドバックのポジションが適任なので、前の選手と連携して攻撃を組み立てることに優れています。
逆に守備面でいうと、岩波選手と比較して高さや対人で劣る部分があるため、ある程度守備面は目を瞑った起用が求められますけれども。
ただ、先述したように彼からのチャンスメイクがかなりあり、守備においても無失点で抑えられていることを考えれば、オリヴェイラ監督の狙いはズバリ的中したと言っていいでしょう。
◾️24番の系譜を彷彿とさせる汰木選手の衝撃デビュー
この試合では、モンテディオ山形から加入した汰木選手が後半途中から出場し、浦和レッズデビューを果たしました。
そしてそのデビュー戦のわずか10分程度の間に、橋岡選手へのアシストを記録するという華々しいデビューを飾ります。
しかもそのアシストの内容が素晴らしいですね。
中盤でボールを受けた後、緩急をつけたドリブルで2人を翻弄し、逆サイドの橋岡選手へピンポイントクロスを供給。
彼の良さが詰まった1プレーだったと思います。
彼の良さ、つまりドリブルで相手を切り崩すというプレーは、これまでの試合になかったものでした。
彼の起用に目処が立ってくると、これまでなかったドリブルでの打開というオプションが確立できるため、非常に大きいですよね。
私は、失礼ながら彼がこんなに早く出番を得ると思っていませんでした。
オリヴェイラ監督も良いサプライズと語っていたとおり、デビューまで3カ月程かかると想定していたようです。
しかし、キャンプから目覚ましい成長を遂げ、シーズンインから1カ月程でのデビューとなりました。
また、今回は2点リードという状況で相手が前がかりになっており、スペースが潤沢にあるということから、オリヴェイラ監督も起用したとコメントしています。
今後、彼が出番を得る、また増やしていくためには、今日のような戦況で結果を残すことは勿論、スペースがない場面でも打開する術を身につけることでしょう。
◾️現在チーム得点王‼︎橋岡選手
橋岡選手はスタメン起用に応え、何と2ゴールで勝利に貢献しました。
昨年はリーグ戦1ゴールですし、そもそもセンターバックの選手です。
が、彼の強みである上下動を試合終盤まで続けられる運動量が見事に活きました。
どちらのゴールも、味方を信じてゴール前に走り込んでいたからこそ生まれました。
本職のポジションとは違えど、彼のそのひたむきな姿勢が2ゴールを生んだと言っていいでしょう。
この2ゴールで橋岡選手は一躍チーム得点王となりました笑
守備面をそのままに、攻撃面を強化できれば、彼はA代表まで到達できるポテンシャルがあると思います。
これからも、この結果に満足することなく頑張って欲しいですね。
◾️最後に
結果が出て本当に良かったです。
これまでも、チームを信じて応援すると言ってきましたが、やはり得点が決まらず、結果の出ない試合を観るのは辛いです。
ですが、この勝利をきっかけとして、これから連勝街道を突き進んでほしいものですね。
これまで起用していなかった選手の活躍もあり、オリヴェイラ監督も頭を悩ますと共に、選手たちの奮起もより一層求められます。
選手同士の切磋琢磨で、チーム力の底上げと、良い雰囲気を作ることも、期待したいですね。
次戦はリーグ戦第3節、松本山雅FC戦となります。
また間隔の短い試合となりますが、全員にチャンスはあります。
どんな選手が起用されるか期待しつつ、また考察したいと思います。