お世話になっております。
プロサッカー選手って、サッカーを職業としてお金をもらっているわけですから、生半可な実力では務まりませんよね。
多くの子供達が夢として描いたとしても(私もそうでしたが)、その夢を叶えられるのはほんの僅かな、一握りの人間だけ。
プロ入り前に対戦した際に、「こいつヤバすぎる…」と感じた選手達をランキング形式でご紹介します。
なお、公式戦ではない試合での対戦も含まれておりますのでご容赦願います笑
因みに私のサッカーのレベルは、高校では東京都地区大会敗退レベル、大学では東京都大学サッカーリーグ1〜2部レベルとご認識願います。
※東京都は学校数が多いため、都大会の前に、東京都を8つの地区に分けた地区大会を行います。
そこで勝ち上がれば、晴れて都大会に出られるというわけです。
また、大学では各地域に大学サッカーリーグが存在し、関東では関東大学サッカーリーグがあります。
関東大学サッカーリーグは、1部と2部で構成されており、その下に東京都大学サッカーリーグ、埼玉県大学サッカーリーグ…と都県リーグが連なっています。
私の大学が所属していた東京都大学サッカーリーグは、1部〜4部A・Bまでありました。
第3位:日高慶太選手
(桐蔭学園高校→慶應義塾大学→モンテディオ山形→FC町田ゼルビア→モンテディオ山形→ブラウブリッツ秋田→ヴァンラーレ八戸)
第3位は現在、J3リーグのヴァンラーレ八戸に所属するMF、日高慶太選手です。
彼のプロフィールに、アピールポイントがパスと書いてありますが、正しくそのとおり。
パスがめっっっちゃ上手かった。
対戦時に彼が見せたプレーで、未だに脳裏に焼き付いているプレーがあります。
私達のチームの最終ライン裏へのパスを、ダイレクトで・ディフェンダーのギリギリ届かない位置へ・受け手に優しいスピードで、スパーン‼︎と通されて私達ディフェンスライン悶絶。
しかも確かオシャレに回転もかけてた。
当時から10年近く経った今でも、プレーを鮮明に思い出せるのは、それだけ衝撃を受けたからなんでしょうね。
第2位:中町公祐選手
(高崎高校→湘南ベルマーレ→慶應義塾大学→アビスパ福岡→横浜F・マリノス→ZESCOユナイテッドFC(ザンビア共和国))
第2位は昨シーズンまで横浜F・マリノスに所属し、今ではザンビア共和国でプレーする中町公祐選手。
中町選手と対戦できたのは、彼がリーグ戦で退場処分となり、次節の公式戦に出場できなくなったため、調整として練習試合に出て来たからでした。
まぁ運が良かったです笑
さて、彼がどうヤバかったのかというのは…全部。
コレ‼︎というわけではないですが、とにかく全てがヤバかった。
パス・トラップ・視野・ボールコントロール・ポジショニング等々。
明らかに他の選手とはレベルが1段違う感じ。
こういう選手がプロに行くんだなぁーとひしひしと感じた瞬間でした。
第1位:山本啓人氏
(鹿島アントラーズユース→日本大学→ザスパクサツ群馬→鹿児島ユナイテッドFC)
さて、第1位はすでにプロサッカー選手を引退されております、山本啓人氏です。
第2位の中町選手と比較すると、知名度としては落ちるかもしれませんが…。
対戦当時は日大の10番を背負い、中盤で攻撃のタクトを振るってました。
そんな山本氏の凄かったところ、皆さんはどこだと思いますか⁇
サッカーにおいて、基本となることって何でしょうか。
野球ではボールを投げる、水泳ではバタ足、バスケットはボールハンドリングなど、各競技において基礎となる技術というものはあると思います。
そしてサッカーにおけるそれとは、「止めて、蹴る」こと。
これができないとサッカーはできません。
アオアシにも「箸の持ち方のようなもの」って書いてありましたからね。
ボールを足でつないで点を取りに行く競技ですから。
山本啓人氏がすごかったのは、その「止めて、蹴る」の技術が、とんでもなくずば抜けていた。
具体的には、「止める」、所謂ファーストタッチの部分。
味方選手からのパスを、ピタッ!と自分のコントロールしやすい位置にファーストタッチで置く。
それが本当に百発百中で成功していた。
それが例え強かったり、浮いていたり、ディフェンダーにプレッシャーを受けていたり等、ちょっと受けづらい球や状況であったとしても。
基礎技術って、一番よく使う技術なだけに、日々の積み重ねが一番出るところなんですよ。
同じフィールドレベルで感じた中で、この技術において山本氏は群を抜いていたように思いました。
プロサッカー選手になる人達というのは、何かしら優れたものがあるはずですよね。
ドリブルなり、パスなり、シュートなり、対人守備なり、走力なり、ヘディングの強さなり。
ただ、サッカーにおける基本の基本は、先ほど申し上げた通り「止めて、蹴る」こと。
その基本的技術の凄まじさを肌で実感させられた山本氏が、私の中での第1位に輝きました。
それにしても、上記の方々の経歴を見るに、プロ入りしてもそこから活躍するのは容易ではないのがわかります。
日高選手や山本氏に関しては、「あれ程の技術をもってしても、J2のクラブにしか入れないのか…」と愕然とした記憶があります。
最初に申し上げた通り、プロサッカー選手になるのは一握りですが、そこから活躍できるのも、また一握り。
夢があるけど、厳しい世界ですよね。
だからそんな厳しい世界で生きている人たち、私はみんな尊敬しています。