出ていく一方だった2019年のニュースにおいて、既にクラブは年末年始休業に入ってしまっている。
そのため、新卒の武田選手以外で唯一、新加入の公式リリースがあったのがレオナルド選手。
安心と信頼の(?)アルビレックス新潟ブランドということで、過去にもエジミウソン選手・マルシオ リシャルデス選手・ラファエル シルバ選手等のブラジル人選手を積極的に獲得してきた同チームからまたしても獲得ということに。
ただ、レオナルド選手は新潟の前はガイナーレ鳥取に在籍しているため、実際は鳥取が発掘した選手ということにはなるが。
レオナルド選手は上述のとおり、ガイナーレ鳥取からアルビレックス新潟、そして浦和レッズへの移籍となるため、J3⇒J2⇒J1と着実にステップアップを果たしている選手ということになる。
過去の得点は、鳥取では31試合24得点、新潟では38試合28得点と、得点数でいえば全く文句のつけようのない数字となっている。
ただ、私は日頃からレッズに関係のない試合までは観ないため、彼のプレースタイルがどんなものなのか全く存じない始末。
ひとまず、youtubeに彼の2019シーズンゴール集がアップされていたので、こちらを拝見。
印象としては、「駆け引きが上手」なイメージ。
ワンタッチでのゴールが多いから、ディフェンダーとの駆け引きを制してフリーでボールを蹴り込めるシーンが結構多い。
また、相手と対峙しながらでも、間合いを見計らってコントロールシュートを放つ上手さも持ち合わせているように見える。
一人で持ち込んで切り崩してどうにかするタイプには見えないかな。
PKのシーンもそこそこ多いけど、この蹴り方観たら失敗しそうな予感しか湧かない笑
あくまでこれはゴールシーンのみを編集した動画に過ぎないため、もう少し彼のプレーについて考察するため、例の如くFootball LABのデータを引用しながら考えていきたい。
プレースタイルはこんな感じ。
決定力が18(MAX20)あり、チャンスは確実にモノにしてくれそう。
ワンタッチシュートとパスレスポンスが高いので、例えばクロスに合わせるとか、ボールを引き出してのゴールとかが得意ということかな。
意外とドリブルチャンス力は高いが、クロスチャンスやパスチャンスの指標は低いため、チャンスメーカーではないから、純粋な点取り屋というところか。
プレースタイル指標が近い選手は、一美 和成選手(横浜FC)・ピーター ウタカ選手(京都サンガFC)ら。
【一美選手】
【ウタカ選手】
一美選手もウタカ選手もよく知ってるわけじゃないけど、パスとかクロスが上手い‼︎ってイメージは特にないから、やっぱり点取り屋ってことなんだろう。
あとはレオナルド選手はまだ22歳と若いのが良いところ‼︎
高齢化が進み、世代交代から目を背けられない浦和からしてみれば、得点力不足解消&世代交代と願ったりかなったりの補強。
しかし本記事で考察したとおり、彼が一人でゴールを取ってくる選手ではない以上、「彼までボールを届ける過程」というものが必要になってくることは自明の理であり、そこが確立されないと、彼の能力も宝の持ち腐れとなってしまう。
最近の記事では繰り返し記載していることかもしれないが、どうやって点を取るかのイメージを追求しない限り、彼の活躍もないのでは。
データ引用元:Football LAB