いよいよシーズン開幕が近づいてきた。
今週末の2月16日㈰にはルヴァンカップグループリーグ初戦となるベガルタ仙台戦。
来週末の21日㈮にはリーグ開幕戦の湘南ベルマーレ戦が待ち受ける。
専ら、話題は開幕スタメンとか、フォーメーションとか、シーズン初ゴールは誰になるとか、そういったことに注がれるけど、個人的に注目しているのはそこじゃなく。
シーズン開幕前や、中断中のキャンプにおいて、大学生や高校生の練習参加はよくあることで、今回はその参加選手にスポットを当てる。
以前記事にした選手の参加もあったようだけど、それはそちらの記事をご覧いただき、記事にしていなかった選手を取り上げる。
↓過去記事はコチラ↓
①伊藤敦樹選手:流経大3年
プレー観戦歴:1回
[プレミアリーグ参入戦]浦和レッズユースvs長崎総合科学大学附属高校(2016年12月18日@広島広域公園第一球技場)
伊藤選手は流通経済大学に所属の大学3年生(新4年生)。
2019シーズンの関東大学サッカーリーグでは全22試合に出場。
ポジションはSBもしくはCBでの出場だった模様。
ちなみに天皇杯でレッズと対戦した時もDFとしてしっかりスタメンフル出場している。
183㎝のガタイも相成り、元からディフェンダーだったのか…というと、そうではない。
私が観戦した4年前のプレミアリーグ参入戦では中盤をやっていたし、流経大サッカー部HPの個別ページでもポジションはMF。
アピールポイントも「パス・シュート」なので、特に守備に関して長所があるとは本人も考えていなかったはず。
ただ、試合に出始めた2018シーズン終盤も、DF登録で試合に出場している。
そのまま昨シーズンはDFとしての適性を見出されたのか、あるいはそこに適した人材がいなかったからのチーム事情かは不明だが、現在のチームでは最終ラインでの起用が基本となった模様。
ただ、過去記事にも記載したように、流経大サッカー部の部員数はとてつもなく多い。
その中で競争を勝ち抜き、リーグ戦に全試合出場したということであれば、試合に出場できるだけのパフォーマンスを見せていたということになる。
元々中盤でのボール捌きが売りだった彼に、大学サッカーという舞台で守備というものが磨かれれば、更に良い選手に成長しているとも考えられる。
残念ながらチーム自体は今シーズン、2部リーグを戦うことになるので、試合の強度やスカウトの注目度という点からいえば、1部には劣ることになるのかもしれない。
ただ、このタイミングでレッズから練習参加の声がかかったということは、今シーズンのパフォーマンス次第では正式オファーに発展する可能性は十分にあるということ。
そして何気なく関東大学サッカー連盟のHPを眺めていたら、今シーズンのキャプテンに就任していたことが発覚。
キャプテンとしてチームを引っ張り、1部復帰という置き土産を残し、プロとしてレッズに戻ってくる、そんなシナリオが実現してほしいもの。
②遠藤凌選手:桐蔭横浜大3年
プレー観戦歴:1回
[プレミアリーグ参入戦]浦和レッズユースvs長崎総合科学大学附属高校(2016年12月18日@広島広域公園第一球技場)
桐蔭横浜大学、失礼ながら私は大学サッカーを経験するまで知らなかった大学だけど、ここは強い。
2013年に関東2部から1部へ昇格してから、ずっと1部の座を守り続けている。
そして昨シーズンはブッチギリで優勝を果たした明治大に次ぐ2位という結果に。
大学サッカー主要タイトルの一つ、インカレ決勝ではその明治大と決勝戦で激突し、延長戦で一度はリードするという健闘を見せた。
OBで最も知名度があるのは野上結貴選手(広島)かな?
さてそんな桐蔭横浜大学の躍進を、守備の要として支えたのが、浦和レッズユース出身の遠藤凌選手(新4年)。
試合に出始めたのはどうやら昨シーズンから。
関東大学サッカーリーグでは1試合を除く21試合に出場。
センターバックとして出場していた様子だが、シーズン通して警告は1枚。
大学サッカーという舞台だからかもしれないが、カードコレクターではない模様。
セットプレーでの得点力もそこそこあるのか、先に紹介した伊藤選手の2得点を上回る3得点を決めている。
そして遠藤選手も、桐蔭横浜大学サッカー部の今シーズンキャプテンだった笑
同大サッカー部は、昨シーズンの2位を上回る結果、つまり優勝が今シーズンの目標となるだろう。
そうなると、守備の要となる遠藤選手の働きが重要になってくる。
彼も伊藤選手同様、大学サッカーでの主要タイトル等、自身の活躍でレッズからのオファーを勝ち取ってもらいたいもの。
関東大学サッカーリーグは、彼らプラス、以前記事にした選手や、来シーズンからの加入が内定している中大の大久保選手もしのぎを削る。
関東に戻ったら是非とも観戦に行きたいなぁ。