頑固者、ディエゴ・シメオネ。
ディエゴ・シメオネ氏は現在スペインサッカー1部リーグのアトレティコ・マドリード監督を務めている。
彼が監督になってから、チームはリーグ戦やカップ戦で優勝を勝ち取り、全サッカー選手の目指す、チャンピオンズリーグ決勝の舞台にも辿り着いている。
彼はとてつもなく頑固者で、自分の信じる信念を貫きとおす。
それは全く揺らがないもの。
そしてそれが正しいかそうでないかは、冒頭で彼が残してきた成績からも明らか。
考え方は極めてシンプルで、問題に対して、時間をおいて対応するようなことはしない。
書籍内では、人生というのは立ち向かってなんぼ、とまで書いてある。
彼自身、問題に立ち向かい正面から攻撃するタイプであるため、例え波風がたとうが、それを放っておける性分ではないとのこと。
彼はイブラヒモビッチ選手と共通している。
イブラヒモビッチ選手も、問題を正視しない人間に対して、露骨な嫌悪感を見せていた。
問題へのアプローチに関して、正解はないし、時間をおいて対応したり、色々根回しをしたりするタイプもいると思う。
だけど個人的には、シメオネ氏やイブラヒモビッチ選手のやり方に憧れるし、尊敬する。
最近、仕事前に紙にこれまで読んだ書籍の中で印象に残った言葉を書きだしている。
それをやると、仕事前に自分がどんなことを意識して取り組むべきか認識することができるし、また前向きになれるから。
「禍福は糾える縄の如し」(稲森和夫氏)
「人はどうにでも変わってゆける」(長友佑都選手)
「自分を信じ続けるといい。世のかな色々あるけれど、俺だって何とかなったぜ」(ズラタン・イブラヒモビッチ選手)
などなど。
最近この中に、シメオネ氏の「人生は立ち向かってなんぼ」も加えた。
良い言葉だと思う。
シンプルだしそれでいて心に響く。
サッカー経験者であるからこそ、同じジャンルの人々の言葉って重い。
その道がとてつもなく厳しいものだとわかってるから。
これからも読書は継続していく予定だし、色々なジャンルの本を読もうと思っている。
だけど、サッカー選手や監督の本は、ずっとずっと読んでいくんだろうなと、改めて発見できた。