和製コルドバが追いかける、赤き血のイレブン達。

浦和レッズと読了書籍についてマイペースに綴ってまいります。

【書籍レビュー】「純粋すぎるが故」ルイス・スアレス 理由

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またまたかなり期間が空いてしまった。

 

リハビリがてら、という感じで書籍レビューをば。

 

今回は既に所有していた書籍を読み返してみた。

 

サッカーをあまり詳しくない人でも、もしかするとご存知の方もいるかもしれない、今回の書籍の語り手、ルイス・スアレス選手。

 

サッカーでもずば抜けた実績を誇るものの、前述のサッカーをあまり詳しくない人でもご存知の方もいるかも、と申し上げたのは、彼のある行動によるもの。

 

彼のポジションはFWなのだが、試合中、彼をマークしているDFに噛み付いてしまったことが複数回あった。

 

だから、彼を「噛み付き」というイメージでご存知の方もいらっしゃるのでは、と推測したのが理由。

 

まぁワールドカップという4年に1度の、国を挙げた祭典でもその行為をやってしまっているので、擁護はできないけど…笑

 

この書籍は、大部分は彼の軌跡を語るものになっているが、彼の「噛み付き」に至る理由についてもしっかりと語られている。

 

ここでひとつ、例え話として、皆さんが絶対に行きたい大学の受験に臨んでいるとすると仮定してみたい。

 

動機は何でもいい。

 

大学サッカーを経由してプロサッカー選手になることを目指して、ここ最近プロ選手の排出実績が著しく、かつ施設も申し分ない大学に行きたいとか、自分の好きな異性と同じ大学に行き、恋を成就させたいとか、とにかく地方から上京して華やかなキャンパスライフを送りたいとか。

 

とにかく何でもいいので、その大学には是が非でも合格をしたいとする。

 

そしてその受験の時、どうにも試験の出来栄えが良くなさそう。

 

しっかり勉強したはずなのに、上手く頭が働いていないのか、試験用紙は空白が多い。

 

そんな時にどういう心理状態になるか。

 

恐らく、ネガティブな感情が心を支配するに違いない。

 

怒り・焦り・悲しみ・いらだち、などなど。

 

そして追い込まれた皆さんは、思わず隣接した受験生の試験用紙を覗き見(は表現としてやりすぎかもしれないが)してしまう…。

 

と、例え話として挙げたが、スアレス選手の心境は、正しくこんな感じだ。

 

試合で上手くいかないとイライラが募り、どうにかしなければ、点を取らなければ、チームを勝たせなければ、という意識が限界を突破すると、思わずマークしてきた選手に噛み付いてしまうのだそうだ。

 

勿論その行為自体を肯定するわけではないが、逆に考えれば、彼はそれだけ毎試合に、大げさに言えば命を懸けて臨んでいるということだ。

 

ズラタン・イブラヒモビッチ選手も悪童ではあるが、サッカーにおいては何よりも勝つことに対して貪欲で純粋だった。

 

彼らのような選手は得てして悪いイメージで見られがちではあるが、こうして彼らの考えやポリシーを紐解いていくと、逆に見習うべき点というものが見えてくるから面白い。

 

スアレス選手は、若くしてひとめぼれした恋人がバルセロナに移住してしまったことで、世界一のサッカークラブ、バルセロナFCへ移籍することを目標とし、今でこそ別のチームに移籍してしまったが、それを実現させた。

 

彼はとことん、純粋な人間なんだよね。