先日、マルティノス選手の退団が発表されたことに続き、エヴェルトン選手も退団されることが公式発表された。
エヴェルトン選手は、昨シーズンからレッズに加入。
今シーズンを含む現時点での成績は、48試合4得点。
こうして見ると、実はマルティノス選手の3年間の成績とほぼ同じ。
どちらかというと、マルティノス選手の方が攻撃面での貢献が求められるという側面はあるが。
エヴェルトン選手はこの2年間主にボランチとして出場し、この成績であったことを考えると、貢献度としては全然悪いものではなかった。
タイトルにも記載した通り、エヴェルトン選手はブラジル人らしからぬプレイが魅力的だったと思う。
具体的には、ブラジル人と言えば、技術が高く、個人技で打開したり、華麗なプレーを見せてくれる印象がある。
が、エヴェルトン選手はその逆で、堅実なプレーが長所であった。
ポジションの問題ももちろんあるが、低い位置からドリブルで長い距離を持ち運んだり、前線の選手にキラーパスを通したり、ということではなく、しっかりと守備をして味方に確実にパスを繋ぐ、またスペースに飛び出していく、という個人的にはブラジル人らしからぬ(?)プレーが持ち味だった。
基礎技術も高く、しっかりとファイトしてくれること、またシーズン序盤に躍動した柴戸選手のケガによる離脱もあり、今シーズン中盤からは大槻監督は長澤選手・エヴェルトン選手の両選手をボランチのファーストチョイスにしていた。
エヴェルトン選手のプレイスタイル指標はこちら。
ボール奪取力が高いのはボランチで奮闘してくれていたからか。
ただ助っ人外国人ということもあり、日本人ではできないプレーを要求する、ということであれば、彼は適任ではなかったのかもしれないし、それが退団となった理由かもしれない。
また、彼はポルトガルのFCポルトからのレンタル移籍であり、元々レッズに保有権がなく、彼を買い取るだけの財力がなかった、という意見もそこかしこに。
ただ理由はどうあれ、昨シーズンから貴重な戦力として戦ってくれた選手を放出せざるを得ないとなると、チーム力の低下は免れない。
現有戦力での同ポジションでは、柴戸選手が今年は飛躍してくれたので、今後は彼がファーストチョイスになってほしいところ。
あとはシーズン中盤にサイドハーフからボランチに固定された長澤選手。
この2名が筆頭かな。
ベテランでは青木選手は移籍の噂があり、柏木選手もシーズン中盤以降はほぼ出番がないことから少々不透明。
若手では武田英寿選手と来シーズンから加入の伊藤敦樹選手。
移籍加入を考慮しないとこんなところ。
個人的には柴戸選手・長澤選手の大卒コンビが好きなのでこのままでも良いです笑
今後、エヴェルトン選手は国内で移籍先を模索するとのこと。
どこに移籍することになっても、恩返し弾はご勘弁を笑
エヴェルトン選手、2年間ありがとう。
データ引用元:Football LAB