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【退団情報】「ACLでの経験を京都でも還元を」福島春樹選手が京都サンガFCへ期限付き移籍

退団6人目。

 

福島春樹選手の京都サンガFCへの期限付き移籍が発表となった。

 

www.urawa-reds.co.jp

 

 

福島選手は愛知県瀬戸市出身。

 

藤井聡太棋聖と同じ。

 

高校は隣県となる静岡県の名門、静岡学園高校に進み、大学は関東大学サッカーリーグの専修大学に所属。

 

私が福島選手を知ったのは、専修大学時代。

 

そもそも、専修大学は福島選手が所属していた頃、鬼神のような強さだった。

 

福島選手の2学年上には長澤選手、1学年上には仲川輝人選手(横浜FM)や北爪健吾選手(柏)が所属しており、レベルが高い選手達が揃っていた。

 

また何より、その攻撃力がすさまじかった記憶がある。

 

まさに2020シーズンの川崎のように、複数得点は当たり前、平気で1試合5得点とか6得点とかしていた。

 

専修大学は仲川選手が新入生で入学した年から、関東大学サッカーリーグ1部で4連覇を果たしている。

 

従って、仲川選手や北爪選手は優勝しか経験せずに卒業したことになるのだ笑

 

そんな専修大学において、福島選手は1年生の時から出場機会を得ており、2年生からは完全に正GKに定着。

 

全日本大学選抜にも常時選ばれており、いわゆる大学No.1GKとの呼び声が高かった中、4年生だった2015シーズンに特別指定選手となる形で、レッズへの加入が発表された。

 

当時、レッズには既に西川選手が所属していたが、レッズとしては西川選手の後釜として考えていたと思う。

 

左利き、GKとしての素質の高さ、キックに特長がある等、共通点は多い。

 

だがやはり西川選手の壁は厚かったか、レッズに在籍した6シーズン(途中でガイナーレ鳥取にレンタル移籍しているが)、リーグ戦の出場は、ACL決勝戦前に出場した1試合のみ。

 

2020シーズンは石井選手や鈴木(彩)選手がベンチ入りすることも多く、GKの競争も激しくなっており、かつ両選手とも世代別代表経験もあり若いGK。

 

福島選手がその両選手を脅威に感じて移籍を志願したとは思わないが、サッカー選手である以上は試合で活躍してなんぼ。

 

そのためには試合に出場する必要があり、京都への移籍となったか。

 

期限付き移籍ではあるが、コメントから察するに、明らかに完全移籍を前提としている。

 

そのため京都で活躍しても、レッズに帰還する可能性は極めて低いだろう。

 

福島選手と言えば、リーグでは出番は少なかったものの、2019シーズンのACL決勝第1戦、西川選手の出場停止に伴い、アウェーの地で先発出場。

 

1失点したものの、それ以外のシーンではスーパーセーブを連発し、第2戦に繋げる活躍がレッズでの最大のハイライト。

 

その実力を是非京都で発揮してほしいし、経験を還元できればチーム力も上がるはず。

 

27歳と、ゴールキーパーとしてはまだ若い部類。

 

京都でどんどん経験を積んで、いつかレッズからオファーが来るくらいの活躍を期待。