退団7人目。
長澤和輝選手の名古屋グランパスへの完全移籍が発表となった。
今回の退団で一番ダメージがデカい。
戦力的にも、私の精神的にも笑
長澤選手は専修大学卒業後、2シーズンをブンデスリーガのケルンで過ごし、その後2016シーズンからレッズに所属。
ただし当初のシーズンはジェフユナイテッド市原・千葉へレンタル移籍となったため、実際にレッズのユニフォームを身にまとったのは2017シーズンから。
当時、長澤選手の加入が発表されたときは、相当に心が躍ったよ。
ひとつ前の福島選手の記事にも記載しているけど、長澤選手が所属していた頃の専修大学はとんでもなく強かった。
そのチームにおいて、攻撃の中心となっていたのが長澤選手だったからね。
1年次は2部だったけど、2年次以降の3年間で、38ゴール22アシストですよ。
当時のメンバーが粒ぞろいというのもあったけど、この数字は凄いでしょ。
単純に考えて、1年間に20ゴールに絡んでいるわけだから。
だから、横浜F・マリノスに特別指定された時は、心底がっかりしたねー。
レッズじゃないのか…って笑
けど最終的にJリーグには進まず、いきなりブンデスリーガに挑戦。
大学から直接海外リーグに挑戦って、それだけ長澤選手が評価されていたということだし、そういう決断をするというメンタルも凄いよね。
レッズの最初の指揮官、ミハイロ ペトロビッチ監督からはなぜかあんまり評価されておらず、当初ベンチ入りもままならなかったけど、同監督が解任されてからは、どの監督からも一定信頼を得て試合に起用されている。
当初期待していた、トップ下で攻撃に猛威を振るう、という姿では残念ながらなく、どちらかと言えば球際の強さを活かした守備面が特長になっていたけど。
ただそのプレースタイルにより、試合の強度が高くなるACLでは無類の強さを発揮。
2017シーズンにACLの2度目の制覇となったひとつの要因としては、長澤選手が前線からしっかりと守備面で貢献してくれていたからというのが挙げられる。
反面、Jリーグではラストパス精度が雑になる傾向があったことから、あまり得点には絡めていなかったかな。
プレースタイル指標も何だか特長がないみたいになっちゃってる。
ただ名古屋は2021シーズン、ACLに出場することが決定しており、先述した身体の強さを持つ長澤選手に白羽の矢が立ったのだろう。
長澤選手は2020シーズン副キャプテンに就任しており、これからのレッズを担う存在になると思っていたので、退団は非常に残念ではある。
ただ感じたのは、彼は意外と傭兵タイプなのだろうということ。
プロになる当初も、横浜FMの特別指定選手となっていながら、海外に挑戦したり、今回も「求められているところに移籍する」というコメントを残している。
この度、移籍することになりました|長澤和輝 プロサッカー選手|note
だから、良くも悪くもチームへの愛情よりも、チームからの評価を重視して所属先を選ぶタイプなんだろうなと。
ただ長澤選手はACLに貢献してくれたし、ここ数シーズンのレッズの状況から鑑みれば、移籍もやむなしと思う。
だから名古屋で、もう一花咲かせる活躍をしてほしい。
それこそ、リーグ制覇するようなね。
レッズを応援する以上、それはさせてはいけないんだけど。
しかし、また私がユニフォームを買った選手が退団してしまった…。
データ引用元:Football LAB