2021シーズン、レッズは既にチームが始動しており、新加入選手記者会見や、初練習も終了している。
そんなシーズンが始動する直前、昨シーズン育成型期限付き移籍していた、レッズユース出身の2名の選手について、新たな所属先が発表された。
今回は、ガイナーレ鳥取からY.S.C.C.横浜へと移籍が発表された大城選手。
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大城選手はガイナーレ鳥取で、出場試合数3、合計プレー時間は85分間と、育成型期限付き移籍のレッズ側としての目的である、試合出場機会を掴むには至らず。
初のベンチ入りが10月18日のG大阪U-23戦とかなり時間がかかっている。
その出場試合の内訳も、途中出場1分が2試合、スタメン出場83分途中交代と、まとまった出場経験を積めたのは1試合のみといえる。
大城選手は昨シーズンでプロ2シーズン目。
ルーキーイヤーも出場機会はなく、2シーズン合計でほぼほぼ試合経験を積めていないとなると、一旦チームに復帰させるという選択肢もあるかと思っていたが、鳥取と同じJ3のY.S.C.C.横浜が受け入れ先となった。
大城選手のポジションはセンターバック。
レッズのセンターバックは、槙野選手(34歳)・橋岡選手(21歳)・デン選手(23歳)・藤原選手(18歳)・岩波選手(26歳)の5選手。
3バックと4バックで起用されるセンターバックの数は異なるが、3バックではセンターバックを3枚起用する必要があるので、単純に考えれば上記の5名の中から3名、そして控えに1名という布陣になるか。
ただし、槙野選手は年齢から考えても、これから長期間活躍できるわけではないと思われる。
また、わざわざTwitterで残留宣言をしており、チームからも少々厳しい評価を受けた模様。
橋岡選手も欧州移籍の噂があり、決して今後数年安泰といえる構成ではない。
なので、大城選手が移籍先で試合経験を積んで、逞しくなって戻ってこられれば、チームとしてはさらに層が厚くなる。
逆に今シーズン、試合経験を積めなければ、来シーズン以降のレッズへの帰還は難しいかもしれない。
いわゆる正念場というやつかな。
ユース時代にはセットプレーでハットトリックもかましていた大城選手、その強さをY.S.C.C.横浜でも発揮してポジション確保を!