先日、レッズの移籍関係の記事はアップし終わったはずだったのだが…。
レッズは現在、来月下旬の開幕に向けて、沖縄でキャンプ中。
そんな中、橋岡選手はキャンプに参加せずに渡欧しており、シント=トロイデンVV(ベルギー)へ期限付き移籍が濃厚になっているとのニュースが流れ、本日公式で発表となった。
先般、新体制や新背番号も発表され、以降の退団はないであろうと高を括っていたが、まさに急転直下の展開となった。
橋岡選手はアカデミー出身のDF。
これまでも各世代の代表、また飛び級での選出の経験もあり、ユース時代から浦和を背負う逸材として期待されていた。
私も彼観たさに何度かユースの試合に足を運んだほど。
期待通りにトップチームに昇格してからも、ルーキーイヤーから順調に試合出場を重ねていた。
2種登録されていた2017シーズンを含めると、リーグ戦やカップ戦合計で96試合に出場。
高卒ルーキーでこの数字は大変立派な数字。
元々のポジションはCBだが、スタミナがあり惜しみなく上下動ができること、また脚が攣ってからも走り続けられるアスリート性や、ヘディングのターゲットによる攻撃の起点という側面から、トップチームでは基本WBやSBでの起用が専ら。
リーグデビュー戦でのポドルスキ選手(当時神戸)とのマッチアップは見ごたえがあったなぁ。
また、そのアスリート性を活かした対人守備には定評があり、若いながらも彼のサイドを突破されることはあまりなかったはず。
逆に、決して器用な選手ではないため、攻撃面は改善の余地を多く残しており、CBであればビルドアップ、SBであればドリブルやクロスの部分は課題であると言えた。
ただ、彼は本職ではないWBやSBであっても、当初よりも成長した姿を見せている。
恐らく向上心が強く、常に課題に取り組む姿勢を持っているのであろう。
彼のプレースタイル指標はこちら。
上述の通り、ヘディングのターゲットによる攻撃の起点という側面からか、敵陣空中戦の数値が高い。
また、自陣空中戦と守備も高く、守備性能は十分。
ベルギーリーグがどのレベルなのかはわからないけど、一般的に日本人は小柄だから、182㎝という日本人では高身長になる部類でも、世界では180㎝台中盤から190㎝台という選手がゴロゴロいる印象。
なので、同チームのライバルや、対戦相手のFWは国内の相手とは全く異なってくるのではないか。
そこで結果を残せれば、同チームからドイツへステップアップした遠藤航選手(現シュツットガルト)と同様のルートを辿れる公算は高い。
先述の通り、彼は向上心が強く、レッズでも外国人選手と積極的にコミュニケーションを取っていた印象が強いことから、ベルギーでも通用するのではないかという期待感のほうが大きい。
彼が世界で活躍できれば、同じ夢を持った選手が下部組織に集まる可能性も高い。
是非、すぐに浦和に戻ることなく、世界で大活躍をしてほしいもの。
唯一の懸念は、レッズの右SBが西選手だけ問題かな。
■参考動画(大分戦の「オレオレ」が大好き笑)
データ引用元:Football LAB