リーグ戦第7節鹿島戦。
残念ながら後半途中からの観戦となったため、得点シーンは観られず…。
日にちもたってしまっているので、軽く振り返る程度に。
■雑感
[スタメン・サブ]
これまでの試合で試したフォーメーションから、今節は柴戸選手を1ボランチとした4-1-4-1を採用。
西選手を右SBに、1トップは先日のエリートリーグで2得点の武藤選手。
ベンチにユース3年生の工藤選手がベンチ入り。
デン選手や藤原選手は怪我後の経過がまだ良くないのか、工藤選手が2選手を差し置いてベンチ入りするほどの逸材ということか。
試合は小泉選手のサイドチェンジを発端に、西選手から明本選手へとボールが渡り、明本選手が左足のシュートで先制。
流れの中から、そして久ぶりの得点は嬉しい。
前半終了間際に関川選手のヘディングシュートで同点にされるも、後半、明本選手が裏に抜け出しかけた所を倒されてPK獲得。
槙野選手がこれを決めて再度リード。
その後、関根選手の幻のゴールもあったものの、さほど危ないシーンも作られずに逃げ切り成功。
鹿島の出来栄えも芳しくない中、内容も良く、しっかりと勝ち切ったことは非常に大きい。
進んでいる方向性が間違っていないことが認識できた。
■データ考察
[チャンスビルディングポイント:チーム・スタッツ]
試合内容の良さがスタッツにも表れている。
シュート本数自体は鹿島よりも下だが、枠内シュートは鹿島よりも多い。
ゴール期待値も、鹿島やレッズの今シーズンの平均値を上回った。
パス本数も鹿島を上回っていながら、成功率も上だから、しっかりボールを保持することやビルドアップの精度が上がっているということ。
リカルド監督の目指すサッカーがしっかりと根付いているということだよね。
[チャンスビルディングポイント:個人]
個人では早速、西選手がパスポイントのトップに。
次節の清水戦も観戦してしまっているので、その印象もあるけど、西選手はとにかくビルドアップでのミスが少ない。
過去に在籍した森脇選手のように、基礎技術が高く、状況判断もいいので、相手にボールを奪われないし、的確なタイミングと強度でパスを供給できるので、受け手としては非常にやりやすそう。
今年の補強の目玉だけある、納得のクオリティの高さ。
そしてもう一つ、奪取といえばこの人、柴戸選手。
全体では常本選手にトップを譲ったものの、要所要所でさすがのボールハンターぶりを発揮。
リカルド監督の志向する、低い位置からボールを繋いでゴールを目指すサッカーでは、一部では柴戸選手の活躍は難しいとする意見も見かけたが、それを覆す活躍。
ボランチの激戦区っぷりが半端じゃなくなってきた。
■最後に
下位同士の戦いになったが、久しぶりの得点もあり見事に勝利。
降格もあるシーズンなので、内容はもちろんだが、結果が出るに越したことはない。
新システムでも結果を得られたことで、新たなオプションができたことも収穫。
チームが成長していく姿を見るのは、何よりも楽しい。
データ引用元:Football LAB