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【試合レビュー】「セットプレーの作戦勝ち」リーグ戦第9節*徳島ヴォルティス戦(○1-0)

今節はJ2から昇格した徳島ヴォルティス。

 

とはいえ、現在レッズを率いるリカルド監督が昨年まで率いており、そのチーム完成度の高さは脅威となるはず。 

 

■雑感

 


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[スタメン・サブ]

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スタメン・サブ:徳島ヴォルティス戦


ベンチ入りメンバーは鹿島戦・清水戦と同じ。

 

ただし1ボランチが柴戸選手ではなく伊藤(敦)選手に。

 

試合後のリカルド監督のインタビューによれば、柴戸選手はこの試合に間に合うかギリギリの状態だったということ。

 

試合には間に合ったものの、スタメンで出場できるコンディションではなく、代役は伊藤(敦)選手となった。

 

試合は早々にレッズにアクシデント。

 

武田選手が失ったボールを取り返そうとした際に足を痛めて杉本選手と交代。

 

これが契機となったのかはわからないが、前半は徳島に主導権を握られる展開。

 

ボール保持時は相手のプレスに対して後手となり、非保持時には逆にプレスをかいくぐられるパス回しに翻弄された。

 

前半だけで被決定機を複数回作られたものの、いずれも西川選手のファインセーブでしのぎ、得点は許さず。

 

前半終了間際には、右サイドの攻撃から武藤選手のクロスバー直撃のヘディングシュート。

 

また同様に右サイドから崩して最後は明本選手の左足シュートも、これは徳島GKの上福元選手に防がれる。

 

一進一退の攻防、試合の分かれ目となったのはセットプレー。

 

左サイドのコーナーキック、小泉選手のショートコーナーから、前節に引き続き山中選手が高精度クロス。

 

これを中央の、何と身長167㎝の関根選手がヘディングシュート。

 

これが決まって浦和が先制。

 

どうやら練習通りの形だったようで、岩波選手や槙野選手らの、恐らくヘディングのターゲットになりそうな選手を囮にして、関根選手に合わせたということになる模様。

 

レッズの作戦勝ちだね。

 

後半は前半ほどやられず、被決定機もなし。

 

レッズもチャンスを創出できたかというと微妙だが、こういった試合に重要となるセットプレーをものにしたことで勝負あり。

 

1-0で勝利し、嬉しい3連勝を飾った。

 

■データ考察

[チャンスビルディングポイント:チーム・スタッツ]

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チャンスビルディングポイント:チーム

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スタッツ

 

 

今節は厳しい試合になったから、徳島の方が全体的に優勢か。

 

逆に今節も光ったけど、西川選手のセービングが秀逸。

 

低い位置でのパスミスから宮代選手に浴びた決定機、ドリブルから放たれた藤原選手のシュートもそうだが、渡井選手に撃たれたシュートのセーブが最もすごかった。

 

最初観たときは触らずに枠外へ外れたのかと思ったが、リプレイで確認すると、しっかりと枠を捉えたシュートを、西川選手が右手一本で防いでいることが分かった。

 

これは日本代表に選出されるのも納得のパフォーマンス。

 

相変わらずキックは抜群に上手いし。

 

鈴木選手ももっと観たいけど、西川選手の壁はまだまだ高いかもしれないね。

 

[チャンスビルディングポイント:個人]

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チャンスビルディングポイント:奪取



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チャンスビルディングポイント:セーブ_リーグサマリー



チャンスビルディングポイント、個人での特筆点は、今節も奪取ポイント。

 

最近毎試合奪取ポイントを取り上げている気がするけど笑

 

伊藤(敦)選手がトップ。

 

柴戸選手も奪取が素晴らしいが、伊藤(敦)選手もボールの扱いだけでなく、守備面でも劣っていないところを証明。

 

流通経済大学時代にSBやCBを経験し、守備力を向上させた賜物だね。

 

これはリカルド監督にとって、本当に嬉しい悲鳴のはず。

 

また先述した西川選手のセービングは、現時点でリーグ3位。

 

今節も西選手への素晴らしいロングフィードがあり、リカルドサッカーになくてはならない存在になっている。

 

結果も残しつつ、若い選手への世代交代も進められつつある。

 

浮かれすぎるのは時期尚早だが、リカルド監督になってから、本当にいい流れができつつある。

 

 

■最後に

 

リーグ戦3連勝は2年ぶりなんだとか。

 

ここ数年は苦しい時期が続いた印象があるから、この3連勝の嬉しさもひとしお。

 

次はレッズよりも上位にいるセレッソ大阪戦。

 

古巣復帰となった大久保選手にも要注意。

 

週末が楽しみになる日々は楽しい。

 

データ引用元:Football LAB