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【試合レビュー】「ユンカー選手・田中選手のホットラインが炸裂」リーグ戦14節*ガンバ大阪戦(○3-0)

■雑感 

[試合ハイライト]


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[スタメン・サブ]

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スタメン・サブ:ガンバ大阪戦

 

スタメン・ベンチは上記の通り。

 

田中選手が右サイドで先発。

 

関根選手は前節、そこまで出来が悪かったわけではないと思うが、直近でのエリートリーグでの活躍からか、はたまた古巣対戦ということも加味してか。

 

GKは前節に引き続き、鈴木選手。

 

仙台戦でも見事なセーブで完封勝利に貢献。

 

西川選手もエリートリーグでは2失点していたとはいえ、PKを止めるという活躍を見せていたようだが、特段変更する必要はないとの判断だろう。

 

ガンバは昨シーズン2位の成績を収め、今シーズンはACL出場権を獲得しているものの、コロナの影響で活動がままならなかった時期があるとはいえ、ここまで僅か1勝と大苦戦。

 

得点も僅かに3と改善の兆しが見られなかったことから、宮本監督との契約を解除。

 

松波暫定監督になって初めての試合ということで、監督交代ブーストが怖かったが…。

 

この日の両雄、「キャスパー ユンカー選手」と「田中 達也選手」の大活躍で、ガンバ粉砕に成功。

 

先制点はユンカー選手。

 

田中選手が右サイドから上げたクロスを中央、ヘディングで叩き込んだ。

 

このシーン、下がりながらのヘディングをしっかりと枠内に落とすあたり、点取り屋としての能力の高さが垣間見える。

 

懸念として考えられていた、「ヘディングは不得手」は当てはまらないかもしれない。

 

2点目は田中選手。

 

明本選手が左サイドから上げたグラウンダーのクロスに、逆サイドから走り込み右足ワンタッチで合わせた。

 

田中選手のスプリントと、明本選手のクロスの質により実現した追加点。

 

明本選手はここ最近、左SBのファーストチョイスに。

 

セットプレーやキック精度は山中選手に軍配があがるが、明本選手は圧倒的運動量と体を張った守備がある。

 

いわゆる「チームを助けられる」人財。

 

色々なポジションにも対応可能であるため、リカルド監督も非常に重宝しているだろう。

 

さて、話は戻って、トドメの3点目は再びユンカー選手。

 

またまた田中選手のクロスを、今度は得意の左足。

 

ここでは、田中選手が特長のドリブルで長い距離を持ち運び、ユンカー選手が押し込むだけのクロスを供給したという点で、半分以上は田中選手の得点と表現しても差し支えなし。

 

こうして、ユンカー選手は2得点+α(田中選手が得点した2点目、同選手にクロスを供給した明本選手へ見事なサイドチェンジ)。

 

田中選手は1得点2アシスト。

 

前半に彼らの活躍でスコアを3-0とし、これが最終スコアとなった。

 

内容はそれほど支配していたわけではなかったが、ユンカー選手というチャンスを確実にスコアに反映させられるストライカーのお陰で、勝点3獲得に成功。

 

ユンカー選手は得点に加え、ラストパス・ドリブル・ビルドアップでも非凡な才能を発揮。

 

逆に彼が怪我や累積警告等で不在となった際、チームへの影響が早くも心配になってくるレベルだが…。

 

とりあえず今は、彼を獲得した強化部と、レッズに来てくれた彼自身に最大級の敬意。

◼️データ考察

[チャンスビルディングポイント:チーム・スタッツ]

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チャンスビルディングポイント:チーム

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スタッツ

 

スコアこそ3-0の完勝だが、試合内容からしてそうだったように、ガンバには多くの時間ボールを握られていた。

 

それが驚異的な攻撃に繋がっていたかどうかは別だけど、ガンバの前線からのプレスに、レッズは結構手を焼いていた。

 

ガンバの前線は宇佐美選手ら、個人技に長けている選手が多くいるイメージだったため、それがハマらなくてよかった。

 

ただ、レッズはここ最近そうだが、シュート数はそこまで多くないが、枠内シュートは結構な割合。

 

今節も7/11で枠内率は6割超。

 

攻撃回数はそこまでではないが、質の高い攻撃を繰り出せている証左となっている。

 

[チャンスビルディングポイント:個人]

 

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チャンスビルディングポイント:攻撃・パス・守備

 

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チャンスビルディングポイント:クロス

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チャンスビルディングポイント:シュート

 

相手チームだけど、元レッズの矢島選手が攻撃トップだったので何となく掲載笑

 

ユンカー選手に良クロスを供給、かつシュートも決めた田中選手がそれぞれのチャンスビルディングポイントでトップ。

 

それにしても、レッズ移籍後初ゴールとなった大分戦も同様だけど、また古巣戦でゴールを決めるとは笑

 

これで、関根選手・田中選手の右サイドの争いも活発化。

 

リカルド監督のマネジメント力もあるだろうが、各ポジションの競争が良い作用を及ぼしていることが顕著だ。

 

前述しているけど、FWはユンカー選手が不在時が少々不安。

 

興梠選手は今節惜しいシュートもあったが、未だに今シーズン得点ゼロ。

 

他ポジション同様、激しいポジション争いとなってほしいところなので、ユンカー選手以外にもスコアラー出現が望まれる。

 

■最後に 

前半にスコアを3-0としたことから、後半の選手交代でスタメンの選手をある程度休養させることができ、水曜日のルヴァンカップ横浜FC戦にも備えられた。

 

この試合は勝利しないとグループリーグ敗退が決定してしまう。

 

普段リーグ戦に出番がない選手の出場機会のためにも、何が何でも勝利し、決勝トーナメントに駒を進めてほしいところ。

 

データ引用元:Football LAB