■雑感
[試合ハイライト]
[スタメン・サブ]
メンバーは上記の通り。
ここ最近では不動のスタメンと言える柴戸選手・小泉選手はベンチスタート。
ルヴァンカップ最終戦、横浜FC戦が5月19日㈬にあり、両選手はここでフルタイム出場。
連戦での起用は困難と判断したか、ボランチは阿部選手と伊藤(敦)選手、トップ下には武藤選手が起用された。
ここに、ボランチでは金子選手、トップ下では伊藤(涼)選手や武田選手が絡んでくると更に面白い。
試合はまず神戸がボールを保持してレッズゴールに迫る展開。
選手の距離感がよく、レッズは相手を捕まえられない。
埼スタ初見参のイニエスタ選手、また古橋選手が中間ポジションでボールを受けるため、上手くプレッシャーをかけることができない。
左サイドを崩され、中央の古橋選手に合わせられる被決定機もあったが、枠の外へと外れ事なきを得るシーンも。
飲水タイム後にはレッズも汰木選手、明本選手がシュートを放つも枠外へ。
決定機こそ、前述の古橋選手のシュートシーンのみだったが、攻撃守備ともに機能はせず、ストレスのたまる展開で前半終了。
ただ、この展開の中で、無失点で前半を終えられたことは僥倖か。
レッズは後半開始から、武藤選手に代えて小泉選手、阿部選手に代えて柴戸選手を投入。
小泉選手のボールキープ・展開力と柴戸選手の守備力で、チームの立て直しを図る。
すると後半早々、試合が動く。
左サイド、明本選手と汰木選手で守備陣を突破。
汰木選手がクロスを上げると、中央フリーとなっていた田中選手がヘディングで合わせて先制点!
ゴールも見事だったが、田中選手の喜び方が、これまでの2得点と明らかに異なっているのが注目ポイント笑
古巣戦での2得点はやっぱり相手チームを慮ってのことだったんだね。
選手交代後の後半、開始早々先制できたこともあるが、前半よりもボールを保持できるようになり、攻撃もスムーズに。
後半35分頃には、左サイドから中央関根選手へ、右足を振りぬいて貰ったかと思いきや、飯倉選手のファインセーブでゴールはならず。
しかし後半40分、ユンカー選手が追加点のゴール。
コーナーキックの攻めなおし、アバウトなボールが神戸ペナルティエリア内に上がったこぼれ球、これを左足ボレーシュートで沈める!
ユンカー選手はリーグ戦3試合で4得点。
ハイペースで得点を量産中。
このゴールシーン、浮き球で簡単なボールではなかったと思うが、それをしっかり決め切るあたり、得点王の実績は伊達ではないことを証明。
試合はこのまま2-0でレッズ勝利。
結果的に、前半を耐え抜いたことが今節勝利の分かれ目になった印象。
続きはFootball LABデータ更新後にまた。
◼️データ考察
[チャンスビルディングポイント:チーム・スタッツ]
神戸よりもレッズの方が今季平均のチャンスビルディングポイントは優秀なんだね。
この試合は前半に主導権をほぼほぼ握られてしまった関係か、上回られてしまったけど。
レッズの守備陣の頑張りもあったけど、神戸としては、前半の内に先制できなかったのは痛恨だった。
[チャンスビルディングポイント:個人]
ユンカー選手は今節1ゴールの活躍、シュートポイントもトップ。
彼はシュート精度が高い。
今節も後半、ドリブルから放ったシュートはしっかりと枠に飛んでいたし、先般のルヴァンカップ横浜FC戦でも、短い時間ながら放ったシュートはポストに嫌われるなど。
ここまでシュート精度が高ければ、決定機をモノにできるのも頷けるし、今節のような簡単ではないシュートを沈められるのも道理か。
そしてシュート以外もなかなか。
ドリブルでベルギー代表のフェルマーレン選手を翻弄していたのは驚いた。
そして小泉選手と共に、チームを活性化させた柴戸選手。
後半だけの出場で奪取ポイント3位とはバケモノか笑
■最後に
今節の結果を受け、長らくマイナスだった得失点差はプラスに、順位も6位にジャンプアップ。
昨シーズンの結果から、今シーズンも残留争いをすることも覚悟していたが、現在は上位進出を窺える位置に。
次節は中3日でサンフレッチェ広島戦。
過密日程となるだけに、神戸戦で出場時間が短かった選手、そして再びリカルド監督のマネジメントが注目される。
データ引用元:Football LAB