アオアシ最新巻。
発売日に買ってまいりましたよ。
今回は青森星蘭戦の前半途中~前半終了まで。
両GKの活躍により拮抗した試合展開だったが、青森のプレッシングによりフィールド内はカオスに。
そんな中、カオス状態の際に真価を発揮するのが、葦人の特長である視野(イーグルアイ)なのだが、更にその上を行く視野と戦術眼、技術により青森の北野がゲームを支配。
エスペリオンは押し込まれるようになるという展開。
ここでスポットが当たったのは、葦人ではなく3年生の馬場と1年生の橘。
馬場は3年生ながら、タレントぞろいの2年生1年生の層に阻まれ、満足に出場機会を得られておらず、先日の試合で大敗した際には下級生相手に声を荒げるなど、ここまであまり良い描写はなかった。
しかし、チームが押し込まれる中、福田監督の指示により、青森のキーマン、北野のマンマークを命ぜられる。
以前、福田監督から教わった、「マンマークは手を使うことがポイント」というレクチャーを忠実に遂行し、彼がマンマークを開始してからは北野にほぼボールを触らせず、チャンスメイクもさせなかった。
元々プライドが高い性格だったようだが、回想のシーンにおける同級生との絆、小早川が欠場したことに対しての責任感あるプレーもあり、この描写は高評価。
また、馬場と共にスポットライトが当たった橘。
前半終了間際までは、攻撃でチームに貢献できていない自責の念からか、守備に奔走し、判断力が低下し体力も相当消耗。
青森も彼に対する警戒はほぼなかったが、それを逆に利用することを提案。
セレクションや武蔵野線で見せていた、彼が自分自身に限界を設けてしまっていることを看破し、カウンター戦術を仕掛けさせた。
アディショナルタイム、橘は相手守備陣を単独突破し、シュートまで持ち込むものの、またもや槇村に防がれてしまい得点はならなかったところで前半終了。
ただ、圧される展開の中で、シュートまで持ち込み決定機を生み出したことで青森にイヤな印象を与えることに成功。
橘を福田監督がしっかり見ていたことも含め、こちらも高評価。
ハーフタイムのロッカールームで今回は終了。
次巻は後半戦から。
阿久津は葦人にこの試合のために何かを教えたというが…。
それが気になりすぎる次巻、8月末が待ちきれない。