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【試合レビュー】「久方ぶりに振り返りが辛い試合」リーグ戦第22節*大分トリニータ(●0-1)

■雑感 

[試合ハイライト]


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[スタメン・サブ]

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スタメン・サブ:大分トリニータ戦

 

今回は諸事情により、スタメン・サブの表示は更新後に。

 

メンバーは直近の天皇杯、SC相模原戦からある程度は入れ替え。

 

前線はユンカー選手・小泉選手に戻し、汰木選手や西選手も先発に復帰。

 

ただまず言えることは、今節において、前半の出来が全てだったということ。

 

レッズは7割近いボールポゼッションでありながら、前半のシュートが終了間際の柴戸選手が放ったミドルシュート1本のみであったのに対し、大分は決定機を幾つも生み出した。

 

そして残念ながら、その内の1本がレッズの失点に繋がってしまった。

 

それが前半の12分という早い時間帯。

 

そしてこの時間帯に失点したということは、大分からすれば無理に攻める必要はないわけで、当然引いて構える守備態勢としてくる。

 

レッズはボールを回して機会を伺うものの、ことごくミスとなりシュートどころか、前線に殆どボールが運べない。

 

大分はそんなレッズのミスや、プレスで高い位置でボール奪取に成功。

 

その流れで大量の決定機を生み出すことに成功していた。

 

失点は1で済んだものの、あと2点くらいはやられていてもおかしくなかった。

 

今シーズンでいえば、間違いなく最悪の出来と言っていい前半だった。

 

後半、リカルド監督は柴戸選手⇒杉本選手へと選手交代を敢行。

 

これにより、前線が杉本選手とユンカー選手となり、小泉選手がボランチへと位置を下げることで、小泉選手を起点としたパス回しが可能となり、前半よりも明らかに流れがよくなった。

 

が、これまた後半15分位までの時間帯で同点に追いつけなかったことが響いた。

 

この時間帯の大分は、明らかにレッズの攻撃に対して後手になっており、守備対応ができていなかった。

 

前半にはなかった相手守備陣のサイドの深い位置まで侵入できていたし、汰木選手の惜しいシュートなどもあった。

 

ここで最低、同点に追いついて入れば、逆転の目もあったかもしれないが…。

 

中盤以降、チャンスはあったものの、大分も対応ができてきてしまい、決定機を生み出せるには至らなかった。

 

最終盤には槙野選手も前線に上げてパワープレーで得点をもぎ取ろうとしたものの、これまで同様、あまりパワープレーは有効打とならず。

 

中断期間前に手痛い敗戦を喫した。

 

タイトルに記載のように、前半はとにかくストレスが溜まる一方で、その前半の出来が最終スコアに反映されることとなったため、久しぶりに振り返るにあたり腰が重かったよ。

 

ただ、そんな中でもSNS上では、「まだまだこれから」というポジティブなご意見の方々も多く見られ、私も前向きになれた(そういう方々しかフォローしていない、もしくは見ないようにしているのもあるけど)。

 

中断後には、酒井選手や江坂選手、9月になるかもしれないがショルツ選手も合流見込。

 

まだまだこのチームには伸びしろがあると、期待を込めて考えていきましょう。

 

そして、こういう時に憂さ晴らしをする方法としては、レッズから期限付き移籍中の選手達の活躍を観ること。

 

水戸の伊藤(涼)選手、SC相模原の藤原選手の試合が明日あるので、出場があるようなら、皆様もそちらをご覧いただき、彼らの活躍で痰飲を下げましょう笑

 

続きは、Football LABデータ更新後にまた。

 

【2021年7月12日更新】

 

◼️データ考察

[チャンスビルディングポイント:チーム・スタッツ]

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チャンスビルディングポイント:チーム

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スタッツ


チャンスビルディングポイント、これまでのシーズン平均でもレッズが大分を上回っており、今節も攻撃ポイントはレッズが大分を大幅に上回っている。

ただし、これは相手の術中にハマったことによる数値。

 

パスポイントは遥かに大分を上回っているが、特に前半は相手の守備陣を前にただパスを回すだけになってしまい、効果的な攻撃を繰り出せなかったからね。

 

逆に、大分はレッズとは対照的にシュートチャンスを量産。

 

その証拠に、シュートポイントは大分がレッズを上回った。

 

また、レッズの攻撃を無力化し、しっかりと守備がハマってチャンスを創出できたことから、奪取ポイントも高い。

 

しっかりとレッズを研究してきたことの証左だ。

 

[チャンスビルディングポイント:個人]

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チャンスビルディングポイント:クロス

 

敗戦の試合はあまり触れられることがないが…後半、田中選手が相手の裏を取り、クロスを供給できるシーンが増加していたことから、クロスポイントは同選手がトップ。

 

相手にサイドのスペースを固められており、ドリブル突破できるシーンは少なかったが、相手の裏を取るスピードは健在だっただけに、クロスが得点に結びつかなかったのは残念。

 

■最後に

今節は正しく、「術中にハマった」という表現がふさわしい敗戦となってしまった。

 

ただ幸か不幸か、東京五輪のためにリーグ戦は中断期間となり、8月まで試合はない。

 

この中断期間中に更なる戦術の浸透が期待でき、また東京五輪後には新戦力の合流もある。

 

 まだまだ伸びしろがあるので、中断明けも期待ですな。

 

データ引用元:Football LAB