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【試合レビュー】「両翼の躍動」リーグ戦第28節*横浜FC戦(○2-0)

■雑感 

[試合ハイライト]


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[スタメン・サブ]

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スタメン・サブ:横浜FC戦

 

ルヴァンカップの準々決勝川崎戦は、槙野選手の劇的ゴールで勝ち上がりを決めたレッズ。

 

川崎相手に勝てなかったとはいえ、対等に渡り合えることを証明。

 

ALC出場権を懸け、負けられない試合が続く中、今節のメンバーはコチラ。

 

川崎戦である程度の手ごたえを得た、江坂選手と小泉選手を前線に据える形を採用。

 

右サイドには酒井選手が復帰した他、連戦だった平野選手はベンチ外でお休みに。

 

とは言え、ベンチにはルヴァンカップでヒーローの槙野選手やユンカー選手、ドリブルがキレキレの大久保選手と、頼もしいメンバーが揃う。

 

試合は開始直後、コーナーキックから中央へ折り返したボールを酒井選手がボレーシュート!

 

これはバーに阻まれ惜しくも得点ならず。

 

横浜FCもすぐさま反撃。

 

レッズ左サイド、明本選手とのフィジカル勝負に勝ったフェリペ・ヴィゼウ選手が中央に折り返すと、中央で合わせられるが、これは西川選手が好セーブ。

 

いきなり決定機を見舞いあった両チーム。

 

展開としてはレッズがボールを保持できており、パス回しの停滞感もないが、横浜FCのカウンターも怖さあり。

 

高木選手に際どいシュートを放たれるシーンもあったが、ここも西川選手が左手一本でコースを変えて難を逃れた。

 

ここは右サイドを突破された後、岩波選手が中央へのパスが来ると思ったのか、一瞬立ち止まったため、そのまま縦に突破されてしまった。

 

危なかった。

 

ただレッズは、小泉選手や江坂選手が時折低い位置まで顔を出してビルドアップに寄与。

 

流動的にポジションを変え、相手守備網の打開を試みる。

 

それが実ったのは34分。

 

右サイド、小泉選手の左足のクロスに対し、汰木選手が中央でスタンディングヘッド。


これがゴールに吸い込まれ、レッズが先制。

 

やっぱり小泉選手は左足の精度が半端じゃない。

 

ウイイレだったら逆足頻度と逆足精度は少なくとも6はいってるかな笑

 

汰木選手は先制ゴールのみならず、ドリブルでもキレがあった。

 

前々から言われてはいるけど、シュートが決まるようになれば、より怖い選手に成長できそう。

 

前半は1点リードで折り返し。

 

後半、小泉選手⇒ユンカー選手。

 

ユンカー選手はフェイスガードを外しての登場。

 

もう顔面骨折の影響は心配ない様子。

 

ただ、小泉選手が下がった影響か、後半はビルドアップがあまりよろしくなく。

 

横浜FCにボールを握られる時間が増加したが、リーグでは徳島戦から3戦連続で無失点のレッズ。

 

今節もディフェンスラインは安定感あり。

 

ショルツ選手が入って、より高さがプラスされたことも大きい。

 

後半途中で、伊藤選手⇒金子選手・汰木選手⇒大久保選手へ交代も、ラインが低く相手にボールを握られる展開は変わらず。

 

終了間際には関根選手⇒田中選手・江坂選手⇒槙野選手の交代で逃げ切りを図ると、直後にレッズのカウンターが炸裂。

 

相手フリーキックの攻撃を跳ね返すと、ボールは大久保選手の前に。

 

ドリブルで長い距離を運ぶと、並走していたユンカー選手へラストパス。

 

ユンカー選手のシュートはGKに防がれてしまったが、こぼれ球が大久保選手の元へ。

 

これをトラップから左足で蹴り込み、プロ初ゴール&貴重な追加点!

 

ユンカー選手は難しい試合展開ながら、最後にゴールに絡んだ。

 

相手GKが出てきていたから、調子が良い時は、ループでゴールを陥れていたと思う。

 

今は本調子ではないかもしれないけど、またきっと復調してゴールを量産してくれるはず。

 

ただ逆に、ユンカー選手が得点できなくても勝利を掴めているのは、他の選手がゴールできているから。

 

どこからでもゴールが取れるチームになれれば、相手にとってはより怖くなるから、良い傾向。

 

そして大久保選手。

 

これまでいい動きは見せていたものの、中々ゴールという結果がついてこなかったが、とうとう初ゴール。

 

出られない時期も長かったが、ここにきてドリブルはキレキレの様相。

 

所謂、スタンドを沸かせられる選手になっている。

 

今節は汰木選手もゴールし、レッズの両翼が躍動した勝利。

 

チームは上昇気流に乗っている。

 

次節のセレッソには前回対戦でセットプレー一発に泣いた。

 

前回とは違うところを見せてやりましょう。

 

続きはFootball LABデータ更新後にまた。

 

【2021年9月14日更新】

 

◼️データ考察

[チャンスビルディングポイント:チーム・スタッツ]

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チャンスビルディングポイント:チーム

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スタッツ


特に前半はレッズが主導権を握って試合を進められていたから、攻撃面に関する数値はレッズが優勢。

 

だが、その割には決定機をいくつか生み出されていたという側面もあってか、ゴール期待値は横浜FCが上回っていた。

 

その分西川選手のセービングに救われたということ。

 

高木選手のシュートは枠内のいいコースに飛んでいたから、触らなければ先制点を許していたし。

 

後半一度、危ないキャッチミスがあったけど、まだ鈴木選手にポジションを譲るつもりはない様だ。

 

[チャンスビルディングポイント:個人]

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チャンスビルディングポイント:攻撃・パス・守備

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チャンスビルディングポイント:ドリブル

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チャンスビルディングポイント:シュート

 

個人ではレッズの選手の活躍が目立つ結果に。

 

この試合は柴戸選手の縦パスが目立っていたように感じる。

 

平野選手は不在だったが、柴戸選手が恐らく意識して縦パスを前に送れていたことにより、良い攻撃に繋げられていた。

 

また、両翼の躍動とタイトルに記した通り、得点者である汰木選手と大久保選手はシュートポイントが高かったほか、ドリブルでも貢献。

 

結果的に得点にはつながらなかったが、汰木選手のドリブル突破はキレていたし、大久保選手はカウンターのドリブルからダメ押し点をゲット。

 

彼らドリブラーが両サイドから切り崩すことができれば、より攻撃面に迫力が増す。

 

■最後に

チームは5戦負けなしと好調を維持。

 

ACL出場権争いにしっかりと食らいついている。

 

また、各選手も好パフォーマンスを披露し、良い競争が生まれている。

 

次のセレッソ大阪戦も勝って、負けなし&連勝を伸ばしていきましょう。

 

データ引用元:Football LAB