■雑感
[試合ハイライト]
[スタメン・サブ]
前節の横浜FC戦から1週間空き、リフレッシュもできたであろうレッズのメンバーはこちら。
横浜FC戦でお休みだった平野選手が復帰。
また、西選手がベンチ入り。
引き続き、江坂選手をFWに据えるやり方を継続し、控えには西選手・大久保選手・田中選手・ユンカー選手らが残る頼もしい布陣。
セレッソにはアウェイの対戦で苦杯を喫した相手のため、埼スタではしっかりとやり返したいところ。
その試合はその期待通り、レッズペースで試合が進む。
前半10分、最終ラインでパスを受けた平野選手が、やや下がり目に落ちてきた関根選手へパスを配給。
関根選手はすぐさま前線へ斜めのスルーパスを通すと、小泉選手がスルーした裏で受けたのは江坂選手。
トラップから相手をブロックしつつ、しっかりとゴールに流し込みレッズが先制。
いきなりの先制パンチを喰らわせたレッズは、その後も収支主導権を握る。
決定機こそ江坂選手のヘディングシュートくらいだったが、セレッソには決定機を全く作らせずに前半終了。
後半、開始早々相手GKのキムジンヒョン選手の横パスを奪った関根選手が無人のゴールにシュートも、これが枠を外れてしまい、追加点はならず。
それでも59分最終ラインの岩波選手から縦パス一本。
汰木選手がスペースに走り込みトラップ、体勢を崩しながらも右足でボールを突っつくと、ゴールにゆっくりと転がり込み追加点。
岩波選手は、先日のルヴァンカップ川崎戦に引き続き、正確なフィードでアシストを記録。
汰木選手のトラップも素晴らしく、これで更にセレッソにダメージを与えることに成功。
その後、田中選手・大久保選手・ユンカー選手を投入し、前がかりになった相手に対し、決定機を幾つも生み出すも、残念ながら追加点は奪えず。
それでも、前節同様無失点、複数得点で快勝と呼べる結果に。
前述のとおり、決定機が何回もありながら、3点目4点目を奪えなかったことは課題だが、それを不満に感じられるまでにチームが成長したということに喜びを禁じ得ない。
続きはFootball LABデータ更新後にまた。
【2021年9月20日追記】
◼️データ考察
[チャンスビルディングポイント:チーム・スタッツ]
ザ・完勝。
シュートの内の半分が枠を捉えたほか、セレッソのシュートで枠内は1本だけ。
それだけ主導権を握れ、かつ相手の攻撃を機能不全にさせたかを物語っている。
ボール支配率は思ったよりも互角だったが、先制したことで相手も前がかりになっていたし、逆にカウンターから好機を量産できていたから、特段気にする必要はない。
あとは、そのカウンターのチャンスをしっかりとスコアに結び付けられるかが、これからの課題となるか。
[チャンスビルディングポイント:個人]
シュートポイントは江坂選手がトップ。
先制点の場面は、関根選手のパスと小泉選手のスルーも素晴らしかったが、シュートまでしっかり持ち込んだ江坂選手の動きも秀逸。
よく見返してみると、シュートまでの3タッチは全て利き足とは逆の左足。
そして、左から寄せてくる相手DFに対して、しっかりと腕を使ってブロックし、3タッチ目で右に置いて、利き足の右足でシュート。
リーグ戦ではまだ2得点目ではあるものの、ルヴァンカップ川崎戦においては、1戦目では関根選手の先制点をアシストし、2戦目では貴重な先制点を自らマーク。
ゴールとアシスト両面において、彼の活躍ぶりが非常に目立っており、彼がファーストチョイスになるのも自明の理。
ユンカー選手はここ最近あまり元気がないものの、これから涼しくなる季節、またしっかり復調してくれると思っているので、必要以上の心配はしていない。
そして次にドリブル。
レッズでは大久保選手がトップ。
チーム内ランキングに目を向けてみると、合計ポイントは汰木選手がトップ。
しかし90分平均で見てみると、大久保選手がダントツでトップ。
ドリブルポイントの定義は、「相手をかわすもしくはかわそうとするプレー」を基準にしているということなので、大久保選手の仕掛ける姿勢、また仕掛けてかわした回数が多いということ。
途中出場であるからこそ、ポイントに反映されやすいという側面はあると思うが、これからが本当に楽しみな選手。
若干バイアスかかってしまって申し訳ありません笑
次節は長友選手が復帰のFC東京戦。
開幕戦では内容では勝っていたものの、追いつかれてドロー。
ただ、当時からチーム力は桁違いに上がっている。
成長したところを見せつけて、しっかりと勝ち切りたい相手だね。
データ引用元:Football LAB