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【試合レビュー】「反撃の気を削いだ2つのターニングポイント」リーグ戦第31節*ヴィッセル神戸戦(●1-5)

■雑感 

[スタメン・サブ]

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スタメン・サブ:ヴィッセル神戸戦

 

スタメンとベンチは不動の18名。

 

神戸はACL出場権を争うライバルであり、勝点で並んでいる。

 

この直接対決を制して波に乗りたいところであったが…ここ暫くは負けがなく、更に堅守を誇っていたレッズ守備が崩壊することに。

 

試合はなんと前半だけでレッズが3点のビハインドを負う展開。

 

前半早い時間帯に、大迫選手の復帰後初ゴールで先制されると、イニエスタ選手に直接FKを決められて2失点目。

 

FKからフェルマーレン選手が合わせたゴールはオフサイドで取り消しになったものの、直後にまたしてもイニエスタ選手に決められ厳しい展開に。

 

これまで上手くハマっていたプレスや、中盤でのパス回しが引っかかっていることはあったものの、言うほど決定機は作らせていなかった。

 

しかしその決定機をことごとくモノされてしまった印象。

 

対照的にレッズは、明本選手のヘディングシュートがポストを叩き、前半終了間際の酒井選手のゴールも、その前にファウルがあったとして認められない。

 

この試合のターニングポイントは2つあったと思っていて、1つ目はこの酒井選手のゴールの際にあったファールのシーン。

 

主審としては、柴戸選手が相手GKの飯倉選手を妨害したとのジャッジのようだが、柴戸選手は背後の郷家選手に押されて(抑えられて?)いるように見える。

 

そこに飯倉選手が突っ込んできたことにより、柴戸選手が妨害したと判断したものと推測される。

 

このシーン、恐らくレッズサポーターの多くはノーファウルの判定が妥当だと思っているだろうし、私もその内の一人。

 

この場面で1点でも返していれば、前節のFC東京戦同様、心理面でレッズとしてはポジティブに、神戸としてはネガティブに作用したはず。

 

このゴールが認められなかったのは非常に大きかった。

 

そして後半、ユンカー選手が投入されて攻勢を強めるレッズが、そのユンカー選手⇒関根選手⇒小泉選手と繋がり1点を返す。

 

この時点で後半開始まだ5分経っていなかった。

 

ここからさあ反撃だ…というところで、2つ目のターニングポイント、得点直後の失点。

 

ビルドアップのミスから低い位置でボールを失うと、二次攻撃から武藤選手に決められてしまい、点差は再び3点に。

 

後半開始直後に1点を返し、まだ時間は40分以上も残されている。

 

反撃の気鋭が整うこのシチュエーションにおける、あまりにも軽率な、自分達のミスから、あっさりと失点。

 

これで冷や水をかけられて完全に勢いを削がれたレッズは、これ以上点差を縮めることはできず、逆にボージャン選手にもJリーグ初ゴールを献上し、衝撃的な1-5というスコアで敗戦を喫した。

 

正直な感想として、神戸にチームとしての強さ、というのはあまり感じなかったが、相手のミスを確実に得点に結びつける個の力にやられてしまった。

 

逆に考えれば、個の力が優っている相手にも、決まってもおかしくないシーンは多数作れていたから、レッズのチーム力は確実に向上しているということにはなるけれどね。

 

直接対決に敗れたダメージは大きいかもしれないけど、幸いにもというべきか、10月6日にはルヴァンカップのセレッソ戦が待ち受ける。

 

ここでセレッソ相手にいい結果を収めて、再び上昇気流に乗っていきたいね。