レンタル選手契約満了のリリース2人目、池髙選手。
池髙選手は北海道出身の21歳。
大城選手同様、高校入学のタイミングでレッズユースに入団。
大城選手と同期のため、昇格のタイミングも同じで、2019シーズンからプロの世界に身を投じ、今シーズンが3シーズン目。
レッズにいたのが、昇格直後の1シーズンのみであるところも一緒。
レッズでの公式戦では、天皇杯で1試合出場機会を得ている。
そこからのレンタル先について、池髙選手は昨シーズンはJ3のカターレ富山、今シーズンは同じくJ3の福島ユナイテッドFC。
大城選手とは異なり、どちらのチームでも「準主力」という立ち位置に留まったか。
カターレ富山では出場21試合中、先発8・途中出場13・出場時間913分。
福島ユナイテッドFCでは出場24試合中、先発10・途中出場14・出場時間902分。
福島では、J初ゴールも決めている他、アシストも3つ記録しており、結果を残したという意味では今シーズンの方が上かな。
プレースタイル指標、チャンスビルディングポイントでは、ドリブル・パスに一定の数値を残しており、攻撃の選手としてはまずまずかな。
だが先の大城選手の記事でも考察したが、「突き抜ける」ことが基準だとした場合、池髙選手もそれには満たなかったのかもしれない。
このJ3に籍を置いていた2シーズンにおいて、それぞれ1,000分弱のリーグ戦に出場し、確実にプロのスピードやフィジカルに慣れてきていた部分はあっただろう。
高卒の選手がJ1のチームに在籍していたとして、ここまでの出場時間を確保するのは並大抵のことでは難しいし、その意味では一定の成果はあった。
だが、来シーズンは優勝を目標とする3カ年計画の最終年。
今シーズン、途中まで主力を張り続けた槙野選手でさえ、(ネット記事を鵜吞みにするならば)「来シーズンの目標を達成するうえで戦力として考えられない」旨を伝えられている。
改めて、一握りの選手達によるとてつもない競争なんだと実感させられる。
大城選手同様、池髙選手が福島に残留するかは不明。
まだ池髙選手も21歳。
どのカテゴリーにおいてもハイパフォーマンスを見せていれば、上のカテゴリーからお呼びがかかることもあるはず。
池髙選手のこれからに幸あれ。
データ出展元:Football LAB