■雑感
[スタメン・サブ]
[試合ハイライト]
リーグ戦は6位でフィニッシュしたレッズ。
3位以内に与えられるACL出場権を得ることはできなかったが、天皇杯はベスト4まで勝ち残っており、こちらでのACL出場権獲得を狙う。
準決勝はルヴァンカップ準決勝でも相まみえたセレッソ大阪。
この時はセレッソに上手く守られ、2戦合計1-2で敗退。
リーグ戦ラスト2試合は無得点で終えているだけに、相手守備をいかに攻略できるかがカギか。
スタメンには左SBに宇賀神選手を抜擢。
明本選手はそのひとつ前に。
ベンチには興梠選手。
セレッソは今シーズン限りでの引退を表明した大久保選手がスタメン。
Jリーグ通算191得点の実績は伊達ではないだけに、気は抜けない。
試合展開はカップ戦らしく、両者しっかりと守備の強度を上げ、堅い展開に。
しかし、前半29分、均衡を破ったのは本日主役のこの選手。
右サイドの崩しから関根選手がクロスを上げると、これがポストに当たり跳ね返る。
こぼれ球を明本選手は空振ってしまうが、落ち着いてボールを下げると、そこにいたのは…宇賀神選手!
力まずにミートしたシュートを放つと、低弾道ミドルがゴールに突き刺さりレッズ先制!
ザ・宇賀神砲炸裂。
今シーズン限りでの退団が発表されている宇賀神選手が、いつぞやの天皇杯決勝、ベガルタ仙台戦を髣髴とさせる美しいミドル。
宇賀神選手って、こういう時にやってくれるよね。
先制したレッズはセレッソの攻勢に晒される時間帯もあったが、1点リードで前半終了。
大久保選手は常にゴールを狙うポジショニングを取り続けており、非常に怖い。
まだ現役でやれそう。
後半立ち上がりもセレッソの勢いを受ける形になるが、西川選手・ショルツ選手・岩波選手を中心に、ゴールは割らせない。
次の1点が大切となる展開の中、途中出場の小泉選手が魅せる。
89分、西川選手のパントキックを汰木選手が何とか落として小泉選手へ。
そこから背後の藤田選手を視野に入れつつ、対面の松田選手を股抜きで突破。
カバーに立ちふさがった西尾選手を必殺の深い切り返しで外すと、右足ショットをニアに蹴り込んで勝負あり!!
これは宇賀神選手とはまた違ったスーパーゴール。
選手交代でユンカー選手・江坂選手も下がっており、「追いつかれたらマズいな…」と思っていたら、その心配を払拭させるゴール。
この時間帯の追加点は大きく、セレッソの追撃も防ぎ切り決勝のステージへ。
■最後に
決勝の相手はなんと川崎を破った大分トリニータ。
大分はあまり相性がよろしくない相手だが、ここまで来たからにはもう優勝しかない。
絶対に勝って優勝&ACL出場権獲得だ。