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【引退情報】「チームの精神的支柱」塩田仁史選手が現役引退を表明

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天皇杯制覇から4日が過ぎた。

 

今のところ、天皇杯前に発表された退団以外の大きな動きはない。

 

ただ、また長い現役生活に幕を引いた選手が一人。

 

今シーズンからレッズに加入した塩田選手が、現役引退を表明した。

 

塩田選手は、茨城県出身の40歳。

 

今シーズン、レッズで一大勢力を築いた流通経済大学派閥の内の一人。

 

2004シーズンにFC東京に加入してから、大宮アルディージャ、栃木SCを渡り歩き、今シーズンからレッズに加入。

 

レッズには西川選手・鈴木選手という日本を代表する両GKが在籍している中、ルヴァンカップで鈴木選手が先発した試合でベンチ入りしていたが、公式戦での出場機会は訪れなかった。

 

しかし、それでも塩田選手が1シーズンという短期間でもレッズに在籍していた意味は大きい。

 

GKという経験が力となるポジションにおいて、18シーズン目を迎えた選手が西川選手・鈴木選手にトラブルがあった際に控えているというのは非常に心強いものがある。

 

また、塩田選手は阿部選手と同い年の40歳であり、チームでは最年長。

 

憶測ではあるが、今シーズンから急速に若返りが図られたチームの精神的支柱となっていたのではなかろうか。

 

それがあったからこそ、リーグ戦・ルヴァン杯・天皇杯、全てにおいて昨シーズンを上回る成績を残せた。

 

もちろん、塩田選手自身はプレーでのチームへの貢献を望んでいたはずだろうが、別の面においてもチームに貢献していたはずだ。

 

まだ正式発表はされていないが、報道ではGKアシスタントコーチとしてチームに残り、プレイヤーの指導に当たる模様。

 

彼の人柄の良さ、そしてチームのために尽くす姿勢が評価されたのだろう。

 

塩田選手、レッズに来てくれてありがとう。

 

現役生活、お疲れさまでした。