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【新加入選手考察】「高精度クロスとポリバレント性」馬渡和彰選手が大宮アルディージャより完全移籍加入

www.urawa-reds.co.jp

 

新加入選手考察第2弾。

 

大宮アルディージャより、馬渡和彰選手が完全移籍加入することが発表された。

 

馬渡選手は東京都出身の30歳。

 

出身高校は名門・市立船橋高校。

 

レッズの選手では、柴戸選手と金子選手の出身高校であり、それ以外にも数多のプロサッカー選手を輩出している。

 

高校卒業後は、東洋大学に進学。

 

こちらも最近、坂元達裕選手(C大阪)・仙頭啓矢選手(鳥栖)ら、プロ選手の輩出が増加傾向。

 

そこから2014シーズンにJ3の鳥取に加入し、プロサッカー選手としての人生を歩み始めるのだが…。

 

驚いたのは、これまでの所属チームの多さ!

 

最初に加入した鳥取では2シーズンを過ごしているが、そこから所属したチームは全て1シーズンのみの在籍(金沢・徳島・広島・川崎・湘南・大宮)であり、流浪のサッカー人生を歩んでいる。

 

各シーズンのスタッツは以下のとおり。

 

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シーズンスタッツ:馬渡 和彰

 

今は押しも押されぬJリーグ覇者となっている川崎に在籍していた過去もあるが、J1での出場成績は少なく、J2以下のカテゴリーでは好成績を残している傾向がある。

 

2017シーズンの徳島では4ゴール9アシスト、今シーズンの大宮でも2ゴール7アシストと、特にアシスト面での貢献が光っている。

 

そんな馬渡選手だが、前線の選手ではなく、ポジションは「SB」。

 

特にリカルド監督の指導を受けていた徳島時代は、左でも右でも同等の試合に出場(左:20試合・右:19試合)しており、左右両方のサイドを担えるポリバレント性を持ち合わせていることが伺える。

 

そして馬渡選手のプレーの特徴について。

 

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プレースタイル指標:馬渡 和彰

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チャンスビルディングポイント:馬渡 和彰

 

一目でわかる彼の武器、それはクロス精度。

 

クロスチャンス力はJ2で9位タイ。

 

チャンスビルディングポイントは何とJ2トップ。

 

更にもう一つ、セットプレーシュートもMAXの20。

 

セットプレーのキッカーとしても期待が持てる。

 

一方で、守備面での数値に関しては平凡。

 

故に総合すると、「高精度クロスとセットプレーからのアシストが期待でき、左右のSBをこなすポリバレント性を併せ持つ、攻撃的SB」というところ。

 

【プレー動画】


www.youtube.com

 

動画を観ると、両足を遜色なく使えていることから、左右のSBをこなせるのも頷ける。

 

レッズのSBは右は酒井選手、左は明本選手がファーストチョイス。

 

ただ両選手ともに、守備面での貢献が大きいため、馬渡選手と特長は異なる。

 

守備面での安定では酒井選手・明本選手、攻撃面での打開が必要な場合は馬渡選手と、使い分けはできるはず。

 

また、ACLでの戦いも待ち受けるうえで、両SBでの計算が立つ彼の加入は大きい。

 

でもレッズには何シーズンいてくれるかな…。

 

データ出典元:Football LAB