昨日、加入リリースを1時間ごとに発表し、SNS界隈を賑わせた浦和レッズ。
本日はその逆とばかりに、退団リリースを矢継早にリリース。
もちろん退団についても、1人ずつ記事をアップしていきます。
まずは…遂にこの日が来てしまったか、という感想の、伊藤涼太郎選手の移籍。
J2のアルビレックス新潟へ移籍が決まった。
2016シーズンに作陽高校から高卒選手として加入してから、特に私が応援していた選手。
過去記事をご覧いただければその熱量はお分かりいただけるので、よろしければ是非に。
そんな伊藤選手だが、ロマンあふれる選手だったものの、その才能が終ぞレッズに在籍中は輝かなかった、という印象。
シーズンスタッツではそれが明白であり、期限付き移籍先の大分も含め、J1では出場機会が限定的なのに対し、J2では出場機会も得点・アシストも数字を残している。
プレーを観た感想としては、いわゆるJ1の「強度」への適応に苦しんでいたように見えた。
今シーズンのレッズでのリーグ戦出場は横浜FM戦(●0-3)の25分間のみだったが、そこでも中々インパクトあるプレーは見せられず。
攻撃の選手であるためある程度は致し方ないものの、不用意なボールロストが散見される一方、決定的な仕事をするまでには至っていなかった。
今シーズンから再びの武者修行となった水戸においては、先発出場と途中出場を行ったり来たりしていたが、シーズン最終戦の甲府戦では2ゴールを挙げるなど、活躍の兆しは見えていたんだけど。
今のレッズに舞い戻るには、J2もしくはJ3で突き抜けることが必要と思われることから、彼のコメントにある「埼スタでゴール」の夢は叶わず。
移籍先は新潟と、移籍の場合は水戸にそのまま残るものと思ったため意外だったが、必要とされるチームがあるのは素晴らしいことだ。
新潟サポーター様もご覧になるかもしれないので、伊藤選手の今シーズンのデータも少し。
伊藤選手は途中加入にもかかわらず、チャンスビルディングポイントのドリブルがJ2で29位。
ドリブルで仕掛けられるし、パスワークで崩すこともできる。
シュートも割と上手い方だと思っている。
甲府戦で2得点してるし、前回の水戸でもシーズン9得点してるし。
新潟でその才能をいかんなく発揮して、J1昇格を勝ち取り、新潟の選手として埼スタでゴールを決めてくれることを期待している。
もちろん試合はレッズが勝つ前提でね!
伊藤選手、これまでありがとう。
新潟での武運を祈る。
【プレー動画】
データ出典元:Football LAB