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【移籍情報】「スピードとこぼれ球への反応がピカイチだった」田中達也選手がアビスパ福岡へ完全移籍

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昨シーズンのオフ、かつてレッズで一時代を築いたワンダーボーイと同姓同名の選手が加入するということも相まって、当時かなり話題となった田中達也選手。

 

また、背番号も先代の田中選手と同じ11番を自ら希望して背負う心意気もあり、サポーターの期待も相当高かったが、1シーズン限りでレッズを退団し、地元のアビスパ福岡への復帰が決定。

 

田中選手は今シーズン、出場試合数こそ28試合と、そこそこ出場しているものの、先発出場が12試合、途中出場が16試合と、割合では途中出場の試合の方が多かった。

 

その関係で、出場時間も1,024分とギリギリ4桁というところに留まった。

 

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シーズンスタッツ:田中 達也

 

シーズン序盤~中盤にかけては、最低でもベンチ入りしていたが、中盤~終盤にかけてはベンチ外になる試合も増えた。

 

汰木選手・関根選手の従来から所属している選手達、また今シーズンから新加入となった大久保選手との競争の中で、18人の枠に入れなかった。

 

良い点を挙げれば、スペースがあるときのスピードと、こぼれ球への反応はピカイチだった。

 

出場時間があまり長くなかった割に4点取っているのは、この強みを活かしたもの。

 

第14節G大阪戦では、明本選手のクロスに素晴らしい飛び込みから得点を挙げたし、3点目は長い距離をドリブル突破してからのクロスでユンカー選手の得点をアシスト。

 


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第11節大分戦・36節横浜FM戦ではこぼれ球を蹴り込んでゴール。

 


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スピードを活かせる展開では、非常にチームに貢献してくれていた。

 

一方、スペースが埋められている展開になると、ポゼッション時のパスミスが目立ったり、中に切り込んでのプレーもあまりなかったことから、閉塞感のあるプレーぶりに。

 

今シーズンのレッズでは、割と後者の展開が多かったこともあり、徐々に出場機会が減少。

 

最終的に制覇した天皇杯でも、準決勝と決勝はベンチ外。

 

年齢も29歳ともう若くはないことから、出場機会と地元への帰還という理由で、移籍を選択したと思われる。

 

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チャンスビルディングポイント:田中 達也

 

福岡には下部組織時代を過ごしているため、既にプレースタイルは知れ渡っているかもしれないし前述のとおりだが、スペースがあれば縦突破からのクロスでチャンスに絡んでくれそうだ。

 

ただサポーターからしたら、1シーズンだけでも11番田中達也選手が観られたのは嬉しかったし、その覚悟も嬉しかった。

 

地元・福岡でももう一花咲かせるでしょう。

 

田中選手、1年間ありがとうございました。

 

データ出典元:Football LAB