新加入選手考察第5弾。
水戸ホーリーホックより、松崎選手が完全移籍加入することが公式で発表された。
松崎選手は埼玉県出身の24歳。
さいたまダービーの相手である大宮アルディージャの下部組織から東洋大学に進学。
東洋大学から水戸に加入し、今シーズンでプロ入り2年目の若きアタッカーだ。
さて、そんな松崎選手だが、既に活躍できそうな予感がプンプンと漂ってきている。
その根拠は、彼がこれまでに残した2つの実績と数値を、とある選手と比較することで読み取ることができる。
まずその選手とは、現在セレッソ大阪に所属している坂元達裕選手。
日本代表への選出経験もある、Jリーグ屈指のドリブラー。
松崎選手は、その坂元選手に比肩する数値を残しているのだ。
まず一つ目は、「関東大学サッカーリーグでの成績」。
何の因果か、坂元選手と松崎選手は東洋大学でチームメートである。
現在、東洋大学は関東大学サッカーリーグ2部所属だが、彼らが所属していたころの東洋大学は1部所属であり、両選手ともに得点・アシストにおいて実績を残している。
まずは坂元選手。
大学4年間通算で、21ゴール2アシスト。
次に松崎選手。
同じく大学4年間通算で、12ゴール12アシスト。
レベルの高い関東大学サッカーリーグにおいて、ゴールとアシストの割合に違いこそあれど、坂元選手と得点に絡んだ機会は同等であることが証明されている。
そしてもう一つ、それぞれ山形と水戸、移籍前最後のシーズンのプレースタイル指標とチャンスビルディングポイントの比較。
ご覧いただくとお分かりになると思う。
坂元選手と同等、いやそれよりも良い数値を叩き出しているのである。
そしてその中でも目を引くのは、「ドリブル」。
ドリブルチャンス力はMAXの20。
これはモチロンJ2トップタイ(同率1位が5名)。
ドリブルチャンスポイントは今シーズン累計ではJ2で2位。
ドリブルで相手を切り裂き、得点に繋げているスタイルが明確に表れている。
その証拠に、プレー動画も相手をきりきり舞いにさせている。
【プレー動画】
左利きのため、右サイドからカットインしてのシュートもしくは、縦に突破してからのクロスが武器。
閉塞感がある場面で、短期突破できる松崎選手の獲得は、強力な戦力になりそう。
データ出典元:Football LAB