新加入選手考察第6弾。
塩田選手の現役引退表明に伴い、来シーズンの在籍は現時点で西川選手・鈴木選手の2名体制となっていたGK。
他クラブの選手を獲得するのか、Y.S.C.C.横浜の石井選手を復帰させるのか、ユースの川崎選手を昇格させるのか、という3択が考えられたが、水戸ホーリーホックから牲川選手を獲得することが発表された。
牲川選手は静岡県出身の27歳。
ジュビロ磐田の下部組織出身であり、世代別代表へも選出経験あり。
トップチーム昇格後は磐田・鳥栖・群馬・沼津を渡り歩き、現在の水戸へ。
出場機会を得始めたのはJ2群馬時代からであり、沼津ではJ3が舞台。
そこから今回、J1までのし上がった苦労人だ。
これまでJ2通算71試合・J3通算56試合に出場している。
まず牲川選手で目を引くのは、そのサイズ。
195㎝90㎏。
これまでチームの最長身は木下選手と鈴木選手の190㎝。
彼らを更に5㎝も上回る。
一の位を四捨五入すると最早2mだ…。
サイズだけが全てではないが、GKというポジションにおいて、サイズがあるに越したことはない。
また、Football LABによれば、セーブポイントはシーズン累計で3位。
セービングに関しては定評がありそう。
一方で、最近のGKに求められる足下の技術については不明。
レッズはGKも含めて繋ぐシーンが多いため、そこがおぼつかないと一つ課題にはなるが。
ただ、選手構成から言えば、牲川選手の獲得は理にかなっている。
西川選手も来シーズンには36歳となり、選手生命が長いGKというポジションとはいえ、そろそろ引退も視野に入ってくる年齢のはず。
また、鈴木選手は今シーズン一度は西川選手から正GKのポジションを奪い、ポテンシャルは抜群。
近い将来、海外移籍の可能性も十二分にあり得る。
となれば、それなりに経験のあるGKを獲得し、今からそれらに備えるということが想定される。
もしかすると近い将来、195㎝の巨体が埼スタのゴールマウスを守っているのかもしれないね。
それにしても、最近水戸さんからの選手獲得が多い(平野選手・松崎選手・牲川選手)。
持ちつ持たれつの関係でいたいなぁ。