今シーズンは昨シーズンにも増して、選手の出入りが多い。
石井選手は引き続き、Y.S.C.C.横浜へ育成型期限付き移籍となることが決定。
石井選手は群馬県出身の21歳でGK。
今シーズンは当初、レノファ山口へ育成型期限付き移籍していたが、出場機会を得ることは叶わず。
シーズン途中から、Y.S.C.C.横浜へ移籍していた。
YS横浜でも中々出場機会を得られずに苦しんでいたが、第28節熊本戦でスタメン出場を果たし、念願のJデビュー。
最終節の藤枝戦まで3戦連続で出場し、第28節熊本戦・第29節福島戦では敗戦してしまったものの、藤枝戦では無失点に抑え、完封勝利に貢献。
シーズン終盤ということもあり、邪推をしてしまうと、既にチームが昇格・降格に関係のない順位にあったかもしれず、消化試合のために石井選手を起用したとも考えられる。
逆に、シーズン終盤からポジションを奪取し、最終節勝利に貢献したいいイメージを次のシーズンに繋げられるという、いい考え方もできる。
ただ、石井選手は、今のレッズのチーム状況から考えると、貴重な人財として扱われる可能性が高いと思っている。
というのは、GKは西川選手・鈴木選手が今シーズンから引き続き来シーズンも在籍し、塩田選手は引退するものの、牲川選手を水戸から獲得し、来シーズン在籍確定は現時点で3名。
牲川選手の記事にも記載したが、西川選手・鈴木選手は、戦力外を除けば近い内にチームを離れる可能性が高くなってきていると考えている。
仮にそれが現実となった場合、GKの戦力として、牲川選手以外では、ユースからの昇格を考慮しなければ、レンタル移籍中の石井選手を呼び戻すのが有力な選択肢。
今シーズンをもって契約満了となった、ユース同期の池髙選手・大城選手と比較すると、チーム構成の面から、彼らよりもチャンスがあるように思う。
勿論、そのためにはYS横浜で正GKの座を射止めることは必須だろうし、守護神として卓越したパフォーマンスを続けることが必要。
牲川選手にも劣らないサイズの石井選手、YS横浜の門番となり、その先のレッズの守護神への道を歩んでほしい。