和製コルドバが追いかける、赤き血のイレブン達。

浦和レッズと読了書籍についてマイペースに。

【書籍レビュー】「クセの強いキャラクターを片山が繋ぐ」三毛猫ホームズの運動会

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明日は富士フィルムスーパーカップの川崎フロンターレ戦。

 

いよいよ2022シーズンの開幕が目の前だ。

 

今シーズンはリーグ戦においては、全試合のレビューを更新することを目標にしたいね。

 

さてその前に、いくつか書籍レビューを。

 

今回は久しぶりの三毛猫ホームズシリーズ。

 

こちらはこれまでの作品とは異なり、短編集がまとめられたものになっている。

 

短編集は短編集で良いところがあるよね。

 

短く区切られた作品が複数収録されているから、中だるみなく読み切れる。

 

その分展開が速かったり無理があったりということはあるんだけど、サクサク読み進められるから、あんまりトリックとかについて深く考えない私にとってはデメリットではないかな。

 

まぁ、毎回書いていることかもしれないけど、このシリーズは登場人物、特に主要人物の3人と1匹の掛け合いを観ることが面白い。

 

主人公の片山義太郎は相変わらず警察官らしからぬ性格ゆえ、妹の晴美には押されっぱなしだし、石津にも時折容赦ない言葉を浴びせられている。

 

ホームズは相変わらずの名探偵ぶりを発揮しているため、片山よりもむしろホームズの方が重用されているような節もある笑

 

そんな境遇に置かれている片山だけれど、前述した警察官らしからぬお人好しの性格であり、肝心なところで転んだりドジを踏むことから、なんとも肩入れしやすいキャラクターになっている。

 

周りには中々クセの強いキャラクターが多く登場していることから、主人公の片山の存在がそれをつなぎ合わせる存在になっているということについて、今回レビューしながら認識した笑