雑感
[試合前]
ボランチは平野選手・岩尾選手というビルドアップを重視したコンビとなり、伊藤選手ベンチ、柴戸選手と安居選手はメンバー外に。
連戦続きで疲労が心配の江坂選手はこの日もスタメン。
ユンカー選手は川崎戦に引き続きベンチ入り。
[前半]
これまでの試合で前半、良いサッカーを展開しているレッズは、16分に先制する。
ショルツ選手の縦パスを受けた江坂選手が、左サイドを駆け上がる大畑選手へ。
大畑選手は相手の裏を取ると、ダイレクトで中へマイナスのグラウンダーパス。
走り込んだ江坂選手がダイレクトで合わせると、グラウンダーのシュートは相手GK谷選手に触られながらもゴールネットを揺らす!
ショルツ選手の縦パスからスイッチが入り、完璧に崩した素晴らしいゴール。
湘南にボールを握られる時間帯もあったが、元レッズの岡本選手が左足でシュートを撃ったシーンが危うかった位で、決定機は作らせず。
ただし平野選手がトラブルで前半途中で早くも伊藤選手へ交代。
[後半]
課題の後半。
風下に立ったこともあり、やや湘南に押し込まれ気味になるも、前半同様に決定機は作らせない。
リカルド監督も、大畑選手⇒馬渡選手、松崎選手⇒大久保選手、関根選手⇒小泉選手へと一気に3枚替えし、追加点を狙う。
結実したのは87分、ルーズボールを拾った伊藤選手が裏に蹴ると、明本選手がボールを視認しにくい体勢ながらも素晴らしいタッチで収める。
そこへ猛然と走り込んだ馬渡選手へこれまた素晴らしいスルーパスを通すと、馬渡選手はこれまた素晴らしいトラップで収め、ニアをぶち抜くシュートを突き刺す!
明本選手と馬渡選手の素晴らしいプレーの数々で奪った追加点。
時間帯から言っても、勝利を決定づける追加点をもぎ取ったレッズは、ウェリントン選手を犬飼選手で封殺し、リーグ戦初勝利&無失点勝利。
[試合後]
喉から手が出るほど欲しかった、リーグ戦初勝利。
正直、嬉しいというよりホッとした。
5連戦も一息つき、次は1週間後の鳥栖戦。
松尾選手の復帰や、モーベルグ選手の入国等、体制がようやく整いつつある。
出だしで躓いてしまった分、ここからは連戦連勝といきたい。
データ考察
[チャンスビルディングポイント:チーム・スタッツ]
ようやく、試合内容に結果がついてきたね。
攻撃に関するポイントは概ね上回っているし、枠内シュートも湘南の0に対してレッズは4。
ボール支配率は湘南を下回っているが、ほぼゲームを支配したにも関わらずガンバ戦とは異なりしっかり勝ち切れた。
リカルド監督としては、ガンバ戦の試合内容で、結果も得られればベストなのだろう。
ただ、昨シーズンよりも自分たちが主導権を握る時間は明らかに長くなってきている。
その時間中に、しっかりと点を取ることが課題、というステップまでチームが成長してきているということが楽しいね。
[チャンスビルディングポイント:個人]
先制点に繋がるクロスを供給した大畑選手。
前半にも同じ様なシーンがもう一度あったが、こちらは残念ながら味方に合わず。
しかし、怪我明けでキャンプも全て消化したわけではないはずなのに、リーグ開幕戦から出場機会を得て、既に左SBでは馬渡選手とファーストチョイスを争う存在に。
過度な期待は禁物と思っていたけれど、怪我明け・若干20歳でこのパフォーマンスは凄いな。
ドリブルでのレッズトップは松崎選手。
この試合は相手のプレスにハマり、ボールの取り所として狙われるシーンがしばしば。
まぁ初めてのJ1だし、強度に慣れてくれば、もっと相手をぶち抜くシーンも観られるのでは。
個人的な不満は、大久保選手が試合終盤に杉岡選手をぶち抜いたシーンがポイントにされていないことです…笑
データ置き場
[試合ハイライト]
[チャンスビルディングポイント:チーム内ランキング]
[ベストイレブン]
データ引用元:Football LAB