雑感
[試合前]
リーグ戦では10戦で勝点10と波に乗れないレッズだが、昨シーズンの天皇杯王者となったことで出場権を得た、AFCチャンピオンズリーグが開幕。
グループリーグはタイで行われ、中2日で6試合を行うという超過密日程で行われる。
そのため、メンバー固定で全試合をこなすことは到底不可能であり、リカルド監督のマネジメント力が問われる。
そんな中、初戦となるライオン・シティ・セーラーズ(シンガポール)戦のスタメンは上記。
GKはリーグ戦全試合出場の西川選手ではなく鈴木選手となり、左サイドには攻撃面で違いを見せられる松尾選手。
レギュレーションの関係で、シャルク選手はベンチ外となった。
[前半]
とにかく、「左サイドやりたい放題」これに尽きる。
相手ディフェンスのスライドが追いついておらず、左SBの大畑選手から松尾選手に出すだけで、マークはおらずに前方には広大なスペースがある状態。
これでは流石に守り切れるわけがなく、早速8分に松尾選手から左サイド裏を取った江坂選手にパスが通ると、江坂選手が余裕をもってクロスを上げ、ユンカー選手がヘッドで決めてあっさり先制。
続く15分には、松尾選手が左サイドを突破して、中央へグラウンダーのパスを通すと、江坂選手がダイレクトで合わせて追加点。
左サイドに比べて右サイドはケアされがちだったか、42分には酒井選手の少々雑な縦パスをモーベルグ選手が素晴らしいトラップで収めると、前が空いた瞬間に左足一閃。
強烈なシュートを突き刺して3点目。
直後に何故かモーベルグ選手がとんでもないパスミスからオウンゴールを献上してしまうも、内容は一方的なまま2点リードで前半終了。
[後半]
開始直後に、モーベルグ選手がペナルティエリア内の伊藤選手にパスを通すと、伊藤選手がファーサイドの松尾選手へパス。
オフサイドっぽくも見えたが、松尾選手が至近距離から押し込んで4点目。
これで勝敗が決した感があり、その後レッズにも幾度かチャンスはあったが、追加点は奪えず。
ピンチらしいピンチもあまりなかったが、相手の直接FKを鈴木選手がパンチングではなく、キャッチしたのは凄かったな。
兎にも角にも大事な初戦を4-1勝利で好発進。
[試合後]
正直、相手とは力量差があったように思うため、あまり手放しで喜べないかもしれないが、前線の選手達が揃って得点を挙げられたことは好材料。
サイドのファーストチョイスは、現時点では右がモーベルグ選手、左が松尾選手になりそう。
守備面は未知数なところがあるが、攻撃面では単独突破できるし、シュート意識も高い。
逆に言えば、残り5試合で関根選手・大久保選手・松崎選手らは何とかアピールして、スタメン争いに名乗りを上げてほしいところ。
次節の相手である山東泰山は、どうやらユース出身選手で構成されていることから、今節のメンバーとは大幅に入れ替えが予想される。
木原選手・工藤選手らの高卒ルーキーにも出番はあるか。
データ置き場
[試合ハイライト]