雑感
[試合前]
スタメンの基本は、第1節のライオン・シティ・セーラーズ戦がベース。
その時との違いは、中盤右サイドがモーベルグ選手⇒小泉選手になっていることくらい。
前節の山東泰山戦からはスタメンが大幅に変更されているため、疲労面での心配はそこまでなしか。
欧州カルテットは、前節2得点と大活躍したものの、引き続きシャルク選手がメンバー外となった。
[前半]
大邱FCの戦い方は、典型的な堅守速攻型。
ボールを奪ったら前線にロングボールを当て、そのこぼれ球を拾う作戦。
前線には長身の外国人選手がいるため、多少アバウトなボールでも競り勝ってボールキープするため厄介。
一方のレッズは、ボール保持はできるものの、ディフェンスラインから効果的な縦パスを入れられず、ボールが後ろで右往左往する、いわば「持たされている」状態。
守備面ではシュートを撃たれるシーンがありつつも、ディフェンスラインを中心に守れているため、決定的と言われるピンチはなかった。
しかし、攻撃面で言えば相手以上にゴールに迫る場面は作れず。
前半はCKから酒井選手が放ったヘディングシュートが唯一のシュートという展開で、スコアレスのまま後半へ。
[後半]
選手交代なく開始した後半、開始直後にディフェンスライン裏に抜け出されてシュートを撃たれて肝を冷やすが、鈴木選手のファインセーブで難を逃れる。
しかし前半よりも相手ゴールに迫るシーンが増え、これは相手守備網をこじ開けられるかも…と思い始めた矢先の後半8分。
左サイド、ほぼフリーで上げさせたクロスに対し、中央これまたフリー状態でヘディングシュートを許し、またもや後半に入り失点。
Jリーグでも後半での失点癖があったが、どうやらまだ改善には至っていない様子…。
後半半ばには、業を煮やしたか、怒りの(?)4枚替え(岩尾選手⇒柴戸選手・松尾選手⇒関根選手・小泉選手⇒モーベルグ選手・大畑選手⇒明本選手)で打開を図る。
これには一定の効果があり、特に右サイドでモーベルグ選手が個人技で相手守備陣に風穴を開けるプレーを連発。
1対2で数的不利な場面でも、巧みなフェイントを駆使して突破、シュートを放つなど相手にとって危険な存在に。
試合終了間際には、この試合最大の決定機とも呼べるシーンが訪れるも、ショルツ選手がペナルティエリア内正面から放ったシュートが無情にもポストを叩き万事休す。
最低でも引き分ければ良かった試合で、よりにもよって敗戦という結果に。
[試合後]
前2試合と比較すると、明らかにチーム力が高い相手ではあったものの、そこまで強さを感じる相手ではなかった。
ただそれでも、相手守備陣をこじ開けられずに時間が経過し、その内一瞬のスキを突かれて失点、反撃を試みるも精度が足りずに及ばず敗戦、というJリーグでもあった試合を再現するかのような試合。
リーグ戦はまだ20試合以上残っているが、こういった試合が繰り返されると今後が若干不安になってくる。
幸い、中2日で大邱FCとの再戦の舞台があるため、期間は短いが、引かれた相手を切り崩す対策を講じたうえで、勝利をもぎ取ってほしい。
ちなみに次節は岩尾選手が累積警告で出場停止。
代役となる選手が誰になるのか、またその選手がどのようなパフォーマンスを見せてくれるかにも注目。
データ置き場
[試合ハイライト]