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【試合レビュー】【DAZN観戦】「失意の前半、逆襲の後半」リーグ戦第11節*横浜F・マリノス戦(△3-3)

 雑感 

[試合前]

スタメン・サブ:横浜F・マリノス戦


前節初めてスタメンを外れた江坂選手が本日は何とベンチ外に。

 

次節の鹿島戦を見据えたか。

 

同様にボランチの伊藤選手もメンバー外となり、岩尾選手と大久保選手がベンチ入り。

 

FWはALCで指を骨折して離脱していたユンカー選手が復帰。

 

[前半]

前半はここ最近は常に優勝争いに食い込む横浜FMの強さをモロに受ける形に。

 

マリノスはGKを使いながらのビルドアップが非常に巧み。

 

パスコースを作る動きにも長けつつ、なければ自身で持ち上がってパスコースを作って繋ぐ。

 

レッズ陣内ではプレッシャーを受けづらいポジションに常に位置取り、ゴールを脅かしてくる。

 

そんなマリノスの攻勢をまともに受けてしまったレッズ。

 

12分、左サイドからのグラウンダーのクロスがファーまで抜けてしまうと、逆サイド水沼選手が押し込んで早くも失点。

 

ここ最近のレッズは攻撃力不足に喘いでいるため、無失点で耐えしのいでワンチャンスを何とかものにできれば…と思っていたが、早くもその芽は潰える。

 

立て続けに19分には、左サイドからのクロスを中央で編んでルソンロペスにヘディングで合わされて2失点目。

 

30分には宮市選手に見事なコントロールショットを沈められ、Jリーグ初ゴールを献上する始末。

 

レッズは攻守にちぐはぐで、横浜FMの攻撃に守備陣は後手に回り、更には猛烈なプレスに遭って攻撃陣も完全に沈黙。

 

前半は目を覆うような惨状がそのままスコアに表れた0-3という失意のスコアで終了。

 

[後半]

5試合連続引き分け中であり、順位も16位とこのままでは残留争いにどっぷりと浸かってしまうレッズ(既に浸かっているかも…)。

 

しかし前半とは打って変わった逆襲の後半の主役となったのは、ユンカー選手。

 

後半開始直後、相手GKからのロングフィードを岩波選手が胸トラップで収めると、すぐさま高い位置を取っていた相手ディフェンスライン裏へ供給。

 

ここにユンカー選手が走り込んで相手GKと1対1を迎えると、これを落ち着いて制して2点差。

 

もはや後がないという窮地ゆえか、前半よりもアグレッシブに戦えている様な気がするレッズ。

 

もちろん、横浜FMの攻撃は引き続き脅威で、CKや水沼選手のシュートなど、あわや失点というシーンを何度か作られるも、西川選手が文字通りゴールを死守して追加点は許さず。

 

すると81分、岩尾選手のロングパスを前線の松尾選手が絶妙なタッチで裏にポトリ。

 

これに走り込んだのはまたしてもユンカー選手。

 

1対1を制して遂に1点差。

 

イケイケムードの中で89分、左サイドを大久保選手がドリブルで強引に突破。

 

3人を無力化してから右足でシュートを放つと、中央でユンカー選手が合わせてハットトリック&同点!

 

同点後も危ないシーンがあったが、ここも西川選手が跳ね返し、3点差を追いつく価値あるドローとなった。

 

[試合後]

6試合連続のドローとなったものの、試合展開から鑑みると勝利に等しいとも言える結果。

 

逆に横浜FMは負けに等しい引き分けだろう。

 

しかし、前半はこれまでの堅守が嘘のように失点を重ねてしまった。

 

これまでは得点力はないが、守備が安定しているということもありそこまで心配していなかったが、そこが揺らいでしまうと、勝点1すらおぼつかなくなってしまう。

 

まぁ、横浜FMの攻撃力が段違いということもあるんだろうけどね。

 

逆に後半は、ユンカー選手が鬱憤を晴らすハットトリック。

 

彼の活躍なくして、レッズの上位進出はあり得ないことから、これをきっかけに得点量産を期待。

 

 データ考察

[チャンスビルディングポイント:チーム・スタッツ]

チャンスビルディングポイント:チーム

スタッツ


横浜FMの攻撃力はさすが。

レッズは主導権を明け渡し、危険なシュートを何本も浴びた。

 

それでも、3失点で済んだのは西川選手の数々のナイスセーブによるところが大きい。

 

前半の3失点にも気持ちを切らさず、集中力を保った。

 

ただゴール期待値は、レッズも大差がないことがわかる。

 

結局のところは、決めるべきシーンを決められているかが、現在の順位に表れているということなのかな。

 

[チャンスビルディングポイント:個人]

チャンスビルディングポイント:クロス

チャンスビルディングポイント:シュート


今節注目したいのは、大久保選手とユンカー選手の2名。

大久保選手は、何といっても同点ゴールのユンカー選手へのアシストという大仕事をやってのけた。

 

左サイドでボールを受けると、相手選手に囲まれるが、粘り強く突破。

 

カバーに入った選手もキックフェイントで鮮やかにかわして右足シュート。

 

誰も触らなければ枠外だっただろうが、ユンカー選手が上手く合わせた。

 

シーズンここまでは出場機会もあまりなく、目立った活躍もできていなかったが、ここにきてようやく一つ数字を残した。

 

昨シーズン見せたような、キレキレのドリブルをまた観たい。

 

そしてユンカー選手は言わずもがな。

 

後半だけでハットトリックの離れ業でチームを救った。

 

次節は中2日での鹿島戦となるが、可能であればスタメン出場してほしい。

 

久しぶりに埼スタ行くし。

 

 データ置き場

[試合ハイライト]


www.youtube.com

 

[チャンスビルディングポイント:チーム内ランキング]

チャンスビルディングポイント:2022シーズン_攻撃

チャンスビルディングポイント:2022シーズン_守備

 

[ベストイレブン]

レッズからの選出なし

 

データ引用元:Football LAB