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【書籍レビュー】「モノづくり会社に対する予習」女子高生ちえの社長日記

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先に読破した「会社を潰すな!」では、銀行から出向してきた鏑木が、出向先の社長や社員たち(=読者)に対して、社会人の基礎を教えるというストーリーだった。

 

本書は、父の突然死により後を継いで社長に就任した女子高生のちえが、主のモノづくりの会社における用語について学んでいくというもの。

 

所々にイラストが挿入されているほか、ちえが自宅に帰ってから戯れる飼い猫のワンタは、普通に人間の言葉でちえと会話している等、社会人になるよりも前(学生)に読むイメージ。

 

ちえの会社に勤めている面々も、社長になってからいくばくも経っていないちえのアイデアに対し、目から鱗!とばかりに感激するシーンもあり、本書の目的上、やむを得ないことだとは思うが、対象年齢は高くないと思う。

 

ただ、モノづくり以外の仕事に就いている人にとっては、その仕事の実態の一端を知るという意味では参考になりそう。

 

どういった部署があり、役割は何なのか。

 

工場ではどんなことをしているのか、等々。

 

彼らが使用する単語の意味についても解説はあるものの、普段接しなければ有用性は高くない。

 

従って、「モノづくりの会社に就職するにあたり、基礎知識を予習しておきたい学生

」が本書のターゲット、かなと。