雑感
[試合前]
小泉選手が久しぶりにスタメン復帰。
それ以外は、前節の神戸戦と変更なし。
酒井選手はまだフルでやれるコンディションではないということか。
[前半]
前半はガンバ相手に一方的に殴られる展開。
ガンバの猛烈なプレスに対して、レッズはビルドアップが全くできず、失ってはシュートまで持ち込まれる。
逆にレッズも相手GKまでプレスをかけるも、上手くパスコースを作られたり、FWやMFへミドルパスを通されてしまい、手薄となった中盤やディフェンスラインを狙われる始末。
それでも無失点で耐えられれば良かったが、2018年のロシアワールドカップ決勝トーナメント1回戦、日本vsベルギーの決勝ゴールばりのスーパーカウンターにより被弾。
直後にはVARでオフサイド判定になったが、倉田選手にシュートを決められてしまうシーンもあり、良いところ全くなし。
蹂躙された、という言葉がピッタリくる内容で後半へ。
[後半]
後半開始から、リカルド監督は怒りの3枚交代。
小泉選手⇒モーベルグ選手、宮本選手⇒酒井選手、柴戸選手⇒平野選手。
特に右サイドは前半全くと言っていいほど機能していなかったが、モーベルグ選手と酒井選手のコンビネーションにより、少なくとも相手ディフェンスラインを突破してクロスを上げ切るくらいには持ち直した。
ガンバも前半の猛プレスが90分間は続かず、後半に至っては決定機はなかった。
ただレッズもこれまで同様に、相手を崩し切る攻撃ができないため、時計の針が無情に進む。
松尾選手・関根選手も投入し、何が何でも1点を取りに行く布陣の中、チームを救ったのは松尾選手のドリブルと、ショルツ選手の度胸。
アディショナルタイム突入寸前、松尾選手が右サイドでドリブル突破を図ると、ペナルティエリア内で三浦選手が足を掛けてしまい、PKの判定。
これをPKに定評のあるショルツ選手が冷静に決めて、土壇場でレッズが同点に。
その後、完全に足が止まったガンバ相手に逆転のチャンスもあったが、ラストパスが合わなかったり、シュートが正面を突いたりで、結局逆転はならず1-1のドロー。
[試合後]
前半の出来、そして得点力が課題である中、最後の最後で勝点1をもぎ取ったことは、残留争いを戦っている中で非常に大きな意味がある。
連勝が伸ばせなかったことは残念だが、とにかく今は一つでも勝点を積み重ねることが大事。
今日のガンバは、特に前半は出色の出来だったからね。
夏場にもかかわらず、次の試合は中3日の水曜日にやってくる。
京都には開幕戦のアウェイで煮え湯を飲まされた。
私は現地にいただけに、より熱い湯だったよ…。
今度は埼スタでリベンジだ。
データ考察
[チャンスビルディングポイント:チーム・スタッツ]
前半は苦しんだが、後半は盛り返した分、数値としては互角に。
ただ、ガンバの方が前線から猛烈にプレスを掛けたり、奪われた後もすぐさま切り替えてディフェンスに走っていたことからも、走行距離やスプリント数は上。
さすがに、この夏場においてそれが90分は持たなかったことも、後半レッズが優勢に試合を進められたことに繋がる。
この試合は先制点を取られてしまったので、中々追いつくのに苦慮したが、ここを無失点でしのぐのが強いチームなのだろうな。
[チャンスビルディングポイント:個人]
遂に大久保選手が攻撃ポイントトップに。
ここ最近の好調ぶりが数値にも表れている。
あとは何度も言うように、ゴールかアシストという直接的な数字を残してほしい。
また、途中出場で同点PK奪取の松尾選手も、ドリブルポイントで全体の3位。
このドリブラー2人が躍動してくれると、チームとしても助かるだろうし、何より観ていて楽しい。
至る所から、相手チームに切り込んでほしい!
データ置き場
[試合ハイライト]
[チャンスビルディングポイント:チーム内ランキング]
[ベストイレブン]
レッズからの選出はなし。
データ引用元:Football LAB