和製コルドバが追いかける、赤き血のイレブン達。

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【試合レビュー】【DAZN観戦】「全責任を監督に背負わせるのは不合理」リーグ戦第20節*京都サンガF.C.戦(△2-2)

 雑感 

[試合前]

スタメン・サブ:京都サンガF.C.戦


松尾選手がスタメンとなり、明本選手と2トップの様なフォーメーション。

 

そして関根選手が左SBでスタメンという驚きの采配。

 

ユンカー選手・シャルク選手は負傷が癒えていないためか、引き続きベンチ外。

 

[前半]

序盤はレッズの左サイドを何度か破られるシーンが散見される。

 

左SBでスタメンの関根選手は元々、攻撃的な選手。

 

守備面では一抹の不安があるのは拭えず、シュートまで持ち込まれるシーンはあまりなかったが、押し込まれる展開に。

 

開幕戦同様、京都のビルドアップもいやらしく、レッズが前線からプレスをかけるものの、マークの付きづらいポジションに位置取り、パスの逃げ道を作られてしまう。

 

リカルド監督は、主導権を握る(=ボールを保持する)サッカーを展開したいはずなので、望んだ展開ではないはず。

 

しかし先制したのはレッズ。

 

ペナルティエリア内で岩波選手がファールを受けてPKを獲得。

 

これをモーベルグ選手が落ち着いて決めて先制。

 

更に前半38分、ハーフライン付近でこぼれ球を拾った松尾選手が、一気に加速。

 

相手選手をぶっちぎってペナルティエリア内に侵入すると、追走してきたDFに倒されてこの試合2回目のPK。

 

しかしモーベルグ選手が蹴ったキックは、相手GK上福元選手に防がれてしまう。

 

コースが甘かったかな…。

 

とは言え、前半は1点のリードを保って折り返し。

 

[後半]

後半はいきなり打ち合いの展開に。

 

京都にCKからヘディングシュートを決められて同点に追いつかれると、更に直後にはビルドアップのミスから決められてしまい、一気に逆転を許す。

 

ただレッズも、素早いリスタートからモーベルグ選手がごらっそを決めて同点に。

 

モーベルグ選手はPK失敗分をしっかり取り返した。

 

ただここから、勝ち越し!までいけないのが今のレッズ。

 

その後、決定機は少なくとも3つはあった。

 

松尾選手が江坂選手のスルーパスに抜け出したシーン。

 

江坂選手が松尾選手の落としからボレーシュートを放ったシーン。

 

松尾選手が伊藤選手のクロスに合わせたシーン。

 

しかしどれも、枠外・上福元選手のセーブ・クロスバーと、得点に結びつけられない。

 

今シーズン何度目かわからない、「勝てる試合を落とした引分」となった。

 

[試合後]

元々リカルド監督続投派だけど、改めて今節を観戦して、今シーズンの成績を監督にのみ背負わせるのは不合理と感じた。

 

決定機しっかり作れてるし。

 

相手の決定機も失点したシーンくらいだし。

 

引分となった11試合でも、「何とか引分に持ち込んだ」という試合より、今節の様に「勝てる試合だったのに最後の一押しが足りなかった」という試合が多かったと思う。

 

常勝軍団への道のりは、1日にしてならず。

 

私はリカルド監督についていきたい。

 

 データ考察

[チャンスビルディングポイント:チーム・スタッツ]

チャンスビルディングポイント:チーム

スタッツ


相手の枠内シュートは2本。

それが2つとも失点になってしまうとは…。

 

一方のレッズはシュート20本。

 

しかし前述の通り、無暗矢鱈と撃ったシュートではなく、決定機もしっかり作れていた中での2得点はやはり不満が残る。

 

ユンカー選手が離脱気味であり、リンセン選手の合流前の現状では、それ以外の誰かが点を取るしかない。

 

モーベルグ選手が気を吐いているが、彼以外では、江坂選手・松尾選手・大久保選手にその役割を期待している。

 

[チャンスビルディングポイント:個人]

チャンスビルディングポイント:ドリブル


今節は2得点と大活躍のモーベルグ選手。

 

PK失敗はあったものの、神戸戦では終了間際にFKを叩き込み、勝点3に貢献しているだけに、批判はできない。

 

一時期はコンディションの問題か、スタメンを外れたり、ベンチ外になる試合もあったが、今はまた調子が上向きになってきたようだ。

 

あのシザースは分かっていても、中々止められない。

 

松尾選手や江坂選手の決定機も、モーベルグ選手が起点となっており、彼にマークが引きつけられることで、周囲がフリーになるシーンが多くなっている。

 

後は、他の選手がシュートを決め切れるか、だ。

 

 データ置き場

[試合ハイライト]


www.youtube.com

 

[チャンスビルディングポイント:チーム内ランキング]

チャンスビルディングポイント:2022シーズン_攻撃

チャンスビルディングポイント:2022シーズン_守備

 

[ベストイレブン]

攻撃的ベストイレブン

 

攻撃的ベストイレブンにモーベルグ選手が選出。

 

大久保選手とポジションが被っているのが非常に惜しいが、得点に直結する結果を残している以上、モーベルグ選手が右SHの一番手であることは揺らぎないだろう。

 

データ引用元:Football LAB