2021年6月のレッズサポーターに、このニュースを伝えたら腰を抜かして驚くんだろう。
キャスパー ユンカー選手は、名古屋グランパスへ期限付き移籍することとなった。
ユンカー選手は、2021シーズン開幕後にレッズへ加入。
加入後初のリーグ戦となった仙台戦でいきなりゴールを挙げると、そこから湘南戦までの6試合で7ゴールという大爆発。
月間MVPも受賞し、新生レッズのストライカーとして君臨する…はずだった。
しかし、2021シーズンはそれ以降急ブレーキ。
母国デンマークにはない日本特有の湿気のある暑さ、相手チームの研究などが原因として考えられるが、そこからシーズン終了までに奪ったゴールは2。
最終的には二桁得点に届かずにシーズンが終了。
満を持してシーズン開幕からのスタートとなった2022シーズンは、西野TDもユンカー選手が得点王を獲ると豪語し息巻いていたものの…。
今度はユンカー選手がグロインペイン症候群を患っているという情報が。
グロインペイン症候群は、サッカー選手の職業病とも言える、主に股関節付近に激痛が発生する症状があり、かつて中田英寿氏も患っていたことで有名。
これによって、ユンカー選手はプレー時間をかなり制限してプレーすることに。
出場した21試合の内、フルタイムで出場したのはたったの4試合。
試合出場時間は1,100分であり、1試合あたり約52分と、1試合換算では試合の半分程度のプレー時間にとどまった。
また、リカルド監督の志向するサッカーと、ユンカー選手のプレースタイルがアンマッチしていることが徐々に明るみに。
リカルド監督はボールを握ってじっくり攻めるサッカーを志向していたが、ユンカー選手はその快足とシュート精度により、一気にゴールを陥れられることが強み。
一方で、身長の割にはポストプレーやヘディングは不得手であり、スペースがない状態であると、ユンカー選手の怖さは一気に半減。
これにより、FWのファーストチョイスとして選ばれる機会は減少していった。
2022シーズンに挙げた7ゴールの内、4ゴールは王者となった横浜FMから奪ったものだが、横浜FMはディフェンスラインの設定が高く、裏にスペースが空きがちであった。
そこをユンカー選手が上手くついてゴールに結びつけられていた。
また、紛うことなきイケメンであり、SNSでのサポーターとの交流にも定評があった。
そんなユンカー選手が国内移籍となってしまい、阿鼻叫喚がそこかしこから聞こえてくること請け合い…泣
期限付き移籍先である名古屋は、ディフェンスは日本人で何とかして、オフェンスは外国人の選手達で何とかするサッカーの印象が強い。
期限付き移籍の場合、移籍元との対戦では移籍中の選手は出場できない契約となるのが一般的だが、何とユンカー選手は名古屋のホームでは出場できる契約の模様。
豊田スタジアムで見事に恩返し弾を喰らうのが怖い。
ここはショルツ選手に完封をお願いするしかないね。
ユンカー選手、名古屋ではレッズ戦以外で是非とも活躍していただき、優勝争いを盛り上げてくださいお願いします笑