和製コルドバが追いかける、赤き血のイレブン達。

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【試合レビュー】【現地観戦】「スコルジャ政権初陣は前途多難な船出に…」リーグ戦第1節*FC東京戦(●0-2)

 雑感 

[試合前]

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スタメン・サブ:FC東京戦


スコルジャ政権初陣。

 

メンバー自体はリカルド前監督時とほぼ変わらず。

 

マリウス選手がいきなりスタメン起用、そして松崎選手がベンチ入りしていることがトピックスかな。

 

[前半]

戦前から今年のレッズでキーワードとして挙げられていたプレスという部分。

 

こちらは確かに、以前の様に引いて身構えるよりも、相手ディフェンスラインに対して前線の4名(リンセン選手・モーベルグ選手・小泉選手・大久保選手)がかなり積極的にプレスをかけていた。

 

GKまでも追いかけ、長いボールを蹴らせたことで、キックミスやマイボールにできる機会を増加させており、FC東京の攻撃をあまり機能させていなかった。

 

ただその反面、攻撃面はどうだったのかという部分については、昨年度から劇的に改善された面というのはあまりなかったかな。

 

プレスをかけてマイボールにしたはいいものの、こうやって点を取るという共通意識は未だ熟成されていない模様。

 

まぁ、就任してから数カ月ですし。。。

 

リンセン選手はオフサイドに引っかかることが数度あったが、裏への抜け出しを常に狙っているようで◎。

 

ただコンビネーションの部分はイマイチで、相手にパスしてしまうシーンがチラホラ。

 

また、モーベルグ選手はコンディションがあまりよろしくない模様。

 

この試合のファーストシュートは力なく相手GKの手中に収まったしまったほか、自身のパスミスのリカバリーのため、相手選手を倒してしまいイエローカードを貰うなど。

 

ただし、FC東京の東選手は前半で退場でもおかしくなかったように見えたが…。

 

前半からイエローカード3枚と若干荒れ気味のまま、スコアレスで前半終了。

 

[後半]

スタート時には選手交代なかったが、やはりモーベルグ選手の状態が芳しくないと見たか、後半10分くらいに松崎選手と交代。

 

リカルド前監督時、公式戦での出場時間が相当限られていた松崎選手だが、新監督になり一気に序列を上げた格好に。

 

ところがレッズは、前半に相手を追い回したツケがきたのか、後半は局面で後手に回ることに。

 

攻撃の形も中々見出せないまま迎えた後半21分、右サイドを突破され、挙げられたクロスが小泉選手に当たり、レッズゴールマウスへ。

 

オウンゴールで先制点を献上することに。

 

オウンゴール自体は不運だったが、その前のシーンで右サイドを完璧に突破されてしまったのがそもそもの問題。

 

更にその8分後には、渡邊選手のシュートが酒井選手?に当たってゴールマウスへ転がり追加点を献上。

 

後半のシュートは恐らく、後半序盤に大久保選手が大きく枠を外した1本だけで、見せ場を作れず。

 

途中出場の興梠選手・関根選手の奮闘もむなしく、0-2の完封負け。

 

スコルジャ政権の船出は、前途多難な厳しいものに。

 

[試合後]

前半の内容はそこそこだったが、後半は劣勢。

 

最近は先制されると同点にするのがやっとなので、先に失点すると相当厳しい。

 

また、前線から積極的にボールを追い回す今日のサッカーを続けるのであれば、パワーを先に多く使うことになるので、その時間帯に先制できなければ、今日の様に同点にすらできない位に盛り返せなくなる…。

 

夏場は大丈夫かなーと心配になるものの。

 

久しぶりの生サッカー観戦ができ、大音量のサポーターの声援が聴けただけでも今日は楽しかったな。

 

次は横浜FMなのでもっと厳しい相手だけど、引き続き後押ししましょう。

 

 データ考察【2023年2月23日更新】

[チャンスビルディングポイント:チーム・スタッツ]

チャンスビルディングポイント:チーム

スタッツ


負けた試合では、攻撃面では上回られても守備面においても上回られることは殆どなかったが、今節はどちらもダメダメだったようで…。

プレスはある程度機能していたように見えたけど、それ以上に攻撃が機能しておらず、相手守備網を突破する怖さはなかった。

 

コンビネーションの面においても拙さが見え、FC東京はサイドから何度か細かいパス交換でレッズの守備陣を攻略していたのに対し、レッズは全くそういったものが見られず。

 

ただこれは、キャンプをご覧になった方の情報によれば、キャンプ中はコンビネーションにも重点を置いていたし、トレーニングマッチでもコンビネーションでの良い崩しはあったとのこと。

 

やはりトップレベルの相手であると、練習成果を発揮させるのは難しいということになるのかもしれない。

 

[チャンスビルディングポイント:個人]

チャンスビルディングポイント:攻撃・パス・守備


全部FC東京の選手となると、語ることもあんまりないかな…笑

 

この試合を底辺として、もっともっといいサッカーを展開できるようになってほしい。

 

今節出番のなかった選手にとっては、逆にプラスに考えることもできる。

 

次節自身の出番があった際、良いプレーをして結果を残すことができれば、そのまま出場機会を掴める可能性がある。

 

昨シーズン王者の横浜FM相手だし。

 

スコルジャ監督が、どんなメンバーをチョイスするのかも注目。

 

勝っている場合はメンバーをいじらないのが鉄則だけど、負けた次の試合のメンバーは監督によって結構色が異なる。

 

ミハイロ・ペトロビッチ氏は、勝とうが負けようが殆どメンバー固定だったと思うし、リカルド前監督はそれなりにメンバーを変えていた方だと思う。

 

スコルジャ監督はどのタイプかな。

 

 データ置き場

[試合ハイライト]


www.youtube.com

 

[チャンスビルディングポイント:チーム内ランキング]

チャンスビルディングポイント:2023シーズン_攻撃

チャンスビルディングポイント:2023シーズン_守備

 

[ベストイレブン]

レッズからの選出なし。

 

そりゃそうですよね…。

 

データ引用元:Football LAB