CBはショルツ選手の移籍後、マリウス選手・井上選手・佐藤選手の3選手で回していた。
流通経済大学の根本選手が加入し、4選手でスタメンの座を争うものと思っていたが…正直佐藤選手の移籍は意外であった。
基本情報
- 選手名:佐藤 瑶太(サトウ ヨウタ)
- 生年月日:1998年9月10日
- 年齢:26歳
- 出身地:東京都
- ポジション:DF(CB)
経歴・出場成績
2024シーズン1試合あたり平均出場時間:約62分
通算1試合当たり平均出場時間:約69分
シーズンあたり平均先発出場試合数:約10試合
※いずれもリーグ戦のみ
経歴・加入時の考察については過去記事参照。
↓過去記事はコチラ↓
2024シーズンはスタメン12試合で1試合平均62分間の出場と悪くはないが、CBというポジション柄、平均出場時間が長いのは当たり前か。
途中出場含めて19試合の出場は悪くない気もするが、シーズン終盤にかけての右CBの序列は明確に①井上選手②佐藤選手となっていただけに、忸怩たる想いはあっただろう。
プレースタイル・特徴
ビルドアップ・ヘディングシュートの数値が高いことからわかる通り、割と攻撃性能に特長がある。
得点は残念ながら見られなかったものの、セットプレー時の期待感は大きかった。
どこかの試合でオフサイドにはなっていたけどゴールネットを揺らしていたし。
身長は183㎝とそこまで大柄ではないので、跳躍力の高さとポジショニングの上手さがあるんだと思う。
また、しばしばミスもありつつ、ビルドアップへの関与も好印象だった。
第7節のサガン鳥栖戦(○3-0)では、見事なロングパスから松尾選手のゴールをアシストしていたし、CBによくみられる「隣のポジションの選手へ安易なショートパス」ではなく、「マークを剥がした選手へミドルパス」ができる選手だったと思う。
ショルツ選手の移籍後、最終ラインからの持ち上がりや、縦パスの減少に伴う攻撃面への影響を懸念する声は少なくなかった。
佐藤選手はミスもあったとは思うが、それらのプレーに果敢に挑戦する姿が見られていたと思う。
そういった意味で、個人的に佐藤選手には好印象を持っていただけに、わずか1年での退団は非常に残念。
恐らくは、上記の通り攻撃性能に特長がある一方、本職である守備性能での懸念について、スコルジャ監督からの評価を得られていなかったように思う。
ヘグモ前監督は、攻撃的なサッカーを標榜し、とにかく得点を取ることを第一に考えていた。
よって、ショルツ選手の移籍後、ある程度守備性能に目を瞑っても佐藤選手を起用していた。
しかし、スコルジャ監督はまず守備を第一に考える傾向にある。
井上選手との比較を見ると分かる通り、守備性能に関しては井上選手が上回っており、それが前述したスコルジャ監督の序列に繋がっているものと考えられる。
ただ、同じJ1の名古屋から声がかかったのは、それだけ彼が評価されている証左。
レッズ戦以外での活躍を願っています笑
データ出典元
- Football LAB https://www.football-lab.jp/
- Soccor D.B. https://soccer-db.net/