移籍加入の公式発表は、昨シーズンJ1で2位の広島からという驚きの移籍。
しかもレギュラー格の松本選手というのだから、まさにびっくり仰天だ。
基本情報
- 選手名:松本 泰志(マツモト タイシ)
- 生年月日:1998年8月22日
- 年齢:26歳
- 出身地:埼玉県
- ポジション:MF
最近はやり?の埼玉県出身者の移籍加入。
出身高校は昌平高校。
言わずと知れた埼玉県のサッカー名門校だが、同校出身者のレッズへの加入は初。
松本選手のコメントにおいて、「地元のクラブでプレーする夢」という言葉もあるので、レッズの存在は埼玉県出身のサッカー少年の中で、思いの外大きい存在なのかもしれない。
経歴・出場成績
2024シーズン1試合あたり平均出場時間:約78分
通算1試合当たり平均出場時間:約56分
シーズンあたり平均先発出場試合数:約12試合
※いずれもリーグ戦のみ
埼玉県の昌平高校を卒業後、広島へ加入。
すぐにレギュラーとして大活躍…とはならず、当時J2の福岡や、セレッソなどに期限付移籍しながら、出場機会を模索した様子が伺える。
2023シーズン以前は、先発出場最多が2022シーズンの13試合と、中々レギュラーポジションを掴めずにいた。
転機は2024シーズン。
先発36試合、1試合あたり平均78分間の試合出場と、ようやく主力選手として認められた模様。
よって、通算1試合当たり平均出場時間は約56分、シーズンあたり平均先発出場試合数は約12試合と、想像以上に出場機会は限定的だった。
レッズの立場だからいいけれど、広島側からしたら、戦力として計算が立った矢先での移籍となるわけなので、複雑な気持ちであることは想像に難くない。
プレースタイル・特徴
ネットでも比較考察をちらほら見かけたので、伊藤選手(現KAAヘント(ベルギー))と比較。
まず年齢・出身地が同じ。
身長体重は、やや伊藤選手が上回る。
シーズンデータにおいて、ゴール・アシスト数も伊藤選手がやや上回る。
というか今更だけど、シーズン途中で移籍したにもかかわらず、5ゴール4アシストって伊藤選手超優秀だな…。
松本選手も3ゴール2アシストとまずまず。
プレースタイル指標はそっくり。
よって、少し小さな伊藤選手が加入したというイメージになるかな。
出場ポジションは、ボランチの方が多いものの、トップ下での出場もあり。
一説によると、ボランチではなくトップ下が適性との声がある。
理由として、守備強度はそこまで高くなく、伊藤選手のようにピッチを幅広くカバーしてボール奪取までも求めることは困難、ということ。
トップ下に配置してゴール・アシストを多く求める方が彼の適正にマッチするようだ。
獲得の意図・求められる役割
- 即戦力の補強
- 長期的戦力の確保
まず即戦力の補強に成功したと言えることは間違いない。
昨シーズン、2位と躍進した広島においてレギュラーとして活躍した選手を獲得できたということなので。
逆に言えば、広島の戦力を削ることにも繋がった、とも言える。
広島であれば、また新戦力をすぐに獲得したり、既存戦力の台頭ですぐに埋めてしまいそうでイヤだけどね…。
それに加えて、まだ26歳と言う年齢は魅力的。
将来の長期的戦力の確保にも成功したと言えるだろう。
トップ下であれば、現在は渡邊選手がファーストチョイス。
2024シーズンは6ゴール5アシストと大車輪の大活躍で、渡邊選手の活躍により、残留を果たせたと言っても過言ではない。
トップ下を1枚とするのか、2枚とするのかにより、彼らの関係が競争になるのか共存になるのかは変わってくる。
できれば共存で、ゴールがたくさん見られるサッカーが観たいね。
プレー動画
あんまりプレー動画なかった…。
データ出典元
- Football LAB https://www.football-lab.jp/
- Soccor D.B. https://soccer-db.net/