■雑感
[試合ハイライト]
[スタメン・サブ]
今シーズン初の連敗を喫してしまったレッズ。
中断前からカウントすると、3試合勝ちなしと、上位進出を狙うには勝利を得たいサガン鳥栖戦。
スタメンとベンチは上記のとおり。
新戦力では、江坂選手・酒井選手・平野選手がスタメン出場。
ショルツ選手はベンチ入りという状況。
酒井選手の右SB起用に伴い、これまでそこが定位置だった西選手が左SBへ移動。
どこでもござれな明本選手はFW起用に。
一方、これまでチームの核と目されてきた小泉選手・ユンカー選手がベンチ外に。
これには多くのサポーターから心配の声が上がっていたが、試合後のリカルド監督のコメントによれば、小泉選手は出場できるコンディションではないとのこと。
具体的にこれが「故障」なのか「体調不良」なのか、はたまた別の理由なのかは不明だが、復帰までには今しばらく時間を要すか。
また、ユンカー選手は何と練習中に負傷したとのこと。
鳥栖戦はスタンドから観戦していたため、そこまで重症というわけではなさそうだが、1カ月程度の離脱は決定的とみられる。
暫くは、核となる2選手を欠く戦いを強いられることになりそう。
さて、そんな中の鳥栖戦だったが、この試合は明本選手・江坂選手の新ホットライン?が火を噴いた。
前半36分、縦パスを江坂選手が胸で落とし、裏に抜けた明本選手がボディフェイクを入れてから、逆足の右足を振りぬき先制ゴール。
江坂選手のパスも素晴らしかったが、それにしっかり反応する明本選手も素晴らしい。
そしてボディフェイクで左に持ち替えると見せかけて相手を揺さぶったことで、相手DFのブロックも遅れてシュートを撃ち切れた。
明本選手の駆け引きの妙が光った。
それでも前半アディショナルタイムの失点はいただけなかった。
前半をリードで折り返していれば、もっと楽に試合を進められていたと思うのだが…。
この時間帯の失点は相手の息を吹き返させてしまうし、チームに与えるダメージも大きい。
試合運びはまだ課題と言えそう。
後半、鳥栖に主導権を握られる時間が長く、レッズが効果的な攻撃を繰り出せない中、勝利の女神がレッズに微笑んだのは後半39分。
明本選手がペナルティエリア内でファールを受けてPK獲得。
これを江坂選手が決めて、移籍後初ゴール&決勝点!
アディショナルタイムにはショルツ選手も投入してレッズデビュー。
レッズがそのまま逃げ切り、実質、明本選手と江坂選手の1ゴール1アシストでレッズが勝利を収めた。
江坂選手はゴールこそPKの1点だけだったが、明本選手へのアシストや、後半10分頃?の大久保選手の折り返しに咄嗟に合わせたシュートを枠内に飛ばすなど、得点への期待値が高いプレーヤー。
明本選手は前節に続いてのゴールや、チェイシング、そして体を張った起点となるプレーでチームを助けており、彼らの相互関係がチームを勝利に導いたとも言える。
平野選手はJ1のスピードに未だ慣れていない影響か、ボールロストが多少あったが、機を見ての縦パスには期待が持てた。
ただここ最近、試合内容が芳しくない時間帯が長くなっているのが気になるところ。
小泉選手・ユンカー選手という核となる選手が不在というのは勿論あるが。
個人的に気になるのは、相手に起点となるプレーを簡単にさせすぎているということ。
レッズでは明本選手が裏抜けやポストプレー、被ファールなどで何とか起点を作れていたが、相手ボールの時に前からプレスをかけているにも関わらず、簡単に裏を取られてボールをキープされてしまったり、中盤に降りた選手にマークがついておらず、スペースがある状態で楽々と前を向かせてしまったり。
前者はディフェンスラインのコントロールでオフサイドにするなり、あるいはマークをしっかり受け渡して相手よりも先にボールを触るなりできるだろうし、後者はチーム全体の問題なのかもしれない。
ここを改善して、相手の攻撃を未然に、そして高い位置で防げれば、より主導権を握れるようになるはず。
長くなったが、また次の試合でいい結果を見られることを願い、ここら辺で。
続きはFootball LABデータ更新後にまた。
【2021年8月18日更新】
◼️データ考察
[チャンスビルディングポイント:チーム・スタッツ]
この試合においては、あまりレッズの攻撃が機能したイメージはないけれど、ゴール期待値はレッズが上だった。
今季平均値でも地味にレッズの方が上だが、鳥栖は失点が川崎に次いで少ないチームということもあり、攻撃よりも守備で勝点をを稼いでいるということなのかな。
[チャンスビルディングポイント:個人]
トピックスとして、平野選手が攻撃・奪取ポイントで高ポイント。
本日行われていた、天皇杯京都戦でもいい動きを見せていたようで、彼が中盤の低い位置から攻撃の起点になれれば、前線の選手がより躍動できるようになる。
元々激戦区だったボランチが超激戦区になってきた。
■最後に
ちょろっと前述した天皇杯京都戦は、1-0でレッズの勝利。
残念ながらDAZNにしか加入していないため、Twitterでタイムランを追いかけるしかないのが無念…。
ただ、しっかりと勝ち切り公式戦連勝。
メンバーは鳥栖戦からほぼ変更していないため、次節の徳島線までは中2日しかない。
流石にある程度のメンバー入れ替えはあると思われるが…個人的には柴戸選手・金子選手・ショルツ選手・木下選手が観たいかなぁ。
データ引用元:Football LAB