和製コルドバが追いかける、赤き血のイレブン達。

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【試合レビュー】【DAZN観戦】「価値ある勝点1、取りこぼした勝点2」リーグ戦第28節*鹿島アントラーズ戦(△2-2)

 雑感 

[試合前]

スタメン・サブ:鹿島アントラーズ戦


AFCチャンピオンズリーグで見事に決勝進出を果たしたレッズ。

 

その勢いのまま、リーグ戦に臨む。

 

が、試合間隔があったにも関わらず、メンバーは思いがけず大幅に入れ替え。

 

西川選手・酒井選手・モーベルグ選手・江坂選手といった面々が軒並みベンチ外に。

 

9月5日時点で、コロナ陽性者が複数発生したとのリリースがあったため、恐らく彼らがそれに該当するのかも…。

 

鈴木選手は今シーズンのリーグ戦では初先発。

 

シャルク選手も久しぶりに戻ってきた。

 

[前半]

鹿島はエースの上田選手が海外移籍したとはいえ、逆に海外からカムバックした鈴木選手がイヤらしい。

 

競り合いに強く、自分でボールを持ち運ぶこともできるし、他の選手を使うのも上手い。

 

上田選手の移籍により、破壊力は減少したものの、脅威であることには変わりない。

 

試合序盤はしっかりと無失点で凌ぎたいところだったが、レッズは受けに回ってしまい、苦しい展開に。

 

前半16分、右サイドからクロスを上げられると、中央でカイキ選手に合わせられて失点。

 

クロスを上げた選手への対応、得点者のカイキ選手への対応、どちらも少々甘かった。

 

更に27分には、ペナルティエリア手前中央からカイキ選手がミドルシュート。

 

これは鈴木選手がナイスセーブ…かと思いきや、弾いたボールは転々とゴールマウスへ転がり、何とも痛い追加点。

 

先日は日本代表にも選出され、ポテンシャルは疑いようのない鈴木選手だが、このシーンは試合勘のなさが影響してしまったか。

 

前半半ばまでに2点のビハインドと、J1最少失点のレッズとしては思わぬ展開となった。

 

しかし、直後に1点を返す。

 

右サイドを宮本選手・小泉選手・関根選手のパスワークで突破すると、中央の岩尾選手が松尾選手へ。

 

松尾選手が振り向きざまに放った左足シュートは、鹿島DFに当たってゴールへ。

 

早い時間帯に1点を返せたのは大きい。

 

ただ、久しぶりのスタメンとなったユンカー選手がイマイチ機能していない。

 

ここ最近の試合と比較すると、松尾選手1トップの方がボール回しやコンビネーションが上手くいっていた。

 

得点能力は間違いないので、何とも難しいところ…。

 

前半は1点ビハインドで折り返し。

 

[後半]

選手交代なく開始された後半、鹿島の攻撃は失点の時間帯ほどの怖さはなし。

 

レッズもそこまで決定的なチャンスを創出できずに時間が過ぎるが、後半24分に左サイド、大畑選手が獲得したFK。

 

これを岩尾選手が蹴ると、岩波選手がニアでヘディング。

 

僅かにコースを変えたボールをゴールへ送り込み、レッズが同点に追いつく。

 

AFCチャンピオンズリーグでも、CKから似たようなゴールがあったが、岩尾選手のキック⇒岩波選手のヘッドは大きな武器になりつつあるね。

 

2点差を追いつき、逆転を目指すレッズ。

 

同点前から投入されていた柴戸選手に加え、明本選手とシャルク選手を投入して攻撃的に戦う。

 

すると試合終了間際に大チャンス到来。

 

ショルツ選手の縦パスからカウンター発動し、シャルク選手がタメを作ると、駆け上がってきた明本選手へ絶妙なパス。

 

相手GKと1対1になった明本選手のシュートは、残念ながら戻ってきたDFに防がれてしまい、逆転ゴールならず。

 

試合はそのまま痛み分けの2-2で終了。

 

[試合後]

複数人の主力選手が不在である中、アウェイで2点ビハインドを追いついたという意味では、価値ある勝点1であることは間違いない。

 

しかし、試合展開で言えば、劣勢であったのは2失点までの時間帯であり、それ以降についてはレッズが主導権を握って試合を展開できていた。

 

あわよくば逆転のチャンスもあったことを考えると、どちらかと言えば「勝点2を取り損ねた」と表現していいかもしれない。

 

今節は上位陣が軒並み勝点を取り損ねていたので、勝利できていれば美味しかった…。

 

さて、次節のはホームで柏戦。

 

元レッズの武藤選手に要注意だね。

 

 データ考察【2022年9月11日更新】

[チャンスビルディングポイント:チーム・スタッツ]

チャンスビルディングポイント:チーム

スタッツ


2点ビハインドまでの時間帯こそ劣勢だったが、その後はどちらかと言えばレッズが巻き返したと思っていたので、全体的な攻撃数値が下回っていたのは意外だった。

鹿島はシュート数こそ12本だが、枠内シュートは2本。

 

その2本がどちらも得点(レッズにとっては失点)に繋がってしまったのは悔しい。

 

特に2失点目は防げたであろう失点であったように見えただけにね。

 

まぁ実は鈴木選手は弱冠20歳なので、多少のミスはしょうがないと思っている。

 

これをきっと、糧にする選手だと思うので。

 

[チャンスビルディングポイント:個人]

チャンスビルディングポイント:シュート


鹿島の選手達のポイントが高い項目が多かったため、シュートだけ。

 

松尾選手は今節もチームを救った。

 

2点ビハインドとなった直後に1点を返せたのは、選手達に勇気を与えたはずだし、逆に鹿島にとっては広げたリードをすぐさま失う形になったのだから、気落ちも大きかっただろう。

 

 データ置き場

[試合ハイライト]


www.youtube.com

 

[チャンスビルディングポイント:チーム内ランキング]

チャンスビルディングポイント:2022シーズン_攻撃

チャンスビルディングポイント:2022シーズン_守備

 

[ベストイレブン]

攻撃的ベストイレブン


攻撃的ベストイレブンに岩波選手が選出。

 

同点ゴールの活躍もさることながら、サイドの選手への高性能フィードでビルドアップに貢献。

 

ショルツ選手とのコンビは、日増しに安定感が増している。

 

データ引用元:Football LAB