雑感
[試合前]
直近のルヴァンカップ準々決勝2ndレグ、名古屋戦からは鈴木選手⇒西川選手となったのみで、それ以外は登録メンバーも含めて同じ。
リーグ戦の名古屋戦で前半のみで交代させられてしまった関根・松崎両選手はベンチ外となり、少々苦しい立場になってしまったか。
今節が終了すると、リーグ戦は9月3日の鹿島戦まで間隔が空く。
間にAFCチャンピオンズリーグを挟むものの、スッキリと勝って臨みたいところ。
[前半]
結論から言ってしまうと、試合はレッズのゴールラッシュショーとなった。
大きかったのは前半序盤での2得点。
まずは5分、相手のパスをカットした小泉選手がドリブルで敵陣まで前進すると、逆サイドを駆け上がったモーベルグ選手にラストパス。
これをモーベルグ選手が得意のコースから決めてレッズがあっさり先制。
そして13分には、相手ディフェンスラインのパス回しのミスを突いた松尾選手がボールカット。
中央の小泉選手へラストパスを送ると、難なく流し込み追加点。
これで完全にゲームの主導権を握ったレッズは、岩尾選手を中心としたパス回しで磐田を翻弄。
40分にはモーベルグ選手がドリブルで縦に突破して右足クロス、これが直接ゴールインして3点差で後半へ。
[後半]
後半開始から松尾選手・大畑選手・モーベルグ選手に替えて、ユンカー選手・江坂選手・明本選手を投入したレッズ。
後半の序盤こそ、やや磐田に攻め込まれる時間帯もあったが、これをしのぐと、またもやこの男がゴールを陥れる。
明本選手が小泉選手とのコンビネーションで左サイドを突破してクロス。
これを伊藤選手が鮮やかな左足ボレー。
先日のルヴァンカップ名古屋戦のデジャヴとも言えるようなゴラッソが決まって4-0。
その3分後には伊藤選手のクロスを中央で受けた小泉選手が落ち着いて決めて5-0。
仕上げはカウンターからユンカー選手が決めて6-0。
前節のワーストゲームが嘘のように、見事な大勝を収めた。
[試合後]
本日は全員素晴らしい出来。
2得点2アシストの小泉選手、1得点1アシストの伊藤選手、2得点のモーベルグ選手ら、得点に絡んだ選手は言わずもがな。
それ以外だと、西川選手と安居選手が素晴らしかった。
西川選手は大差がついた後も、集中力を切らさずに相手の決定機を防いだ。
安居選手は20分程度の出場時間だったが、高い技術にボール奪取、前にボールを運ぶ推進力や意識の高さを披露。
柴戸選手・平野選手不在の中、確かな存在感を示した。
伊藤選手がこのままだと近いうちに海外に行ってしまいそうなので、安居選手にはそれまでに伊藤選手の穴を埋められる以上の成長が期待される。
それにしても予想以上の大勝で気分は上々。
AFCチャンピオンズリーグに弾みがついたかな。
データ考察【2022年8月21日更新】
[チャンスビルディングポイント:チーム・スタッツ]
大勝した試合だけに、チャンスビルディングポイントやスタッツも観ていて楽しい。
シュート18本でシュート11本枠内は、シュート精度が高かった、とも言えるけど、試合を観ていた限りでは、相手のミスや自分達の攻撃で決定的なシーンを数多く作れていたことが要因と考えている。
ただ相手のミスを差し置いても、レッズの出来は素晴らしかったと思う。
ルヴァンカップの名古屋戦に続き、2試合連続で複数得点の無失点。
リーグ戦上位の相手と対戦していないということもあるが、前節の名古屋戦の敗戦を引きずることなく、好調をキープ。
リンセン選手が不在にもかかわらず、チームの完成度が急激に高まりつつある。
[チャンスビルディングポイント:個人]
意外にも、攻撃に関するチャンスビルディングポイントは磐田の選手がトップだったため、シュートポイントのみ。
この日2得点のモーベルグ選手と小泉選手が1位と2位。
モーベルグ選手は、ここ最近の試合は、出場すればゴールかアシストのどちらかで得点に絡んでいる。
正しく10番に相応しい活躍。
小泉選手も、好調のチームの中にあって、両足を活かしたキープからの展開力やスルーパスで攻撃を牽引。
今節のゴールがシーズン初ゴールと、かなり時間はかかったが、江坂選手が本調子とは言い難い中、トップ下のポジションでスタメンを勝ち取っている。
データ置き場
[試合ハイライト]
[チャンスビルディングポイント:チーム内ランキング]
[ベストイレブン]
攻撃的ベストイレブンに伊藤選手・小泉選手・モーベルグ選手が選出。
守備的ベストイレブンには岩尾選手が選出。
6得点大勝したので、攻撃的ベストイレブンに3人が選出されるのも納得。
データ引用元:Football LAB