雑感
[試合前]
スタメン・サブは上記。
小泉選手がベンチ外となり、安居選手がトップ下でスタメン起用。
ベンチには個人的に期待の早川選手。
[前半]
福岡の戦い方は、前節のガンバと似てシンプル。
前線の山岸選手にロングボールを放り込むやり方が多かった。
ただこれまではよく知らなかったのだが、この山岸選手が中々に競り合いが強い。
もちろんレッズのCBも強いので、簡単にやらせているわけではないが、ディフェンスラインを押し下げられつつあった。
攻撃面はここ最近の課題が引き続き。
前節は2トップを採用して上手くいかなかったためか、今節はスタートからいつもの陣形に戻した。
ただ、効果的なアタックはあまり観られず。
ゴールに迫ったシーンでは、荻原選手のクロスを興梠選手が収め、フェイントで相手を交わしてから折り返し。
安居選手が詰めてネットを揺らしたが、興梠選手のハンドを取られてノーゴールの判定。
まぁテレビで観てても「ハンドでは?」って思えるほどだったから仕方ないね。
前半はスコアレスで後半へ。
[後半]
後半も相変わらず堅守の福岡を攻めあぐねるシーンが続く。
中央が固いので、サイドから突破口を開きたいところだが、関根選手と大久保選手も今日はあまり動きが良くなく。
一方でレッズ守備陣は本日も奮闘。
特に西川選手が鬼神のような働きぶり。
61分にはルキアン選手の鋭いミドルシュートをがっちりキャッチする離れ業。
グローブにマグネットでもついてるのかと勘違いするような吸着ぶり。
続けて62分にはビルドアップのミスからボールを失い、クロスをゴール至近距離で合わせられる大ピンチも、西川選手がセーブ。
この時間帯はいつ失点してもおかしくないシーンが続いたが、何とか無失点で切り抜ける。
反撃に出たいレッズだが、明本選手の負傷による交代や、途中出場のシャルク選手・カンテ選手・平野選手らもイマイチ噛み合わず。
チャンスシーンは、シャルク選手のスルーパスに大久保選手が、平野選手のスルーパスに馬渡選手が、それぞれ抜け出してシュートを放ったシーン。
しかしいずれも、相手GKに防がれ得点ならず。
スコアレスドローで勝点1にとどまった。
[試合後]
得点機はあったものの、決定的な場面を作り出していたのは、どちらかと言えば福岡だったように思う。
だから今節は、勝点1をもぎ取った、という表現がしっくりくる。
強いチームは、こんな試合でもセットプレーから点を取って勝ってしまうんだろうけど…。
まだまだ伸びしろがある、ということかな。
データ考察
[チャンスビルディングポイント:チーム・スタッツ]
ボール支配率は上回っているが、典型的な攻めあぐねた試合。
ゴール期待値は低く、シュート数・枠内シュート数いずれも福岡を下回った。
守備陣の奮闘ぶりには目を見張るが、一方で攻撃陣の破壊力不足は火を見るよりも明らか。
スコルジャ監督も頭を悩ませているところではあろうものの、まずは何とか、既存の選手達の配置や活かし方で改善を図ってほしい。
データ置き場
[試合ハイライト]
データ引用元:Football LAB